妊活中にお酒を飲むと妊娠しづらいの?赤ちゃんへの影響は?婦人科医が答えます!
妊活中にお酒を飲むと妊娠しづらいの?赤ちゃんへの影響は?婦人科医が答えます!
公開日 2018/05/22
更新日 2021/01/18

妊活中にお酒を飲むと妊娠しづらいの?赤ちゃんへの影響は?婦人科医が答えます!

「妊活中もお酒をやめるべき?」「妊活中にお酒を飲むと妊娠しづらくなるの?」など妊活中のアルコールとの付き合い方について婦人科医の先生に話をききました。
妊娠に気づかずにお酒を飲んでしまった場合や、妊娠中の飲酒がおなかの赤ちゃんに与える影響などについても解説します。

監修:成城松村クリニック院長 松村圭子先生
執筆:高橋知寿(ライター)

妊活中にお酒を飲むと妊娠しづらくなる?

  • 「妊活中の飲酒の有無によって、妊娠率に大きな違いはない」といわれています。

  • ただ、妊娠がわかったらすぐに禁酒をする必要があるので、妊活をきっかけにお酒をスパッとやめましょう。

妊活中もお酒を控えるべき理由

  • 近い将来、妊娠した場合、お酒を止めなくてはいけません。

  • 「いつ妊娠したか」は、体からハッキリとしたサインがすぐに出るわけではありません。となると、妊活中から禁酒をはじめるに越したことはありません。

  • 「子どもがほしい」と思ったら、食生活を見直すひとつの手段として、禁酒をはじめましょう。

妊娠中の飲酒が赤ちゃんに与える影響

  • 妊娠中に母親が飲酒をすると、胎児に低体重・顔面を中心とする奇形・脳障害などを引き起こす可能性があります。これは、胎児性アルコール症候群と言われます。

  • 母親が飲んだアルコールは、へその緒や胎盤を通しておなかの中の赤ちゃんへ移行します。

  • 特に妊娠4週~12週頃の妊娠初期は、赤ちゃんの骨格など、体の中で大切な器官が形成される時期なので、特に気を付ける必要があります。

妊娠に気づかずに飲酒をしてしまった場合は?

  • 妊娠に気づかずに飲酒をしてしまった場合は、アルコールの量にかかわらず、おなかの赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性も。

  • 「お付き合い程度のその時だけの飲酒」であれば、おなかの赤ちゃんに影響を与えることは少ないとされていますが、飲酒直後に妊娠がわかった場合は、産婦人科医に相談してください。

アルコール濃度の低いもの・頻度を減らせばOK?

  • 比較的飲んでOKなお酒や量などはなし!禁酒を

    お酒が好きな方の中には、「アルコール濃度の低いものなら、習慣的に飲み続けてもいいのかな」「毎日ではなく、週に3~4日なら大丈夫かも」と、考える方もいるかもしれません。

  • アルコール濃度やお酒の種類に関係なく、習慣的にアルコールを摂取していると、いざ妊娠した時にやめられないことがあります。

  • 妊活を良い機会と考え、お酒をやめましょう。妊娠した際に「禁酒しなきゃ!」と焦る必要が無いので、精神的な負担も減ります。

飲み会で「妊活中なので」と断りづらい場合は?

  • 「仕事上の付き合いでお酒を飲まなければならない」という場合、明らかに妊娠していれば断りやすいですが、妊活中は言い出しづらいですよね。

  • 「どうやって断ろう……」とクヨクヨ考えていると、ストレスの元になってしまいかねません。断るのに毎回ストレスを感じるくらいなら、「その時だけのお酒(機会飲酒)」と割り切って、1~2杯程度付き合うのはいいでしょう。

  • ただし「その時だけのお酒」のはずが、毎晩晩酌…とならないよう、注意してください。

どうしても飲みたくなったらどうすればいい?

  • 「スパッと禁酒したけれど、なんだか口さみしい」と感じる時は、ノンアルコール飲料を代わりに飲んで満足させるのもひとつの方法です。

  • 今は、さまざまなノンアルコール飲料が出ていて、ビール風やカクテル風など「本物」に風味を近づける工夫がされているので、好みの味を探してみるのもいいでしょう。

妊活中の禁酒体験談

  • 妊活をきっかけにお酒を止めた方に、具体的にどうやってやめたのか、どんなことがつらかったのかを聞いてみました。

  • お酒を連想させる食べ物も止めました

  • 私は大のワイン好き。ワインと一緒にいつもチーズや生ハム、ピザなどを食べることが多かったのですが、妊活を機にお酒をやめることに。

  • ただチーズやピザを食べるとどうしてもワインを思い出してしまうので、それらの食べ物も止めて、しばらくはできるだけ視界に入らないように心がけました。

  • 禁酒から1カ月もすると「飲まない」ことが当たり前になり、3カ月経った今は、ピザを食べても「あ~飲みたい」と思うことはなくなりました。

  • 早く寝るように心がけました

    帰宅後、夕食のあとに夫とお酒を飲むのが日課になっていました。確かにお酒を飲むとストレス解消になっていましたが、寝るのが遅くなるため、起きるのが辛い朝もありました。

  • 妊活を機に夫と共に禁酒したところ、早く寝るようになり翌朝の目覚めもスッキリ!想像以上に「飲めないストレス」がなかったのも驚きでした。禁酒して3カ月で妊娠できました。

  • 禁酒は意外と辛くない!という方も多いようです。長い人生で見れば一時的なものですから、赤ちゃんを迎えるために、しばらくお酒は控えるのが良いですね。

  • ※本ページに記載されている情報は2019年10月10日時点のものです

  • 松村圭子先生(成城松村クリニック 院長)

    監修者プロフィール 松村圭子先生(成城松村クリニック 院長)
    専門分野は婦人科。日本産科婦人科学会専門医。2010年、成城松村クリニックを開院。婦人科疾患のみならず、女性のトータルケアをサポートする。月経トラブル、性感染症、更年期障害など女性のあらゆる不調に対応するために、西洋医学だけでなく漢方薬やサプリメント、オゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法なども積極的に治療に取り入れている。また女性の美と健康に関する知見を活かし、さまざまなメディアで活躍。監修書に『「女性ホルモン力」を高める簡単ごはん』(芸文社)、著書に『女性ホルモンがつくる、キレイの秘密』(永岡書店)、『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『40歳からの女性の不調にやさしく効く漢方の本』(日東書院)など。

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