体外受精って何するの?手順や費用、助成制度までご紹介
体外受精って何するの?手順や費用、助成制度までご紹介

2018/11/30

体外受精って何するの?手順や費用、助成制度までご紹介

自然妊娠を望んでも、なかなか妊娠に至らないケースも珍しくありません。ふと、不妊治療について考えたことがある人もいるでしょう。そこで、妊娠する一つの方法として、「体外受精」という方法について知っておいてください。妊活にはさまざまな方法があるため、すぐに体外受精を選択する必要はないかもしれません。ですが、赤ちゃんを授かるための一つの選択肢として覚えておくことは、とても大切です。

体外受精とは、どのような手順で妊娠に至るのか?また、費用はどのぐらいかかるのかも気になるところです。
平均的な費用や費用を抑える方法などについてもご紹介します。

監修者:大塚真紀(医師、医学博士)

体外受精とはどのようなものか?

  • 体外受精とは、採卵手術によって体内から取り出した排卵前の卵子と精子の受精を、体外にておこなう治療方法のことです。数日後に受精卵を子宮内に戻すことで、妊娠することができます。体外受精による出生児は、全世界で400万人以上ともいわれています。

    一般的に2~5日間かけ、体外にて受精卵を培養し、良好な胚(受精卵が細胞分裂を開始した状態のこと)を選出して、膣から子宮内に胚を移植。採卵手術後には、着床率を高めるために良好な子宮内膜が必要となることから、黄体サポートと呼ばれる薬物投与法がおこなわれます。

    体外受精の大きな特徴は、精子と卵子を確実に受精させることが可能ということです。そのため、精子と卵子に問題がなければ、体外受精によって妊娠・出産ができるとも言われています。正常な受精により、細胞分裂を繰り返して発育した胚を体内に移植することで、妊娠率を高めるのです。

  • 自然妊娠ではなかなか妊娠に至らない場合、まずは検査をしてみなければ、精子と卵子に受精するパワーがないのかどうかなどの原因は分かりません。不妊治療においては、年齢や精子・卵子の状態を考慮し、他のタイミング法や排卵誘発法、人工授精などを早期に切り上げ、体外受精に進むこともあります。

体外受精にかかる平均費用は?

  • 体外受精による治療は、現時点では健康保険適用の対象外です。採卵、体外受精、初期胚までの受精卵培養、胚移植に至るまで、それぞれに費用がかかり、これらを合算した日本での平均費用は、1回あたり約20万円~60万円となります。

    さらに必要に応じて投薬や注射、検査費用等が別途かかることも覚えておいてください。

    卵巣刺激をおこなわず、月経周期に合わせて卵子を採取する自然周期体外受精や、卵子の中に精子を1つだけ入れて受精をおこなう顕微授精によっても費用は変動します。また、卵胞数や培養数によって費用が前後することも。細かく料金を設定している病院もあるため、いくつかの病院を比較して検討してみるといいでしょう。

体外受精の費用を抑える方法

  • 国や自治体が設けた「特定治療支援事業制度」を利用することにより、体外受精の費用を軽減させることもできます。

    夫婦合算の所得額や妻の年齢などの条件を満たせば、1年度あたり1回7万5千円~15万円の費用を2回まで、合計10回までを助成。初めて助成を受けた際、治療期間初日における妻の年齢が40歳未満であるときは、通算助成回数は6回まで、40歳以上であれば3回まで可能です。

    通算年数や精子採取の手術をおこなった場合など、ケースによって助成のありなしが決まることもあります。自治体によって申請方法や指定される医療機関などが異なるため、利用する自治体の制度を確認してみてください。

  • 医療の力を借りることにより、自然妊娠では難しかった妊娠を可能にするケースもあります。ただし、とても高度な技術のため、高額な費用がかかることも覚えておいてください。体外受精を検討するときには、助成制度についても確認しておきましょう。条件を満たし、申請が通れば活用することもできます。ただし、年齢などによって助成制度を利用できないこともあるのでご注意を。ライフプランを考えながら、妊娠についていま一度、しっかりと考えをまとめておきましょう。

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