イヤイヤ期はいつからいつまで?子どもの行動特徴や原因、保護者の対応方法を解説!
イヤイヤ期はいつからいつまで?子どもの行動特徴や原因、保護者の対応方法を解説!
公開日 2021/01/28
更新日 2021/01/28

イヤイヤ期はいつからいつまで?子どもの行動特徴や原因、保護者の対応方法を解説!

「イヤ!」「自分で!」と激しい自己主張が始まるイヤイヤ期の子どもたち。その言葉や行動に困惑する保護者は少なくありません。ここでは、イヤイヤ期がみられやすい1歳、2歳、3歳児の特徴や子どもの気持ち、イヤイヤ期が子どもの成長に必要な理由、そして対応の仕方など、ぜひ知っておきたいポイントをまとめてお伝えします。

執筆:中澤仁美(保育士)

イヤイヤ期とは

  • イヤイヤ期とは、2歳前後の子どもにみられる「第一次反抗期」のこと。保護者の全面的な世話で生活が成り立っている赤ちゃん時代は、良くも悪くも大人のペースで物事を進めることが可能でした。

  • しかし、本格的に自我が芽生えてくるこの時期、子どもは自分のやり方を大切にしたいという気持ちが強くなります。それをうまく言葉にできなかったり、思い通りにならなかったりすることで、激しく怒ったり泣いたりする場面が増えるのです。気まぐれで感情の起伏が激しい子どもに一日付き合うだけでも、ヘトヘトになってしまうのではないでしょうか。

イヤイヤ期はいつからいつまで続く?

  • イヤイヤ期の時期や程度は、子どもの個性によって様々です。ここでは、多くのケースでイヤイヤ期がみられる、1~3歳児の一般的な傾向について説明します。

  • 自我の芽生えで「イヤ!」を連発する1歳児

    1歳の後半くらいから、はっきりした自己主張をする子どもが増えてきます。これまでは「お風呂に入ろうね」といった言葉に素直に従っていたのに、「イヤ!」「ヤダ!」と拒否するように。

  • 大人の言うことに従うのではなく、「自分で決めたい」という気持ちが芽生えてきた証拠です。まだ言葉を話せない場合は、物を投げたり、人にかみ付いたりして、自分の意思を伝えようとすることもあります。大人にとっては困ったかんしゃくも、その子どもにとっては重要な自己主張の手段なのです。

  • イヤイヤ期の全盛期となる「魔の2歳児」

    英語圏ではterrible two(魔の2歳児)と呼ばれるほど、扱いが難しくなる時期です。

  • 「自分でやりたい」という気持ちがあふれているのに、まだまだ不器用だったり、非現実的な内容だったりして、うまく実現できません。本人にはなぜできないかが理解できないので、「どうしてできないの!」と、自分に対しても、周りの人に対しても怒りが爆発してしまうのです。

  • こうして反抗する一方で、甘えたり頼ったりしたい気持ちもまだまだ強く、子どもの中でも大きく気持ちが揺れ動いています。

  • 「自分で!」を実現できるようになってくる3歳児

    「自分でやりたい」という気持ちの強さや、大人の手助けを拒否する傾向はしばらく続きます。しかし、先を見通す力がついたり、器用に動けるようになったりしてくることで、本人の思いと現実が一致する場面が増えてきます。

  • 自己主張の方法が少しずつ穏やかになり、他者を受け入れようとする気持ちが出てきたり、「できる!」という自信が生まれたりしてくる時期です。ここまでくれば、イヤイヤ期は「卒業」といえるかもしれません。

どうしてイヤイヤ期があるの?

  • イヤイヤ期における激しい自己主張は、わがままな性格だから起こるわけではないので、「これまでの育て方が悪かったのでは?」と落ち込む必要はありません。

  • 子どもの心に芽生えてきた自我が現実という厚い壁にぶつかり、その混乱により強い怒りや悲しみといった感情が生まれているのです。

  • 子ども自身が成長して、次のステップに進んでいくために必要なプロセスであり、一生懸命に自分と闘っているのだと理解してあげましょう。

イヤイヤ期の子どもの特徴

  • イヤイヤ期の子どもの特徴として最もありがちなのは、これまで大人が世話していた食事や着替えなどを自分でやりたがること。現実的にはまだ難しいことも多いため、思ったようにできず大泣き……というケースが多発します。

  • また、おもちゃやお菓子などをすべて自分のものにしようとするなど、「独り占めしたい!」という欲求も大きくなります。

  • さらに、細かいことへのこだわりが強くなるのも特徴です。「トイレの水を流したかった」「靴下は右足から履きたかった」など、大人には理解できないようなその子ならではのマイルールがあり、それが満たされないと大激怒!いつどこで「爆発」が起こるか、大人はヒヤヒヤものです。

保護者としてどう対応?しかり方のコツや避けたいNG対応

  • 特に着替えなどの生活習慣に関しては、発達のためにも「自分でやりたい」という気持ちが大切です。「どうせできないでしょ」など、本人のプライドを傷付ける言動はNG!時間の許す範囲でいいので、できるだけ温かく挑戦を見守りましょう。

  • 子どもが感情的になってしまったときも、あわてずそれを受け入れてください。怒ったり泣いたりすることで感情を存分に吐き出せば、次第に落ち着いてくるはずです。「泣いてもいいよ」と声をかけるなどして、葛藤に苦しむ子どもに寄り添ってあげたいですね。

  • ただし、社会的なルールに反することまで受け入れるわけにはいきません。要求が通らないと子どもは大騒ぎしますが、「いくら泣いても思い通りにならなかった」という経験を通してルールを理解し、少しずつ自分をコントロールできるように成長していきます。「絶対にダメ」と判断できることには、毅然とした態度で接しましょう。

子どもの成長に必要なイヤイヤ期を乗り切ろう!

  • イヤイヤ期は、これまで大人のペースでできていた生活を、子どものペースに切り替える時期ともいえます。何をするにも効率が悪く時間がかかり、泣きわめく子どもについイライラしてしまうこともあるでしょう。

  • 理想的な対応ができない日もあって当然です。実際、この時期には「大泣きする子どもの隣で自分も泣いてしまった」「強くしかりすぎた日、夜中に子どもの寝顔を見て涙が止まらなくなった」といった体験をする保護者がとても多いのです。

  • 自分も子どもも、完璧でないのが当たり前。「お互いに大変な時期なのだ」と割り切って、少しでも楽観的に子どもの成長を見守れるといいですね。

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  • ※本ページに記載されている情報は2021年1月5日時点のものです

  • 中澤 仁美(ライター)

    執筆者プロフィール 中澤 仁美(ライター)
    慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、中学受験塾の国語科講師などを経て、編集プロダクション・ナレッジリングに参画。医療・介護・保育分野の取材やライティングに数多く携わる。保育士資格保持。

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