何をすれば良い?入院から出産までの流れと準備しておくこと
何をすれば良い?入院から出産までの流れと準備しておくこと

2018/10/05

何をすれば良い?入院から出産までの流れと準備しておくこと

妊娠後期に入り、お腹もだいぶ大きくなってくると入院を意識するようになってきます。
特に初めてベビーをお迎えするパパママは不安でいっぱいになりがち。

今回は妊娠後期から出産までの流れや入院中の生活、出産に必要なものをまとめました。

監修者:大塚真紀(医師、医学博士)

出産・入院までの流れ(経膣分娩の場合)

  • 1 入院まで

    一般的に妊娠8か月から妊娠後期と呼びます。妊娠10か月を過ぎたら、いつ出産を迎えてもおかしくありません。赤ちゃんが出てくるぞ、という兆候は人によってさまざまですが、「おしるし」と呼ばれる軽い出血が見られることもあります。生理のときのように出血する方もいれば、全くない方も見られますが、一般的にはおりものに茶色い色が付く程度の軽い出血の場合が多いようです。おしるしは陣痛の前にみられることが多いので、おしるしがあった人はシャワーを浴びて清潔にしておいてください。ただし、破水した場合には感染のリスクがあるためシャワーや入浴は控えた方がよいでしょう。おしるしがきても、すぐに出産にならないケースもあります。よくわからない場合には、かかりつけの病院やクリニックに連絡するようにしてください。その後、生理痛のような鈍い痛みを下腹部に感じるようになります。それが陣痛です。最初は軽い痛みですがだんだん痛みが強くなっていきます。初産婦の場合は、痛みが強くなり間隔が10分になったら病院に連絡してください。経産婦の場合は、お産の進行が速いことが多いため早めに連絡した方がよいでしょう。病院に到着すると、内診を受けた後に入院となることが多いです。

  • 2 入院中

    病院に到着したら、検尿、エコー、内診、分娩監視装置などでお産の進行具合、赤ちゃんの向きをチェック。赤ちゃんの様子によって入院が決まります。進行が遅い場合は、一度家に帰るケースもあります。痛みの間隔はだんだん短くなっていき、それに伴い子宮口がだんだん開いてきます。痛みもだんだん強くなってきますのでパートナーに腰などをマッサージしてもらったり、自分が楽になれる姿勢を見つけたりしましょう。分娩監視装置を見ながら定期的に内診し、子宮口の開き具合を見ていきます。初産婦の場合には、子宮口が全開大(10cm)になった時に分娩室へ移動することが多いです。ただし、状況によって異なることもあります。

  • 3 出産

    分娩室に移動したらいよいよ出産です。痛みの波に合わせていきみます。無事出産を終えた後、少しすると胎盤が剥がれ落ちてきます。これを後産といい、胎盤を排出して終わりです。その後、会陰が裂けたり切開をした場合は縫合します。

入院中の生活

  • 入院の日数は経腟分娩か帝王切開かによって違いますが、5日~10日前後。入院初日はまず母体を休め母乳を飲ませる練習やおむつの練習をします。最初は赤ちゃんがちゃんとミルクを飲んでいるか、母乳はちゃんと出ているのかを見るため授乳前と授乳後に赤ちゃんの体重を計ったり、おむつ交換のときも同じように体重を計り、どれくらいおしっこをしたのかメモを取っておくのも良いでしょう。最初の数日は母乳やミルクをあげるだけでもかなり時間がかかってしまいます。ですが退院する頃までには母乳も出始めることが多く、赤ちゃんもうまく飲めるようになってお互いに慣れてくるので安心してください。また母乳の出方は人それぞれなので、心配な人は助産師さんに相談をしましょう。

  • 病院によってスケジュールは異なりますが、3日目あたりで指導を受けながら沐浴の練習などをします。そして4日目あたりで具体的な赤ちゃんとの生活、体がどのように回復していくか、といったことの説明を受けることが多いです。そして退院する前に赤ちゃんに異常などがないか検査、ママも子宮収縮の様子など診察をした後、問題がなければ退院となります。

入院に必要なもの

  • 必要なものは産む所によっても多少差があります。自治体や出産予定の病産院では、妊娠6か月あたりのママを対象に「母親学級」が開かれます。出産の流れや沐浴の仕方の指導のほか、入院に必要な物についてはこの時説明を受けることが多いです。

  • また、母親学級では出産・育児において受けることができるサポートや制度についても説明されます。特に「出産育児一時金」については病産院によって違いがあります。事前に出産する医療機関に申請し、一時金を健康保険組合等から医療機関が直接受け取り、出産にかかった費用の差額を退院時に支払う「直接支払い制度」は多くの人に利用されています。出産前に書類を病産院に提出しなければいけませんので、申請書類を準備しておくといいでしょう。他にも受けることができる制度や、入院時に必要なものはこちらの記事(出産前の準備は?活用できる制度は?プレママの疑問を解消)でも紹介していますので参考にしてください。

  • それとは別に経験者の声で「これは持っていってよかった」「あれを持っていけばよかった」というものがあります。よく言われるのは飲み物と先が曲がるタイプのストロー。陣痛の間、痛みで起き上がれないこともあるので、寝たまま飲むことができるストローは重宝するようです。他にも腰をマッサージするためのゴルフボール、赤ちゃんとママの退院時の洋服、産褥ショーツやパッド、授乳しやすい下着やパジャマなどいろいろ挙がりました。

  • また、赤ちゃんが生まれてから使う紙おむつやおしりふきなどは、買いすぎないことがおすすめ。入院中に病院で使っていたものと統一する方が多いようです。また、完全母乳の方でも薬の服用などで一時的に母乳をストップしなければいけない場合もあります。哺乳瓶は1本だけでも用意しておくと安心でしょう。

  • また、 退院してからの赤ちゃんグッズは「無理にあれもこれもと用意しておかなくても大丈夫」「なければないでなんとかなる!」といった声をよく聞きます。例えば、消臭効果のあるおむつ専用のごみ箱など、あれば便利ですが「意外と大きく場所をとった」などという失敗談も多いようです。これから何かとお金もかかってくるので無理にあれこれ用意することなく、節約できるところは節約しましょう。

  • 初産婦の方は予定日に近づくにつれ不安になりがちです。焦らないように、あらかじめ入院から出産までの流れをパートナーと確認し、チャイルドシートなど退院時に必要な物は妊娠後期の前に用意し、後から用意できるものは出産後に用意するのがいいでしょう。ゆったりとリラックスした気持ちで赤ちゃんを迎えてくださいね。

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