かなり少なめかも
かなり少なめかも
公開日 2021/07/20
更新日 2021/07/20

かなり少なめかも

30代の平均貯蓄額は約530万円なので、老後の準備資金としてはまだまだこれから。焦らずまずは自分が毎月何にいくら使っているか家計の見える化をして、毎月の貯蓄額を設定しましょう。キャッシングやリボ払い習慣がある人はやめることが第1歩です。

<参照>
厚生労働省 2019年「国民生活基礎調査」世帯数-1世帯当たり平均貯蓄額,世帯主の年齢(10歳階級)・貯蓄の有無-貯蓄額階級別 30-39歳より引用
  • ■30代独身女性の資産総額は…

    厚生労働省の全国家計構造調査2019によると、20代独身女性の平均金融資産は約196万円。他の世代と比べるとまだ住宅を保有している人が少ないため、純資産総額(金融資産+住宅・宅地)の平均値は約217万円となっています。ただ、30代になると住宅購入する人が増え、金融資産は220万ほど増え422万円となります。一方で、純資産総額は約1200万円増加し、1396万円になります。

  • ■ほか世代の総資産額は?

    ちなみに、40代は金融資産と純資産ともに増加傾向にあり、金融資産は平均で約872万円となり純資産総額は約2281万円となります。50代になると、純資産総額は大きく変化せず金融資産は増加し約1122万円となります。60代は働く方も減るため、金融資産は横ばいとなります。

  • データからは、比較的収入が少ない20代や、収入が減る50代は純資産総額が増えづらくなっていることが分かります。キーになるのは「30代、40代でいかに資産を増やすか」ということです。

  • ■お金のプロに聞いた!老後資金、どうやって準備していく?

    では、具体的にどうすればいいのでしょうか?「準備したいが、お金がない」「準備したいが、やり方が分からない」という方のために、ファイナンシャルプランナー 加倉井慎さんに、お話をうかがいました。

  • Q.ライフスタイルにもよるので一概には言えませんが、独身女性の場合、老後資金にはいくらくらい用意しておけばいいのでしょうか?

  • 5000万円です。

    現在毎月いくら支出しているか考えてみてください。この支出に基づき老後、いくら必要か計算します。老後やりたいこと、遊びたいことも一緒に考えてみるとよいでしょう。

  • 次に老後の収入を考えます。いちばん大きい収入は老齢年金ですよね。ねんきん定期便を引っ張りだしていただき、いくらもらえるのか確認です。他にも企業年金、個人年金、iDeCoなど、現役時代に貯めていけそうな金融商品でいくらもらえるか確認しましょう。

  • では、「いつまで」なのか?例えば65歳で退職し、寿命は女性の平均寿命87歳と考えても良いですが、少し長めの90歳、ざっと25年を想定します。もっと長生きという方もいらっしゃると思うので、その際は100歳やそれ以上でもよいと思います。これで準備は万端。

  • (生活に必要な支出/月―老後の収入/月)×12カ月×25年

  • プラスになりましたか?多くの方はマイナスになったのでは!?

    ご自身の金額を算出してみましょう。

    生活レベル、老後の収入、資産形成の状況によって変わってきますよね。2000万円あれば十分足りる方、1億円不足する方、様々だと思います。

    ※念のため、ゆとりのある生活費は月々36.1万円といわれております。ご参考までに。

  • 冒頭にお伝えした5000万円は、以下の式で算出しました。

  • (ゆとりのある生活費36万円/月)―(老後の収入20万円/月)=16万円 

    毎月不足

    老後の期間を25年とすると…

    16万円×12カ月×25年=4800万円 ≒ 5000万円!というわけです。

  • Q. 普通預金、定期預金、積立定期預金・定期積金、保険商品、株式投資、NISA、投資信託、iDeCo(個人型確定拠出年金)、外貨預金、年金財形貯蓄の順で人気があることは分かりました。加倉井さんが特にオススメするのは?

  • 老後の資産形成であれば断然iDeCoです。税金が戻りますし、運用すると必ずかかる税金がかかりません。厚生労働省が管轄している金融商品です。そう。我々の年金を運用してくれている機関です。少しは安心できるのではないでしょうか。

  • 投資って難しいとお考えの方、多いかと思います。職業、年齢によっても選ぶ商品が変わるため一概には言えませんが、投資をはじめる方は増えています。ファッション誌なんかでも特集が組まれるのを最近みますね。一度話を聞いてみる、試してみると増える楽しみが覚えられると思いますよ。

  • Q.毎月、決まった額を老後資金として捻出する方法もありそう。手取りの何%を使う、など決めておくと良いのでしょうか?

  • ズバリ手取りの20%です。できる方は25%を目指してみてください!月々で考えると、毎月トントンだから無理!という方もいるのでは?ボーナスがありますよ。ボーナス1回あたりにいくら、年2回の一部を貯蓄へと考えれば少し気が楽になるのではないでしょうか。

  • 考え方としては年間手取りがいくらになるから、そのうちの20%と計算します。無理なく月々いくらと設定したり、ボーナスでいくらとしてもいいですね。

  • Q. 理想論でいいので、20代でいくら、30代でいくら、40代でいくらあると良いなど、世代別の目標・金融資産残高を教えていただけますか。目標値はクリアなほうが継続しやすいです。

  • 20代は200万円

    30代は500万円

    40代は900万円

  • です。独身女性の平均金融資産残高以上を目指していくとよいかと思います。

    冒頭の平均貯蓄額はあくまで『平均』なので、平均より低いからといってあまり落ち込むことはありませんよ。年収もばらばらですし、家賃を払ってる人もいれば、そうでない人もいるので。

  • もちろん前項でお伝えしましたとおり、少なくとも手取りの20%を貯蓄していただきたいので、収入が多ければ貯蓄額も多くなります。一つの目安にしていただくと良いのではないでしょうか。

  • 加倉井 慎さん

    ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん
    医療業界の営業を経て、ファイナンシャルプランナーに転身。家計の見直し、保険相談、不動産売買のアドバイス、住宅ローンなどの相談を受け、担当世帯400世帯以上。大手金融機関社内で表彰される。2021年MDRT会員。お客様に寄り添うアドバイスで、「一家に一 人、加倉井を」という存在を目指して活動中。https://ikkanihitori.com/

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