陣痛から出産までどれぐらい時間がかかる?ケースごとに紹介
陣痛から出産までどれぐらい時間がかかる?ケースごとに紹介

2018/11/30

陣痛から出産までどれぐらい時間がかかる?ケースごとに紹介

子宮が収縮を繰り返すことによって起こる陣痛。
赤ちゃんを押し出すためにどうしても必要な痛みだとわかってはいながらも、陣痛がきてから出産までの時間は、できるだけ早くスムーズに終えてしまいたいというのが正直な気持ちですよね。
初めて出産する場合は、陣痛から出産までに時間がかかると言われています。ただし、これには個人差があり、陣痛の時間も人それぞれです。

この記事では、出産のときにどの程度の時間がかかるのか、初産婦・経産婦の場合、難産などのケースごとにご説明します。

監修者:大塚真紀(医師、医学博士)

初産婦さんの陣痛や分娩にかかる時間は?

  • 陣痛は、出産(分娩)が始まる前のものだと思われがちですが、実際には赤ちゃんが産まれてくる前から始まって、産まれたあとも続くものです。第一期、第二期、第三期と、3つに分けられていて、第一期には潜伏期と活動期があります。

  • ・第一期

    第一期は最初の陣痛から子宮口が開くまでで、初産の場合は、この潜伏期が8時間から10時間ほど続くことが多いです。もちろん個人差がありますので、2時間ほどの場合もあれば丸一日要することも。このときはまだ食事や会話なども可能な状態で、陣痛の間隔は5分から10分ほどです。このあと活動期に入ると、陣痛の間隔が2分ぐらいになってきます。

  • ・第二期

    そのあとにやってくる第二期は、子宮口が開ききってから赤ちゃんが生まれるまでの時間で、平均所要時間が1時間から2時間ほど。ここで、ママはいきみ始めます。陣痛の間隔が60秒から90秒と短くなり、出産のピークです。

  • ・第三期(後産期)

    陣痛の第三期は、後産期とも呼ばれています。このときの陣痛は、赤ちゃんが生まれたあとに胎盤を排出するために伴う痛みです。この後期陣痛は、出産後2日から3日ほどかかります。長い方だと、1週間ほど続く場合も。

  • また、陣痛には直接、分娩にはつながらない前駆陣痛と分娩の準備のために起こる本陣痛があり、前駆陣痛のときには不規則にやってくる痛みが、本陣痛になると規則的になります。陣痛の間隔が10分程度で、規則的にやってくるようになったら病院に向かうのが一般的な流れです。

  • 出産までのより詳しい流れは、こちら(出産までの流れや出産方法を徹底解説!知っておきたい、お産の「キホン」)でも説明していますので、参考にしてください。

経産婦の場合は少し短めになるの?

  • 初産婦の平均的な分娩所要時間が12時間から15時間であることに対して、経産婦の場合は5時間から8時間程度と、およそ半分ぐらいとされています。

  • ・初産婦の場合

    12時間から15時間程度

  • ・経産婦の場合

    5時間から8時間程度

  • しかし、当然のことながら若い初産婦と、高齢の経産婦を単純に比較することはできません。初産婦だから時間がかかる、経産婦だから早く済むというはっきりとした線引きはできません。加えて、陣痛に対する感じ方も人それぞれのようです。

難産の場合はケースバイケース

  • 難産に明確な定義はないのですが、一般的に出産にかかる時間が、およそ15時間から16時間ほどだとされていますので、これ以上かかるケースは難産と言われることが多いようです。

  • ・初産婦の場合

    初産婦の場合は、陣痛周期が10分となったときから起算して30時間を経過しても赤ちゃんが産まれないときに、遷延分娩(せんえんぶんべん)であるとされ、難産の一つとして捉えられます。

  • ・経産婦の場合

    経産婦の場合は、15時間を経過すると、遷延分娩であるとされます。

  • このように、なんらかの理由で難産となってしまった場合、分娩時間が72時間を超えることもあるようです。難産と一口にいっても、かかる時間には幅がありますので、ケースバイケースということになります。ただし、72時間というと丸三日ということになり、母体にかかる疲労の度合いも大きくなりますので注意が必要です。

  • 陣痛や出産にかかる時間はさまざまです。個人差も大きいですし、初産婦なのか経産婦なのか、難産なのかによっても異なります。もちろん平均的な時間はありますので、それをおさえておきながらも、いざ出産となったときには想定以上に時間がかかることもあり得ることを肝に銘じておきましょう。所要時間はケースバイケースであることをきちんとふまえて、いろいろな事態に備え、万全な体制で余裕を持って出産できるようにしたいものですね。

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