DINKs(ディンクス)とは? 今話題の家庭のあり方・メリットデメリット
DINKs(ディンクス)とは? 今話題の家庭のあり方・メリットデメリット

2019/01/30

DINKs(ディンクス)とは? 今話題の家庭のあり方・メリットデメリット

これから結婚・婚活を考えている人は夫婦像や家庭像にさまざまな理想を描いていることでしょう。
DINKs(ディンクス)という家庭のあり方が最近注目を集めていることはご存知ですか?
1980年頃にアメリカで生まれた言葉で、最近では日本でも一般的に使われるようになってきました。

今回はDINKs(ディンクス)がどのようなものなのか、メリット・デメリットを踏まえてご紹介していきますので、将来の選択肢のひとつとして参考にしてみてください。

DINKs(ディンクス)とは?

  • DINKs(ディンクス)は「Double Income No Kids」の頭文字を取った造語で、子どものいない共働き世帯(夫婦)を指します。ただし何らかの事情があって子どもができない夫婦は含まず、意識的に子どもをもたないと決めた夫婦のことです。

  • DINKs(ディンクス)を選ぶ理由5つ

    結婚した夫婦がDINKs(ディンクス)を選ぶ理由はさまざまで、価値観の多様化も影響しているでしょう。一概に何かひとつが決定的な理由になっているとは言えませんが、参考程度に5つの理由をご紹介します。

  • 【夫婦の時間】

    子どもをもてば“家族の時間”が優先され“夫婦の時間”は持ちにくくなるもの。家族や周囲の協力があれば全く持てないわけではないでしょうが、どうしても制限はあります。子どもをもたないことで旅行や趣味の時間を夫婦で存分に楽しめることも、DINKs(ディンクス)を選ぶ理由として挙げられます。

  • 【個人の時間】

    交際時からお互いの趣味や別々に過ごす時間を尊重しているカップルの場合、結婚後も個人の時間を大切にしたいと考えていることも。子どもをもつと夫婦それぞれに自由な時間を捻出するのが難しくなるという点は否めず、DINKs(ディンクス)の選択に繋がっています。

  • 【経済的な面】

    子育てには何かとお金がかかるものです。出産を機に女性のワークスタイルが変われば、世帯収入が減少する可能性も。子どもをもたずに共働きを継続すれば自由に使えるお金は比較的多く、貯蓄や趣味に費やすことも可能です。経済的に余裕のある結婚生活が送れることも、DINKs(ディンクス)が選択される理由のひとつです。

  • 【女性の社会進出】

    ひと昔前まで、女性は結婚したら専業主婦になるという価値観が一般的でした。しかし昨今では女性の社会進出が推奨されるようになり、共働き世帯も珍しくありません。一方で女性が将来的なキャリア形成を考えたときに、産休や育休、仕事と育児の両立がハードルになるという側面もいまだにあります。出産し、子どもを育てながらでもキャリアアップしている女性もいますが、身近にロールモデルがいなかったり、会社の制度が整っていなかったりすると、出産後のキャリアに不安を抱く女性も多いでしょう。そうした女性の仕事に重きを置く価値観は、DINKs(ディンクス)を選択するひとつの理由となっています。

  • 【子どもが欲しくない】

    子どもが好きじゃない、親になれる自信がない、出産に抵抗があるなど、さまざまな理由から子どもが欲しくないと思っている人も。愛する人とずっと二人で過ごしたいというのは、DINKs(ディンクス)を選択するごくシンプルな理由でしょう。

  • DINKs(ディンクス)のメリット

    DINKs(ディンクス)を選んだ夫婦が得られるメリットとして真っ先に挙がるのは、時間と経済的な余裕を持てること。子育てにかかるであろう時間やお金の使い道を夫婦で自由に決めることができます。女性の産休や育休がなく、ワークスタイルの変化も少ないことから、世帯年収も子育て世帯に比べれば高くなる傾向があります。子育てによるさまざまな制限がない分、仕事や趣味にも集中する環境が作りやすいでしょう。

    また、住まいを選択する際も自由度が高くなるメリットがあります。子どもがいる家庭の場合は、子どもの成長や進学・通学を考慮しなければならない分、住まいを選んだり購入したりする際にタイミングや条件など検討すべき事項が多くなります。その点DINKs(ディンクス)は夫婦ふたりだけの希望に沿って住まいを選択できます。経済的な余裕がある分、住まいに費用をかけることもできるでしょう。

  • DINKs(ディンクス)のデメリット

    一見メリットばかりのように見えるDINKs(ディンクス)ですが、デメリットもあります。まず挙げられるのが金銭面で、余裕があるからこそ管理がおろそかになる可能性があります。独身時代と変わらず自由にお金を使いやすいため、気付いたら夫婦ともに貯蓄がゼロだったなんてことも。また、子育てにかかる費用を捻出しなくていいため、日々の生活や趣味に費やす金額は大きくなりがちです。生活水準が高くなりやすく、収入が減る退職後や老後にどう生活をしていくか考えておかなければなりません。

  • さらに意外なデメリットとなるのが相続問題です。子どもがいないから遺産相続で揉めることはないと考えがちですが、親や兄弟に相続権が発生することを忘れてはいけません。義理の両親が亡くなっていても、兄弟や甥姪がいれば法定相続人となります。相続財産が不動産しかない場合には相続人同士で共有することとなり、売却しようと思っても全員の合意を得なければなりません。親族で遺産相続する場合は親子で相続するよりも複雑になりがちなので注意が必要です。

  • また、社会的に少子化が問題視されている今の日本には、子どもをもたない選択に対して否定的な考えを持っている人もいます。「子どもがいないと自由でいいね」などと言われて、そこに悪意がなかったとしてもストレスに感じてしまうことも。あえてDINKs(ディンクス)を公言していなくても、肩身が狭く感じたり不快に思う場面に出合ったりする可能性がゼロではないことを頭に置いておきましょう。

DINKs(ディンクス)の親の反応は?

  • 価値観の多様化が進んできたとはいえ、結婚したら子どもをもつものと考えている親世代はまだまだ多いでしょう。「結婚は?」「子どもは?」と親からつつかれた経験を持っている人も少なくないはずです。DINKs(ディンクス)を選択したと話せば否定的なことを言われる可能性は否めません。両親に話すのは勇気がいるでしょうが、事あるごとに「子どもはまだなの?」と言われたり、不妊を心配して変に気遣われたりすれば、それがストレスとなることも考えられます。孫の顔を見たいと願う親の気持ちに胸が痛むかもしれませんが、結婚は親のためにするものではありません。夫婦で話し合ったうえでの選択なのですから、勇気をもって打ち明けることをオススメします。時間はかかるかもしれませんが理解してもらえるはずですよ。

DINKs(ディンクス)の家計事情

  • デメリットでも挙げたように、余裕があるからこそ管理がおろそかになりがちなDINKs(ディンクス)の家計事情。共働きで子どもがいないと財布は別々になりやすく、住宅費や食費、水光熱費など夫婦に共通する出費以外はお互いに自己管理というケースも多いでしょう。独身時代の感覚が抜けにくいため、老後や想定外の出費に対する備えが甘くなりがちなので注意が必要です。子どもをもたなくても、親の介護が必要になったり夫婦どちらかが働けない状態に陥ったりと、お金が必要となる場面はいつ訪れるかわかりません。いざというときに備えて、共同の貯蓄口座を持ったり、ざっくりでもお互いの貯蓄を把握したり、お金の管理について夫婦間でのルールを明確にしておくと安心ですよ。

    DINKs(ディンクス)にはきっかけがない分、結婚後は貯蓄について話すタイミングを逃しやすい面があります。独身の感覚をそのまま結婚生活に持ち込まないよう、DINKs(ディンクス)を選択するタイミングで将来設計を共有するのがオススメです。理想の生活スタイルや退職後のことを話し合って、それに合わせた貯蓄の計画を立てるといいでしょう。

DINKs(ディンクス)は戸建て?マンション?

  • DINKs(ディンクス)を選択するメリットとして住まいを選択する自由度が高いことを挙げましたが、どのような住まいが最適なのでしょうか?部屋の条件の他に、戸建てとマンションのどちらがいいかも悩みどころ。しかし最も大切なのは住まいの形態よりも、夫婦がどのように暮らしたいかです。ライフスタイルやふたりの希望に沿って選ぶようにしましょう。

  • 最近ではDINKs(ディンクス)向けの住宅も幅広く提供されていて、住宅用語にはDINKs(ディンクス)マンションという言葉もあります。明確な定義は存在しませんが、夫婦ふたりで使いやすい1LDK~2LDKのタイプで通勤に便利な都心部や駅から近い場所に位置する物件が多いようです。また不動産業界においては、DINKs(ディンクス)は子育て世帯に比べると金銭的な余裕がある世帯が多いため、グレード感や付帯設備、サービス面を重視するニーズが高いとされています。そうは言っても住まいに求める条件は人それぞれ違うもの。通勤のしやすさ、休日の過ごしやすさ、家事のしやすさなど、お互いに何を優先したいか話し合ってみましょう。

  • 意識的に子どもをもたずに共働きで2つの収入源をもつという夫婦のあり方、DINKs(ディンクス)は価値観の多様化が進んだことにより、さまざまな理由で選択されています。子どもをもたないことで時間や経済的な余裕が得られる一方で、貯蓄や相続の問題を抱えやすい側面も。結婚したら子どもをもつことが一般的という価値観も日本ではいまだ根強く、周囲や両親に理解してもらいにくいこともあるかもしれません。しかし結婚は夫婦ふたりのためのもの。メリットやデメリットを理解したうえで、選択肢のひとつとして考えてみると良いでしょう。DINKs(ディンクス)を選択した場合は、お金のことや住まいのこともパートナーとよく話してみてくださいね。

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