いくらかかった?何を重視した?みんなのマイホーム事情2021
いくらかかった?何を重視した?みんなのマイホーム事情2021
公開日 2021/03/01
更新日 2021/03/01

いくらかかった?何を重視した?みんなのマイホーム事情2021

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、リモートワークが普及し、住環境に求めるものが変わった、という人も多いのでは?今回は、全国の20代~40代既婚女性617名にアンケートを実施し、マイホーム購入の実態を調査。マイホーム購入の動機、気になる金額から重視した点まで、あれこれリサーチしました。
また、コロナ禍でのマイホーム購入の注意について、ファイナンシャルプランナーさんに教えてもらいました!

取材・文/小竹美沙 監修/加倉井慎 イラスト/naotte
  • 2020年3月以降にマイホームを購入した人は全体の約15%!

    全国の既婚女性617人に調査したところ、新型コロナウイルス感染症拡大以降に「マイホームを購入した」と回答した人は82人で全体の13.3%、また「購入していないが購入を検討中」と答えた人は97人で全体の15.7%を占めることがわかりました。購入した人&検討している人を合わせると、全体の29%に。

    マイホームを購入した82人
    (13.3%)
    購入していないが購入を検討中97人
    (15.7%)

  • 購入した住宅の種類は?

    いちばん多いのは、「一戸建て(注文住宅)」が33人で全体の40.2%、次に多いのは「一戸建て(建売住宅)」が28人で全体の34.1%。3位は「中高層型マンション」が4人で4.9%となりました。4位は同率で、「一戸建て(建築条件付き土地)」、「一戸建て(中古)」、「タワー型マンション」が各3人で3.7%、という結果となりました。

    一戸建て(注文住宅)33人
    (40.2%)
    一戸建て(建売住宅)28人
    (34.1%)
    中高層型マンション4人
    (4.9%)
    一戸建て(建築条件付き土地)3人
    (3.7%)
    一戸建て(中古)3人
    (3.7%)
    タワー型マンション3人
    (3.7%)

  • また、「一戸建て」を購入した人が全体の8割弱を占めており、マンションを購入した人は全体の1割強という結果になりました。一戸建て住宅を購入した人の6割弱は注文住宅であることから、自分が住みたい間取りやデザイン性を重視する傾向がうかがえます。

    マイホーム
  • 購入する前は、どのような住宅に住んでいた?

    最も多いのは「持ち家(一戸建て)」が34人で全体の41.5%、次が「賃貸(マンション等集合住宅)」が27人で32.9%、そして「持ち家(マンション等集合住宅)」が10人で全体の12.2%という結果になりました。

    持ち家(一戸建て)34人
    (41.5%)
    賃貸(マンション等集合住宅)27人
    (32.9%)
    持ち家(マンション等集合住宅)10人
    (12.2%)

  • 何歳で購入したの?

    購入した人の平均年齢は約27歳。最も若い人では、21歳となっており、20代が全体の2/3を占めています。

  • なぜ、マイホームを購入したの?

    気になるのは、マイホーム購入の動機。圧倒的に多かったのは「子供の誕生、成長(入学や卒業なども含む)」など家庭環境の変化によるものが53.7%。2位は、「家に対する不満」で32.9%。部屋の間取り、築年数、駅からの距離など、自分のライフスタイルに合った家に住みたい人が多くいました。3位は、「住宅ローンを支払える年齢を考えて」で31.7%、4位は「結婚や恋人、パートナーとの同居」で26.8%、そして5位に「住宅関連費用を下げるため」が20.7%、と金銭的な理由もランクイン。

    子供の誕生、成長(入学や卒業なども含む)53.7%
    家に対する不満32.9%
    住宅ローンを支払える年齢を考えて31.7%
    結婚や恋人、パートナーとの同居26.8%
    住宅関連費用を下げるため20.7%

  • 購入にあたり、重視したことは?

    購入者に、重視したポイントを5つランキング形式で質問しました。最も重視するとの声が多かったのは「価格」、次に「間取り」となりました。3位は、「耐震性能」、同率4位は「キッチンなどの住宅設備」、「収納スペースの充実」と、間取りに関連したポイントが上位に。他に、「周辺環境」、「利便性」、「遮音性」、「デザイン」も重視される結果になりました。

    1位価格
    2位間取り
    3位耐震性能
    4位キッチンなどの住宅設備
    4位収納スペースの充実

  • ズバリ、おいくらでしたか?

    マイホームの価格は、20代が購入した家の価格は平均2200万円程度。30~40代が購入したマイホームの価格は平均3100万円となりました。

    20代平均2200万円
    30~40代平均3100万円

  • マイホームの購入にあたり、後悔していることはある?

    これも友人には聞きづらい質問。後悔していることを聞くと……

  • 「もう少し情報収集をしてから間取りを考えれば良かった」

  • 「もっとハウスメーカーに足を運んでおけば良かった」

  • 「もう少し若いときに購入したほうが、ローン組みもスムーズだったと思う」

  • 「頭金を用意しておくべきだった」

  • といった声が寄せられました。

  • マイホームは人生を左右する大きな買い物。それだけに、ローンを組む際の注意点も知っておきたいところ。

  • 今回はFP加倉井慎さんに、コロナ禍でどのよう人は購入するのがオススメか、どのような人は購入を控えたほうがいいのか、アドバイスを頂きました。

  • コロナ禍でも、マイホームを購入すべきはどのような人?

    ―――― マイホームを購入するのがオススメなのは、どのような人でしょうか?

  • 「結婚、出産など、家庭環境が決まりつつある方には、購入をオススメします。お子さまの教育方針が決まると、住んでいる場所から離れづらくなります。

  • また、転勤があまりない方、自宅をDIYして自分流に楽しみたい方にもオススメ。自分の家ですので、壊してもOK、付けてもOK、何をしてもOKですので、住環境をアレンジしたい方には適していると言えます。

  • また、金銭的なメリットも生まれるかもしれません。いずれ自宅を売って売買益を期待したい方、住宅ローン控除を使用して節税をしたい方も良いでしょう」

  • ―――― 現在は購入を控えたほうがオススメ、というのはどのようなタイプの人ですか?

  • 「テレワーク中心となった昨今、どこでも仕事ができる時代。好きな時に好きな場所に行きたいと思う方、ひとつの所にとどまれない、環境変化を常に望む方は控えたほうが良いでしょう。

  • 他に、会社から家賃補助が出る方、好みの家にどんどん住み替えたいという方も、現時点での購入は控えた方がよいでしょう」

  • ―――― 買いたいという場合、頭金はどれくらい用意すればいいですか?

  • 「今は、頭金はいらないです。20年以上前は2~3割の頭金を入れて購入するのが一般的でしたが、当時は住宅ローン金利が高かったためです。

  • 現在では0.4%を切る銀行も数多く出てきています。

  • 住宅ローン控除の仕組みを知っておくと、住宅を購入するメリットが分かります。後ほど、改めて理由をお伝えします」

  • ―――― 毎月、理想の返済額はいくらくらいですか。

  • 「収入の20%程度が理想です。 固定資産税や火災保険等の定期的にかかる費用も考える必要があります。

  • マンションにお住まいの方は、管理費、修繕積立金なども住宅ローンに上乗せされます。

  • 住宅ローン以外の費用も考慮し、月々支払う額を決められるとよいでしょう」

  • ―――― マイホーム購入に際して、知っておくべき制度があれば教えてください。

  • 「まず1つめは、住宅ローンの控除。控除を得るためには、家の広さ、築年数等も大切です。住宅ローン控除の仕組みは、年末残高の1%が還付されるというもの。

  • 例えば、住宅ローンを組むと住宅ローン金利が0.4%なら差し引き0.6%もお得に。金利以上に戻りが多いため、頭金なしをオススメします。コロナの影響で、2021年9月までに契約すると13年間の住宅ローン控除が得られます。

  • 2つめは、住まいの給付制度。住宅ローンを組むと団体信用生命保険(団信)に加入するため、亡くなった時は住宅ローン返済なし!

  • 団信のグレードアップ、死亡だけではなく、3大疾病でも支払い不要になります。銀行によっては8大疾病まで保障してくれるところもあります。

  • これは、生命保険を見直すチャンスでもあります。住宅ローンを組むことで、月々の負担を減らせるかもしれません」

  • 一生、賃貸に住むことのメリット&デメリットは?

    「賃貸に住むと、収入の変動に応じて家賃を変えられます。

  • 例えば、コロナ渦で収入がダウンした場合は、家賃が安いところに引っ越しが可能です。また、テレワーク中心の生活なら、地方移住もできます。住みたい家賃、住みたい場所にすぐに行けてしまうのは賃貸ならではのメリットです。

  • ライフスタイルの変化、家族が増えたり減ったり、というときも自由に引っ越しが可能です。

  • デメリットは一生家賃を払い続けないといけないこと。老後のお金が心配なのに、現役時代と同じような額の住宅費を支払い続けないといけません。

  • ご家族をお持ちの方は、万が一のことがあった場合、残されたご家族が家賃を引き続き払わないといけないため、同じように金銭的な不安が残ります。

  • また、年齢を重ねていくとオーナーさんによっては更新をさせてくれない場合もあります」

  • 自分のライフスタイルの在り方を見定めながら、購入か賃貸か、どちらかが合っているのかどういう暮らしをしていきたいのかを考えると良さそうです。

  • ※アンケートはファストアスク登録会員の20代~40代女性(既婚)617人に実施(2021年1月調べ)

  • ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん

    教えてくれたのは ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん
    医療業界の営業を経て、フィナンシャルプランナーに転身。家計の見直し、保険相談、不動産売買のアドバイス、住宅ローンなどの相談を受け、担当世帯400世帯以上。大手金融機関社内で表彰される。2021年MDRT会員。お客様に寄り添うアドバイスで、「一家に一人、加倉井を」という存在を目指して活動中。https://ikkanihitori.com/profile/

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