子宮頸がんってどんな病気?検診を受けるにはどうすればいい?
子宮頸がんってどんな病気?検診を受けるにはどうすればいい?

2018/06/15

子宮頸がんってどんな病気?検診を受けるにはどうすればいい?

20代に入ると、自分自身の健康に気を配る女性も増えるのではないでしょうか。
子宮頸がんを含めた、婦人科の病気なども気になるところです。
子宮頸がんは、30代後半~40代の女性に多いがんで、日本国内では年間に約2,800人が、子宮頚がんにより亡くなっています。一般的に、20歳以上の女性は定期的な検診がすすめられていて、胃がん・大腸がん・肺がん・乳がんと並んで、5つのがん検診に含まれています。

今回は、子宮頸がんの基本情報や、検診・検査内容などについて詳しくご紹介していきます。
ぜひ参考にして、健康管理に役立ててください。

監修者:大塚真紀(医師、医学博士)

子宮頸がんってどんな病気なの?

  • 子宮がんとは、子宮の内部を覆っている上皮細胞に発生するがんのことです。子宮がんには2種類あり、子宮の入り口周辺(子宮頸部)にできるがんが「子宮頸がん」、子宮の奥の粘膜で発生するがんを「子宮体がん」と言います。日本では、子宮頸がんの方が多く発症していて、定期的な検診が推奨されています。

    子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に、持続的に感染することが原因で発祥すると考えられています。性交渉により感染するウイルスで、女性の多くは一生に一度は感染するとされています。通常なら、感染しても免疫機能が働いて排除されますが、中には、ウイルスが排除されずに感染が長期間続き、がん化する場合があるのです。

子宮頸がん検診のメリットと注意点

  • がん検診は、がんを早期発見して治療を行い、がんによる死亡を減らすことを目的としています。20歳以上の女性は、子宮頸がん検診を隔年で受けることが推奨されています。

  • 【子宮頸がん検診のメリット】

    ・早期発見につながる

    子宮頸がんは、がんが発見される前の段階で、子宮頸部の組織でがんになる可能性のある細胞が増殖していきます。これは異形成と呼ばれますが、定期的に検診を受けることで、がんに進行する前の異形成の段階で発見できることもあり、早期治療につながります。

    ・検診で異常がなければ安心できる

    子宮頸がんは、自覚症状が出てから受診した場合は、すでにがんが進行していて治療が困難なこともあります。定期的に検診を受けて、異常がないと判断されれば、不要な心配をせずに安心して日々を過ごせます。

  • 【子宮頸がん検診の注意点】

    ・必ずがんが見つかるわけではない

    どんな検査でも、精度は100%ではありません。がんが見つけにくい場所にあったり、形がわかりにくかったりすると、見逃してしまうこともあるため、定期的に検診を受け続けることが大切です。

    ・過剰診断の可能性がある

    がんのなかには、進行がんにならずに消えてしまうような生命を脅かさないものもあります。しかし、生命に影響があるかどうかを見分ける方法がないため、早期治療を考えて、結果的に通常のがんと同様の検査や治療が行われることもあります。

子宮頸がん検診を受ける方法

  • 子宮頸がんの検診には、市区町村によるがん検診と、職場での職域検診の2通りがあります。 

  • 【市区町村のがん検診】

    住んでいる市区町村が実施するがん検診に申し込みます。郵送で案内が来ることもありますが、ホームページなどを一度確認してみてください。電話や郵送、インターネットで申し込み、医療機関などで検診を受けます。検診費用の補助があるので、各自治体に問い合わせてみましょう。

  • 【職域検診】

    職場で年1回行われる定期健康診断と併せて、がん検診を行っている場合があります。がん検診を実施していなければ、市区町村のがん検診を受けましょう。

子宮頸がん検診の検査内容

  • 子宮頸がん検診では、月経周期などを確認する問診、膣鏡を挿入して子宮頸部を診る視診、子宮頸部の細胞を採取する細胞診を行い、異常が見つかれば精密検査に進みます。精密検査では、拡大鏡でさらに子宮頸部の細部を観察し、異常の疑いがある部分の細胞を採取します。精密検査で改めて異常ありと判断されると、がんの状態を見極めたうえで、その後の検査・治療を決めていく流れです。

  • 一般的に、がんはあまり若い世代の人に発生しない病気のようなイメージも強いですが、なかには子宮頸がんなど、若い世代に多く発生するがんもあります。将来にわたって健康状態を維持していくためにも、20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受けるようにしたいものです。定期的に検診を受けて異常が見つからなければ、安心して日々を過ごせるというメリットもあります。子宮頸がんや検診についての正しい知識を身につけて、適切な健康管理ができるようになりましょう。

campaign注目のキャンペーン

related article関連記事