登園できないときの味方!病児・病後児保育の種類と使い方
登園できないときの味方!病児・病後児保育の種類と使い方

2019/02/22

登園できないときの味方!病児・病後児保育の種類と使い方

インフルエンザなど、感染症に子どもがかかってしまうと一定期間、保育園に登園ができません。「連日、会社は休めない…」そんなときの強い味方が、病児・病後児保育。その種類や特徴をご紹介します。

文:太田陽介(京田クリエーション)

保育園は、病気の子どもを預かってくれない!

  • 子育て中の親にとって、子どもの病気は大変な問題。保育園では、看護体制が十分に整っておらず、感染症などが蔓延する可能性などの理由から、病気の子どもを預かってくれません。

  • 登園不可の基準は、保育園によってさまざまですが、高熱がある、下痢や嘔吐がある場合は登園できないのが一般的です。特に、感染症の場合は、医師からの登園許可証が必要な病気と、医師の診断に従って保護者が登園届けを提出しなければならない病気があります。

  • 【医師の証明が必要な感染症の例】

    例:はしか、インフルエンザ、風疹、水ぼうそう、おたふくかぜ、結核、喉頭

    結膜炎、流行性角結膜炎等、腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26、O111等)、百日咳

  • 【医師の診断に従い、保護者の登園届けが必要になる感染症の例】

    例:溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎、手足口病、りんご病、ウイルス性胃腸炎、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症、帯状疱疹、突発性発疹、とびひ

  • ※保育所によって異なる場合もあります。

病児・病後児保育を利用しよう

  • 会社をどうしても休めない時など、看病が難しい場合に助っ人になってくれるのが、病児・病後児保育のための施設です。

    「病児」とは、入院の必要はなく、家庭で看病できる範囲の状態ではあるが、集団保育が難しい児童のこと。「病後児」とは、病気は治っているものの普通の保育を受けるのが難しい回復期の児童のことを指します。

  • 親に代わって、一時的に子どもを見てくれる病児・病後児保育の施設・サービスには、自治体が運営する施設と、民間企業・NPO法人が運営する施設やサービスがあります。施設ごとに対象児童や内容もさまざまなので、その特徴を紹介しましょう。

  • ※市区町村、施設によって対象児童の条件は多少異なります。

  • 自治体が運営する病児・病後児施設

    【対象児童】

    ・利用する施設がある市区町村内に住民登録している、満1歳以上の児童

    ・住民登録がある市区町村内の認可保育所、認定こども園、小規模保育所などに通っていること(※利用する施設がある市区町村以外に住民登録がある場合でも、利用する施設がある市区町村内にある認可保育所に通っている場合は利用可の場合もあり)

    ・保護者の勤務の都合で家庭での育児が困難な児童

  • 1.「医療機関併設タイプ」

    小児科などの病院に併設された専用スペースで、病児の保育を行ってくれる施設です。主に、体調不良により集団保育が難しい病児に対応しており、高熱や水ぼうそうなどの感染症、骨折ややけどなどの外傷疾患の場合にも預かってもらえます。何かあった場合でも、すぐに医師に診てもらえるという安心感があります。最も数が多いのがこのタイプの施設です。

  • 2.「保育所併設タイプ」

    保育所などの保育施設に併設されている病児保育施設です。普通の保育場所とは別の場所に専用の保育室が設けられており、主に、微熱などの体調不良や病後児(回復期の下痢、嘔吐、せき、感染症後の体力低下)の保育に対応しています。利用できるのは、病後児保育所併設の保育所に通っている児童と普段通っている保育施設で集団保育を行うことが難しい児童です。ただし、どちらの場合も保育中に体調不良になった子どもの一時的な対応のため、朝、通所前に体調不良になった子どもは預けられません。

  • 民間企業・NPOが実施する施設やサービス

  • 【対象児童】

    ・主に、0歳児から小学校高学年程度まで

    ・病児や回復期になる病後児に対応

  • 3.「単独運営タイプ」

    NPO法人や民間企業など、さまざまな運営母体が実施する病児・病後児保育施設。各施設によってサービス内容も異なります。

  • 4.「非施設タイプ」

    看護師や保育者などが自宅に訪問し、一時的な保育を行ってくれるサービスです。自宅という慣れた環境なので、子どもが落ち着いて過ごすことができるのが良い点です。また、預けられる時間が決まっている施設タイプに比べ、時間の融通が利きやすく便利。ただし、料金は他のタイプと比べて高めです。

どうやって利用するの?

  • 1.「医療機関併設タイプ」、2.「保育所併設タイプ」の場合

    事前に役所への登録(既住歴、ワクチン歴など)といった手続きが必要なため、飛び込みで体調が悪い子どもを施設に連れていっても、預かってもらえません。

    まずは、事前に住民票のある役所のホームページをチェックしたり、窓口に問い合わせをして、対応している施設を確認し、予約方法や提出する書類などを把握しておきましょう。

  • 実際に子どもが病気やけがをしてしまったら、医師に診療してもらい、医師連絡票の記入をしてもらいます。そして、利用希望日の前日までに、利用する施設に予約を行います。定員に達してしまうと利用できない場合もあります。

  • 3.「単独運営タイプ」、4.「非施設タイプ」の場合

    利用方法は施設によってさまざまです。主に、運営団体のウェブサイトから申し込みを行い、当日の依頼にも対応してくれる施設やサービスが多くあります。いざという時、すぐに連絡できるように事前に会員登録などを済ませておくと良いでしょう。

利用できない場合もあることを知っておこう

  • 各自治体、民間やNPOの運営団体によって多少条件は異なりますが、以下のような場合は利用ができないこともあります。

  • ・1歳未満の子ども(自治体が運営する施設の場合)

    ・感染力が強い、はしかなどの病気

    ・39度以上の発熱が続いている場合

    ・その他、利用当日の朝、医師の診察によって利用不可と判断された場合

  • いずれのタイプも、施設によって職員や施設の雰囲気、サービス内容などはさまざまです。育休中にいろいろ調べて、登録をしておくと安心です。

  • 子どもを看ることが難しいやむを得ない時は、病児・病後児施設を利用しましょう。いざという時に慌てないために、事前に知識を持っておくことをおすすめします。

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