【こんな時どうする?】助けてFPさん!「ついつい貯蓄に手を出してしまいます…」
【こんな時どうする?】助けてFPさん!「ついつい貯蓄に手を出してしまいます…」
公開日 2021/02/22
更新日 2021/02/22

【こんな時どうする?】助けてFPさん!「ついつい貯蓄に手を出してしまいます…」

「今月はもうお金をおろさないぞ!」と心に決めた時に限って、欲しかったものに出会ったり、家電が壊れたり…。「お金を貯めたい」と思っているけれど、「ちょっとくらい」とつい手を出してしまう、この浪費グセをなんとかしたい!そんなお悩みをファイナンシャルプランナーさんに相談しました。

取材・文/菅野美咲(amuelle編集部) 監修/加倉井慎
  • 貯蓄を増やしたいのですが、「2万円くらい引き出しても変わらない」「来月の貯蓄金額を倍にすればいいか」など言い訳をして貯蓄に手を出してしまいます。お給料が入ったらすぐに別口座に移す「先取り貯蓄」を何度か試したことはあるのですが、お金がある安心感からついカードで大きな買い物をしてしまい、結局先取り貯蓄分をカードの支払いに充てる、というループでうまくいきません。貯蓄を引き出さずに生活をしたいのですが、何か良い方法はありますか?

    【相談者プロフィール】

    ・Yさん(女性、32歳、未婚)

    ・職業:会社員(事務職)

    ・居住形態:都内の賃貸アパート

    ・手取り収入:21万円/月

「貯蓄額は無理してないですか?引き出せない仕組みをつくるのが重要」

  • 「貯蓄をしなきゃ」とわかっていても、使えるお金が足りなくなる→貯蓄を引き出す、の苦しいループですね。このループがつづくと貯蓄はなかなか増えませんし、貯蓄の引き出しグセがついてしまいます。どうやったらこのループから抜け出せるのか、ポイントをお答えしていきますね。

  • ①まずは家計の収入と支出を把握する

    貯蓄が苦手な人の特徴として、家計の収支を把握していない方が多いです。貯蓄がなかなかできない原因は様々。現状の家計の流れを把握することで、自分が貯蓄できない理由が見えてきます。まずは1か月、何にどれくらいのお金を使っているのかを知るために、家計簿をつけてみましょう。クレジットカードの明細をみたり、レシートをもらって手帳にメモするだけでもOKです。楽ちんでおすすめなのは家計簿アプリとクレジットカードや銀行口座を紐づけること。家計の現状を把握することで、具体的な浪費項目やムダポイントが見えてきます。

  • ②現実的な貯蓄金額を設定する

    削れそうな項目がわかったら、次に貯蓄金額を決めましょう。先取り貯蓄をしようとし、いきなり10万円や20万円など大きな金額設定をする方も多いですが、無理な貯蓄は続きません。貯蓄額の目安は手取り収入の20%~25%が一般的です。Yさんの場合手取り収入が月に21万円なので4.2~5.25 万円程度が貯蓄の目安ですね。まずは小さい金額から毎月貯金をしてみましょう。

  • ③貯蓄の仕組みをつくる

    「余ったら貯蓄にまわそう」という「なりゆき貯金」ではなく、自動的にお金が貯まる仕組みを作りましょう。自分でサブ口座に移す先取り貯金より、財形貯蓄や積立預金など、お給料から自動的に貯蓄として引かれる制度を利用するのがおすすめです。また、貯金用口座のキャッシュカードは財布にいれない、なんて日頃の習慣も貯蓄を守るためには大事です。

  • ④貯蓄=銀行預金だけではない

    「貯蓄」と聞くと、銀行にお金を預けるイメージが一般的かと思いますが、投資にも目を向けてみてください。「投資」と聞くとなんだか難しそう、損をするのでは?と思う方も多いかもしれませんが、つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)という制度があり、これはローリスク・ローリターンで資産形成ができます。iDeCoを活用した投資資金は原則として60歳までは引き出せないので、「引き出しグセ」がある人にはもってこいですね。

  • 派遣社員やパート・アルバイトの人ほど大事!個人型確定拠出年金「iDeCo」の基本、教えます

  • ⑤まずは500円から始める

    財形貯蓄やiDeCoなど、わかっているけど申し込みや手続きが面倒…という人は、500円貯金から始めてみるのも大事です。最近はゲーム感覚で貯蓄が楽しめるアプリや「推し貯金」(好きなアイドルのCMを見たら500円貯金する等)といった貯蓄を楽しむアイディアもあります。小銭貯金も立派な貯蓄方法の1つ。まずは貯蓄の意識習慣として、500円貯金から始めてみましょう。

必要な時には引き出してOK。そのための貯蓄

  • 貯蓄の目的にもよりますが、事故や病気といった急な出費の際には、貯蓄を引き出してOK。「貯めれない体質だからしょうがない」「収入が少ないから無理!」なんてあきらめずに、できるとところから貯蓄をはじめてみましょう。

  • ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん

    教えてくれたのはこの方 ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん
    医療業界の営業を経て、フィナンシャルプランナーに転身。家計の見直し、保険相談、不動産売買のアドバイス、住宅ローンなどの相談を受け、担当世帯400世帯以上。大手金融機関社内で表彰される。2021年MDRT会員。お客様に寄り添うアドバイスで、「一家に一人、加倉井を」という存在を目指して活動中。https://ikkanihitori.com/profile/

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