無認可保育園と認可保育園の違いは?保育料金や保育時間について解説
無認可保育園と認可保育園の違いは?保育料金や保育時間について解説

2019/03/29

無認可保育園と認可保育園の違いは?保育料金や保育時間について解説

保育園には「認可保育園」と「無認可保育園」があります。
なんとなく認可保育園の方が安心で、無認可保育園は不安だと考えている人もいるのではないでしょうか?

認可保育園と無認可保育園にはそれぞれにメリットがあるので、イメージではなく、違いをきちんと理解して選ぶことが大切です。
働くママにとって保育園の保育料や保育時間は気になるところ。

今回は、認可保育園と無認可保育園の違いを詳しくご紹介していきます。

認可保育園と無認可保育園の違い

  • 保育施設には大きく分けて「認可保育所」と「認可外保育施設」の2つがあります。ここでは分かりやすいように認可保育所を「認可保育園」、認可外保育施設を「無認可保育園」と呼ぶことにします。

  • そもそも保育園とは、保護者が働いていたり、病気だったりとなんらかの理由で子どもを保育することができない場合に、家庭に代わって子ども(0~5歳の乳児および幼児)を保育するための児童福祉施設です。保育園を管轄しているのは厚生労働省で、保育園を設置するには厚生労働省が定めた基準をクリアする必要があります。児童福祉法に基づく児童福祉施設で、厚生労働省の基準をクリアして都道府県知事に認可された保育園のことを「認可保育園」と言い、そうでない保育園を「無認可保育園」と言います。

  • 無認可保育園が認可保育園と比べて何が違うのか、どういったメリットがあるのかについて説明していきます。

  • 無認可保育園とは?

    無認可保育園とは、国が定める認可基準を満たせておらず、認可が下りていない保育園のことを言います。基準を満たせていないだけで、“保育園として認められていない”ということではありません。

  • 基本的に民間機関が運営しており、24時間保育園や託児所、従業員専用の事業所内保育園などさまざまな保育園があります。東京都では独自の基準・制度を導入している「認証保育園(正しくは認証保育所)」というものがありますが、これも無認可保育園と同じ類に入ります。

  • 無認可保育園は児童福祉法にとらわれず、多彩な目的で開園することができるため、保育時間が長かったり、アットホームな雰囲気だったり、英語や運動などの教育に力を入れていたりと、園それぞれに違った特徴があります。子どもにどんな保育を受けさせたいのか、保護者の理想に近い保育園を選ぶことができるのが無認可保育園の大きなメリットと言えるでしょう。

  • ただし、保育料は園が独自に設定できるため、認可保育園に比べて高額になるというデメリットもあります。自治体によっては無認可保育園に預けている保護者に対し、保育料の一部を補助する制度があるため、助成制度があるのかどうかを調べてみると良いでしょう。

  • 認可保育園との違いは?

    無認可保育園と認可保育園の違いをまとめました。一つひとつ見ていきましょう。

  • (認可保育園)

    ・管轄・・・厚生労働省

    ・入園の申し込み方法・・・各自治体の窓口で申し込む

    ・入園基準・・・保育ができない保護者の状況を点数化して選考される(基準は自治体によって異なる)

    ・保育料・・・各家庭の所得によって異なる(所得が多いほど保育料も高くなる)

    ・保育時間・・・1日8~11時間(朝7時半~18時半が一般的)

    ・延長保育・・・その地方における乳幼児の保護者の労働時間、その他家庭の状況等を考慮して、保育園の長が定める(遅くても20時30分までが一般的)

    ・保育内容・・・国が定める「保育所保育指針」に沿って各施設が年齢にあった保育内容を決める

  • (無認可保育園)

    ・管轄・・・民間機関

    ・入園の申し込み方法・・・園に直接申し込む

    ・入園基準・・・特になし

    ・保育料・・・各園が設けている金額一律

    ・保育時間・・・園によって異なる(24時間も可能)

    ・延長保育・・・長いことが多く、22時頃まで預けられる園もある

    ・保育内容・・・各自治体の「認可外保育施設に対する指導監督要綱」に定める基準を満たした上で独自に決める

  • 認可保育園と比較すると、無認可保育園の方が多くの保護者のニーズに応えやすい運営をしていると言えるでしょう。また、園児の数に余裕がなければ断られることもありますが、基本的にどんな家庭環境であっても入園申請ができる点は、待機児童の問題を考えてもとても大きなメリットです。

  • しかし、多くの保護者にメリットがある分、園によっては、認可保育園よりも保育料が高くなってしまいます。認可保育園であれば2人目が半額、3人目は無料といった国の割引制度が適用されますが、無認可保育園にはありません(園によっては独自に設定しているところもあります。また、その他の補助金は適用される場合があります)。料金的なことを考えると負担が大きくなってしまいます。

無認可保育園は認可保育園と比較して危ないの?

  • 無認可保育園という呼び方から、無認可保育園の方が認可保育園よりも危ないのではないかと心配する人もいるでしょう。どれだけ多くのメリットがあっても、子どもの安全が守られていなければ安心して預けることはできないですよね。次は、無認可保育園の安全性についてご説明します。

  • 国から認可を受けていないけど大丈夫なのか

    無認可保育園といえども、園を設置するには都道府県へ届け出を出さなくてはいけないため、きちんと設置基準が設けられています。無認可という呼び方ですが、自由勝手に作っても良いというわけではないのです。

  • また、認可保育園だと自治体から補助金はもらえますが、「園児を選べない」「保育料の上乗せ不可」などさまざまな縛りが発生するため、あえて無認可保育園のままで運営しているといった園もあります。

  • 認可保育園も無認可保育園もそれぞれに設置基準があり、子どもの数に応じて必要な保育士の人数が決められています。認可保育園では子どもの数に対して少ない保育士で対応しなければいけない場合もありますが、規模の小さい無認可保育園の方が保育士の人数に制限がないため、保育士の人数が多い園であれば、子どもに目が届きやすいということもあります。

無認可保育園でも子ども・ママにとって良いケースもある

  • 無認可保育園は多くの保護者のニーズに応えやすい運営をしているところが多いため、認可保育園では仕事と子育ての両立が難しいという保護者にとっては無認可保育園の方がメリットがあることも。

  • 特に、保育時間や延長保育に関しては無認可保育園の方が融通が利くため、夜間の仕事をしている、残業などが多い仕事をしている保護者の人にとっては子育てと仕事の両立がしやすいようです。

  • また、厚生労働省が定めている設置基準によると、認可保育園には乳児室と保育室、医務室、調理室、トイレ、園庭を用意する必要があり、その広さまで細かく決められています。そのため、駅の近くや商業施設内など、生活するうえで便利な場所に必ず認可保育園があるとは限りません。その点、無認可保育園は比較的便利な場所に作ることができるため、忙しい人にとっては保育園への移動もしやすくなります。

  • さらに、園独自で保育内容を決められるということは、教育や運動能力、受験対策、自然とのふれあいなど保護者が理想とする子育てのサポートも期待できます。さまざまなことを体験でき、自分の可能性を小さいうちから開花させる機会が多いというのは、子どもにとっても嬉しいメリットでしょう。

無認可保育園ではココを確認しよう

  • 認可保育園では、死亡事故や重傷事故が起きた場合、自治体に報告するよう義務づけられていますが、無認可保育園の場合は、報告に法的拘束力はありません。そのため、再発防止対策や原因解明に遅れが出ているケースもあることは認めざるを得ません。

  • しかし、強い保育信念や教育方針をもって、「あえて」無認可保育園としている園も多くあります。そのため、無認可保育園を選ぶ際には施設をしっかり見極めることが大切です。

  • 無認可保育園を考えている場合は、その園がどんな保育信念をもっているのか、常駐している保育士の数は何人なのか、1日のスケジュールはどのような感じなのかなど、気になることは園に直接聞いておくようにしましょう。また、常に見学可能な無認可保育園も多いので、実際にどのような保育をしているのか、園内の設備や環境はどうかなど、気になる点を自分の目で実際に見ておくことがとても大切です。

  • 保育園とひと言で言っても、認可保育園なのか無認可保育園なのかでいくつかの違いがあります。認可保育園は出費を抑えることが出来ますが、所得によって保育料が変わるため、高所得者は無認可保育園よりも高額になることもあるので注意しましょう。

  • 無認可保育園はその呼び方からなんとなく悪いイメージがつきやすいですが、子育てと仕事を両立する保護者にとっては嬉しいメリットが多いのが特徴です。認可保育園、無認可保育園のそれぞれのメリットとデメリットをきちんと把握して、自分と子どもにあった保育園を選びましょう。

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