幼稚園・保育園の違いを解説!費用やメリット・デメリットも
幼稚園・保育園の違いを解説!費用やメリット・デメリットも
公開日 2019/07/19
更新日 2019/07/19

幼稚園・保育園の違いを解説!費用やメリット・デメリットも

幼稚園と保育園の違いの中で一番分かりやすいポイントは、国のどこの省庁が管轄しているかということです。その他の違いもご説明します。幼稚園と保育園、子どものため・親自身のためにどちらを選べばいいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

幼稚園と保育園の大きな違いとは?

  • 幼稚園の定義は「教育施設」です。管轄は文部科学省で、「幼稚園の先生」は教諭免許が必要となります。幼稚園に通い始めるのは満3歳からです。一方保育園の定義は「児童福祉施設」であり、0歳から利用可能です。保育園の管轄省庁は、厚生労働省です。

  • 実際に子どもを幼稚園に預けるか、それとも保育園を利用するかを決める場合、この二つがどのように違ってくるかについて説明していきます。

  • 幼稚園とはどういう場所なのか

    まず、幼稚園というのは何であるか、という定義を調べてみましょう。

  • 学校教育法によれば、「幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。」と書かれています。

  • さらに文部科学省の根拠法令、言い換えれば幼稚園の目的は「第22条 幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。」となっています。このことからも保育園と比較した場合、子どもの教育を重視するのが幼稚園ということができるでしょう。

  • そのため、教育に適したカリキュラムが組まれている幼稚園が数多くみられます。ただしその内容は法的に決められているわけではなく、園によって様々となっています。

  • 次に、幼稚園の概要を挙げておきます。

  • ・対象年齢:満3歳から満5歳まで

    ・保育時間:1日4時間を標準とすると定められている

    ・休日:原則的に土日祝日は休業日となり、春休み(保育年始め休業日・保育年末休業日)、夏季休業日、冬季休業日がある

    ・給食:幼稚園の給食は任意

    ・保育者の資格・免許:幼稚園教諭免許

    ※ただし幼稚園によっては「2年保育」と呼ばれるものが選択可能。これは通常3歳から3年間預ける幼稚園ですが、4歳から2年預けるという選択もとれるということです。子どもの小さいうちは幼稚園に預けるのではなく家庭でともに過ごしたいというのであれば、2年保育にするという選択肢も考慮してみると良いでしょう。

    ・保育料:公立の場合は自治体が設定、私立の場合は設置者が設定

  • 保育園とはどういう場所なのか

    次は保育園について見ていきましょう。保育園は厚生労働省の定義(児童福祉法第39条第1項)によれば「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設」となっています。保育園の目的、つまり根拠法令には「保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児や幼児を保育すること」と記されているのです。

  • 幼稚園が教育の一部として位置づけられているのと比較すると、保育園はどちらかと言えば基本的な生活習慣や、集団生活での社会性を身につけることに重点をおいていると言えるでしょう。

  • しかし現在では厚生労働省の「保育所保育指針」によって、保育園は「幼児教育施設」として位置付けられているため、教育面で幼稚園との差は小さくなっています。

  • 次に保育園の概要について記しておきます。

    ・対象年齢:0歳から5歳まで

    ・保育時間:原則として標準保育時間は8時間。一般的に幼稚園より長く預けられる

    ・休日:夏休みなどの長期休業がある

    ・給食:保育園は給食が必須

    ・保育者の資格・免許:保育士資格

    ・保育料:自治体が保護者の所得によって設定

幼稚園と保育園の費用・保育料の違い

  • 幼稚園・保育園の費用は自治体によってそれぞれに設定されているため、大きく異なります。さらに自治体による補助金などが用意されている場合もあるのです。保育園の場合、保護者の収入や、ひとり親か否かなどにより保育料が変わります。自治体の方針、税金の在り方・私立と公立・認可と無認可などの区分によって、変動があります。

  • 幼稚園の入園と通園にかかる費用は、幼稚園の入園説明会などで聞くのがいちばん良い方法です。希望の園に問い合わせをすれば、入園前でもパンフレットなどの資料をもらうことができるでしょう。

  • そのほかにも入園に際しては、制服やその他アイテムが別途必要になりますので、何が必要でいくらかかるのかも事前にチェックしておきたいポイントです。おおむねの目安として、一例を紹介します。

  • 幼稚園の費用(年額)

    幼稚園では、主に教育費と給食費を支払います。まず、学校教育費について下記に年額と内訳の目安を記します。

  • 「幼稚園の学校教育費の支出構成」

    公立幼稚園の場合

    学校教育費の総額:120,546円

    内訳

    ・授業料・・・62,049円(51.5%)

    ・遠足、見学費・・・2,031円(1.7%)

    ・学校納付金等・・・13,825円(11.5%)

    ・図書・学用品・実習材料費等・・・8,576円(7.1%)

    ・教科外活動費・・・641円(0.5%)

    ・通学関係費・・・23,400円(19.4%)

    ・その他・・・10,024円(8.3%)

  • 私立幼稚園の場合

    学校教育費の総額:318,763円

    内訳

    ・授業料・・・215,933円(67.7%)

    ・遠足、見学費・・・3,895円(1.2%)

    ・学校納付金等・・・43,000円(13.5%)

    ・図書・学用品・実習材料費等・・・10,606円(3.3%)

    ・教科外活動費・・・1,910円(0.6%)

    ・通学関係費・・・33,791円(10.6%)

    ・その他・・・9,628円(3.0%)

  • この他幼稚園では、学校給食費を支払う必要があります。公立幼稚園は年平均20,418円、私立幼稚園は年平均29,924円となっています。給食費は、決まった金額を毎月支払う園や食べた日数分のみを支払う園、基本的にはお弁当を持参するが、週に数回は給食の日がある園などさまざまです。

  • 引用元:文部科学省 平成28年度子供の学習費調査

  • 保育園の費用(月額)

    保育園では、給食費や課外活動費、図書や遠足費などすべてを含んだ「保育料」を、世帯の収入・兄弟の数などに比例して支払います。下記に、保育料の目安を記します。

  • 「保育施設の利用料(保育料)」

    認可保育園の場合(月額)

    1世帯における児童1人あたりの利用者負担額平均は

    ・21,138円

  • 認可外保育園の場合(月額)※ベビーホテルやベビーシッター、事業内託児所を除く

    利用料平均は

    ・46,302円 ※子が1歳の場合

  • 引用元:厚生労働省 平成27年 地域児童福祉事業等調査の概況

  • 保育園ではその他、下記のように保護者が準備する雑費がかかることがあります。

    1.入園時にかかる費用

    ・お昼寝用シーツ・登園用のカバン・着替え・タオル・オムツなど 30,000円

    2.入園後にかかる費用

    ・着替え、オムツ、園遊び用のアウター、リュック、シューズなど 20,000円/年

    ・延長保育料、行事の会費など: 随時 500円~

幼稚園のメリット・デメリット

  • 自分の子どもを幼稚園と保育園、どちらに通わせればいいのかは、特にはじめての子どもの場合大きな悩みどころです。そこでまず、幼稚園に通わせるメリットとデメリットについて見ていきましょう。

  • 幼稚園のメリットとは?時間に余裕があるので習い事や親子の時間が取りやすい

    幼稚園に通わせる場合は、預かり時間が一般的に14時までで、帰宅時間が早いため帰宅後に、子どもとの自由な時間がたくさん持てます。その時間を家族のコミュニケーションに使ったり、習い事やスポーツ教室などに使ったりといった、余裕の時間配分をとれるのが幼稚園に通うメリットです。

  • 幼稚園のデメリットとは?親の参加や役割の負担が大きい

    幼稚園では園の方針にもよりますが、保育園と比較して親の負担が大きくなるというのがデメリットとなります。もちろん園の行事の全てがデメリットというわけではありませんが、幼稚園によっては小学校のPTA並みに保護者が負担を強いられるケースもあるようです。

  • もちろん行事だけではなく、預ける時間もお昼の時間を除き原則4時間が一般的。朝9時から14時までの預かり時間は、人によっては非常に短く感じられ、場合によっては預けていても何もできないということも。

保育園のメリット・デメリット

  • 一方保育園では、0歳児からの保育ができるというのが最大の特徴です。仕事などの都合で3歳前にどうしても預けたいという場合は、幼稚園でなく保育園しか選択肢がありません。

  • では、保育園に子どもを預ける際のメリットとデメリットには、どんなものがあるのでしょうか。

  • 保育園のメリットとは?仕事をしながらの育児に最適

    幼稚園と比較してのメリットは、何より保育時間が長いということにあるでしょう。基本的には朝の7時台~18時まで(延長保育を使えば19時まで)保育が可能です。仕事や親の病気などの都合で長時間子どもを預かって欲しいのであれば、保育園の保育時間の長さは魅力的です。子どもたちは一日を友達と過ごし、着替えやお昼寝といった日常習慣を学びます。小さなクラスとの交流を通して、赤ちゃんのお世話を楽しむことも。

  • また、親のメリットもあります。0歳や1歳から利用することができるため、乳児であるが故に不安な病気や発達の悩みなども、保育園で日常的に相談ができます。

  • 保育園のデメリットとは?早期の「教育」が期待できる場所ではない

    保育園は、基本的に「保育施設」であるため、幼児からの教育を積極的に行う場ではありません。読書や園庭での遊び、バザーや運動会などは幼稚園と変わらずありますが、ご家庭に「小学校入学前から英語を習わせたい」というような細かい教育方針がある場合、自治体の運営する保育園では難しいことが多くなります。

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