私って不妊なの?男女別の不妊原因から対応策までを解説
私って不妊なの?男女別の不妊原因から対応策までを解説

2018/04/27

私って不妊なの?男女別の不妊原因から対応策までを解説

現在、晩婚化などを背景として、多くのカップルが不妊に悩んでいると言われています。
自分は不妊の可能性があるのではないかと考えている方もいるでしょう。
そんなときは、不安に思わず、まず不妊に対する正しい知識を得ることが大切です。
そもそも不妊とはどのような状態を指すのか、どんなことが原因として挙げられるのか、そして、どうやって対応策を取っていけばいいのか。これらをきちんと理解することで、不安や迷いも大きく和らげることができるはずです。
愛するパートナーとの子どもを授かるためにも、不妊に対する知識を深めて、必要な行動が取れるように準備しましょう。

監修者:大塚真紀(医師、医学博士)

そもそも不妊とは?

  • まず、不妊とは何かを理解しましょう。不妊症は、自然に妊娠する可能性が低く、治療などなんらかの方法を取る必要がある状態のことです。健康な男女が避妊をしていない状態で、一定期間が過ぎても妊娠しない場合は、その後タイミングを取って妊娠を試みても、妊娠する可能性が低く、不妊症だと診断されます。諸説ありますが、産科婦人科学会は不妊期間が1年続いた場合を不妊症と定義しています。ただし、女性の年齢が35歳以上と高い場合には1年間より短くても不妊症の可能性を疑い検査を開始した方がよいと考えられています。

    また不妊の原因は、男女のどちらにもありえるため、パートナー間で話し合い、医療機関での受診を検討するのが理想でしょう。次に、不妊症の原因や対処法を詳しく見ていきましょう。

男性不妊にはどんな原因がある?

  • 男性に不妊の原因がある場合は、性機能障害と精液性状低下の2パターンに分けられます。

  • ・性機能障害

    正常に射精ができない場合を指します。例えばストレスなどが原因で勃起せず、性行為がうまくできないED(勃起障害)や、性行為はできても膣内での射精が難しい膣内射精障害などが考えられるでしょう。

  • ・精液性状低下

    精液に含まれる精子の数や運動率が低下したり、奇形率が上昇している状態のことです。精子が作られる過程になんらかの異常があると考えられます。また、造精に関わるホルモンの分泌低下や、精巣の中にある精子が精液に出てこない閉塞性無精子症が起こっている可能性なども考えられます。

  • また、幼いころにそけいヘルニアの手術を受けた方や、糖尿病・動脈硬化などの病気を患っている場合は、性機能障害や精液性状低下が起きる可能性があるので、心当たりがある場合は不妊症の検査を検討してみてください。

女性不妊の場合の原因は?

  • 女性の場合は、排卵や卵管に原因があることが多いとされています。

  • ・排卵に異常がある場合

    通常、月経周期は25日~38日ですが、この周期に当てはまらない月経不順の方は、排卵が起こっていないなどの問題が生じている可能性があります。月経不順は、ホルモンバランスの異常や、肥満・やせ過ぎなどが原因として考えられます。

  • ・卵管に異常がある場合

    卵管で炎症が起こり、詰まってしまっている場合も妊娠が起こりません。クラミジア感染症や子宮内膜症によって卵管が詰まることがあるため、一度検査をしてみても良いでしょう。

  • ほかにも、子宮筋腫などの子宮に関わる原因があるほか、はっきりとした原因が見つからないというケースもあります。そのため、自分ひとりで考え過ぎず、適切な検査等を受けることをおすすめします。

不妊への対応策は?

  • 「不妊かも?」と思ったら、まず婦人科を受診しましょう。どちらに原因があるかわからないため、男女そろって検査するのが理想です。ホルモン検査や超音波検査などを行います。

    その後、治療を行う場合は、最初にタイミング法を用いるのが一般的。タイミング法では、排卵日に合わせて子作りすることで自然妊娠を目指します。ほかには、精液を子宮内に注入する人工授精や、体外で受精させた受精卵を子宮内に戻す体外受精などの方法もあります。

    また、自宅でできる対応策としては、体質改善が挙げられます。血流を良くして体を温めると妊娠しやすくなると考えられているため、適度に運動したり、冷えないよう注意したりするのも良いでしょう。

  • 不妊とは何かという基本的なことから、男女それぞれに考えられる不妊の原因、そして不妊に対する対応策までをご紹介しました。不妊で悩むとストレスを抱えてしまいがちですが、ストレスで性行為がうまくできないなど、不妊の原因につながることがあるため、できるだけリラックスして過ごすのがおすすめです。不妊に関する正しい知識を身につけて、不妊を解決するための対応策が取れる態勢を整えていきましょう。

campaign注目のキャンペーン

related article関連記事