

出産内祝いのメッセージってどうする?基本マナーと文例集まとめ
赤ちゃんを出産したら、いろいろな方からお祝いをいただくことになります。
これ以上ないくらいに喜ばしく貴重な機会ですから、せっかくならばお返しとして贈る出産内祝いには、感謝の気持ちをきちんと込めたメッセージを添えたいものです。
でも、どんなメッセージを書くべきなのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はどんなメッセージを書くべきなのか、出産内祝いの基本的な知識をおさらいした上で、メッセージの文例を贈る相手別に解説します。
内祝いとは何か?
内祝いとは元来、身内に喜びごとがあったことを周囲のみなさんにお知らせし、幸せのおすそ分けをするという意味を持っています。出産内祝いもその1つです。現在では、お祝いをいただいたらお礼・お返しとして、内祝いを贈るのが慣習となっています。
出産内祝いメッセージの基本知識
まずはメッセージの基本知識をご紹介します。基本ルールと、使ってはいけないNGワードをそれぞれ見ていきましょう。
基本ルール
内祝いメッセージの基本的な形は、以下のような流れになります。
(1)感謝の気持ちを伝える。
(2)誕生日と名前、性別を伝える。
(3)赤ちゃんが生まれたことによって変化したこと。
(4)今後のおつきあいをお願いする。
(5)相手を気遣う言葉。
メッセージを書くときに使うインクは読みやすさを考慮して、黒か濃紺がおすすめです。
注意したいNGワード
メッセージの中で使ってはいけないNGワードがありますので、押さえておいてください。「お返し」「切る」「流れる」「病む」「四」「九」など、縁が切れることをイメージさせる言葉は使ってはいけません。これ以外にも使用してはいけない単語や表現は存在しますので、注意してくださいね。
相手別の例文紹介
ここからは相手別の例文をいくつか見ていきます。内祝いを渡す相手に合わせて使い分けてくださいね。
親族
・パターン(1)
この度は、心温まる◯◯をいただきましてありがとうございます。
おかげさまで、親子ともども元気に過ごしております。
ささやかですが、お礼のお品をお贈りさせていただきます。
季節柄、お体にはどうぞお気をつけてください。
・パターン(2)
このたびは、お気遣いいただきましてありがとうございました。
今は、母子共に元気に過ごしています。
心ばかりのお品をお贈りさせていただきます。
ご笑納ください。
今後とも、これまで通り、よろしくお願いいたします。
夏バテには気をつけて健やかにお過ごしください。
勤務先
・パターン(1)
先日は、心が癒される可愛らしい出産祝いをいただき、ありがとうございました。
元気な男の子(女の子)に育ってくれますように、◯◯という名前にしました。
日々、健やかに成長しています。
家族の幸せを守るためにも、一層仕事に励みたいと心を新たにしております。
今後とも、親子ともども末永くお付き合いいただけますようお願いいたします。
・パターン(2)
このたびは、子供の誕生に際してお祝いをいただきまして誠にありがとうございました。
誕生日は、◯月◯日、名前は◯◯と命名いたしました。
ささやかではございますが、お礼のしるしとして心ばかりのお品をお贈りさせていただきます。
今後ともご指導いただけますよう、お願い申し上げます。
お忙しいとは思いますが、季節の変わり目につきくれぐれもご自愛ください。
友人
・パターン(1)
先日は、お祝いのプレゼントをありがとう!
今は、不慣れな育児に奮闘しております。
心ばかりのお礼のお品を贈ります。
また近くに来たときには寄っていってください。
・パターン(2)
命名 ◯◯
◯年◯月◯日生まれ
体重◯グラム、身長◯センチ
お祝いのお品、ありがとうございました。
近くまでいらしたときは、ぜひお立ち寄りください!
出産内祝いに添えるメッセージで一番大切なことは、感謝の気持ちを伝えることです。出産はもちろん喜ばしいことですが、内祝いは喜びの気持ちを伝えるためだけに贈るものではありません。近しい間柄の親族ならば近況を合わせて伝えたり、勤務先なら今後の意気込みを伝えたり。相手が友人の場合は、カジュアル感のあるメッセージが適切です。くれぐれも、NGワードなどを使用せず、相手に失礼がないように気をつけましょう。