体外受精を試すなら、どんなことに注意するべき?費用は?
体外受精を試すなら、どんなことに注意するべき?費用は?

2018/01/09

体外受精を試すなら、どんなことに注意するべき?費用は?

「病院で不妊治療をしているのに、なかなか子供を授かることができない……」。
そんなとき、「体外受精にステップアップしたほうがいいかな?」と悩みますよね。

今回は、体外受精の仕組みと費用についてご紹介します。
気軽に相談できないことだからこそ、どれくらいお金がかかるのかなど、分からないことが多いですよね。
事前に下調べをしたうえで、体外受精に踏み切るかどうかを決めましょう。
気になる妊娠率や安全性についても併せて解説します。

監修者:大塚真紀(医師、医学博士)

体外受精とは?

  • 体外受精とは、女性の体の中から卵子を取り出し、培養液の中でパートナーの精子と受精させてから子宮内に戻す治療方法です。タイミング療法や人工授精などの不妊治療をしてもなかなか妊娠しない場合や、卵管性不妊や重度男性不妊などが原因で、体外受精でなければ妊娠できないときに行われます。まずは夫婦ふたりで不妊検査を受け、どうすれば妊娠できるかを医師とよく話し合いましょう。

どれくらい費用がかかるの?

  • 体外受精は保険診療として認められていないため、自費で受けることになります。クリニックや治療内容によって異なりますが、平均で1回あたり30~50万円と言われています。病院によって費用が違うので、中には1回で100万円以上かかるクリニックも。

  • 一般的には、不妊治療を専門としているクリニックの方が、実績があり、確かな技術も持っているため、費用が高くなる傾向があります。体外受精の費用は施術内容や治療回数によって異なるため、人によってかかる費用が全く違うので注意しましょう。体外受精にかかる費用の内訳には、採卵費用、授精・培養費、胚移植費などがあり、費用目ごとに料金が設定されています。採卵回数や採卵個数によってもそれぞれの費用が変わるので、はっきりとした金額は事前に担当医に相談するのがベストです。

  • 病院によっては、成功報酬制度を導入しているところもあります。体外受精を受けるために必要最低限の費用はかかりますが、妊娠が成立した場合のみ成果報酬料が発生し、うまくいかなかった場合は費用を抑えることができる仕組みになっています。できるだけ治療にかかる費用を安くしたい方は、病院選びの基準の1つとして頭に入れておきましょう。

  • また、体外受精は「特定不妊治療費助成制度」を活用することで助成金を受け取ることもできます。特定不妊治療費助成制度を利用するには、年齢や年収などの規定を満たしている必要があります。事前に制度を利用できるか確認するようにしてください。

体外受精の妊娠率や安全性

  • 体外受精の妊娠率は、日本全体で約23%と言われています。しかし女性の年齢や不妊原因、身体状況などによって異なりますので、あくまで目安として考えてください。不妊治療専門のクリニックでは、23%よりも高い妊娠率を誇る病院もあるため、病院のホームページなどをチェックしてみてください。妊娠率は気になるところですが、クリニックによって治療方針が違うので妊娠率だけでなく、自分に合った信頼できる病院を探すようにしましょう。

  • 体外受精では、体に副作用が起きることもあります。体外受精で採卵をするときに使用するホルモン薬で、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が引き起こされる可能性があります。OHSSになると、卵巣腫大や胸水、腹水の貯留といった症状が現れます。軽症の場合には、2週間以内に軽快することがほとんどですが重症の場合には命に関わることもあります。このように、体外受精はまったくリスクがないというわけではないので、事前に信頼できる医師に治療内容や副作用についてよく確認しておきましょう。

  • 体外受精は保険適用外なので、病院によって金額が異なります。平均でも1回あたり30~50万円かかるので、慎重に検討したいですね。採卵回数や個数によっても変動するので、詳しく知りたい場合は不妊治療を行っているクリニックに相談しましょう。また、体外受精はすぐに受けられるというわけではなく、基本的にはタイミング療法や人工授精からのステップアップ、あるいは体外受精でなければ妊娠が難しい場合に行われます。パートナーともよく話し合ったうえで、踏み切るかどうか決めてくださいね。

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