「人工授精5回目のトライで授かった」Aさんの不妊治療体験記
「人工授精5回目のトライで授かった」Aさんの不妊治療体験記

2017/07/26

「人工授精5回目のトライで授かった」Aさんの不妊治療体験記

近年、注目が高まりつつある不妊治療。実際にどのようなことをして、どのような想いを抱くものなのでしょう。そこで、人工授精5回目のトライで授かった、Aさんの体験記をご紹介します!

彼も私も異常なし。けれども、なぜか授からず……

  • 不妊DATA

    不妊治療の
    キッカケ
    1年間、自然妊娠しなかったため
    不妊の原因 妻・夫ともに不明
    不妊治療の期間 約1年半
    不妊治療の費用 約60万円

    「そろそろ子どもが欲しいね」という話になったのは、結婚してから半年後。それから自然妊娠にトライしたんですが、1年が過ぎてもできなかったんです。35歳になっていたこともあって、「そろそろ病院に行こうか」と、まずは私が会社近くの不妊治療で有名なクリニックを受診しました。

    ところが検査してみたところ、どこも悪いところがなかったんです。実は私、基礎体温もきっちり高温期・低温期にわかれるし、生理もとても規則正しくくるタイプ。ですから初めから、ひそかに「原因は旦那なんじゃ……?」と思っていたんです。彼も内心では、自分に原因があると思っていたんじゃないかな。けれども検査をした結果、夫にも異常がないことが判明しました。

    聞くところによると、不妊カップルの8割は原因不明だそう。でも原因がわからないと、対処法もわからない。まさかの迷宮入りで、病院に「何かできることはないですか」と相談しました。そして受精卵などが通りやすくなるように、卵管をキレイにする処置をしてもらったんです。

悩んだ末に出た結論は「やっぱり、子どもが欲しい」

  • 不妊治療中、夫とはよくケンカをしました。大きかったのは、お金のこと。お財布が別々だったこともあり、私が一人でクリニックへ行って自分でお金を払う、という感じだったんです。もちろん通院によって時間もとられるし、仕事にも支障が出てきます。それで「一人で頑張っているんだから、お金くらい出してよ!」と言ってしまったこともありました。通院していても、夫婦で来ている方がうらやましくて……。不妊治療開始直後の「夫婦の一体感のなさ」は、かなりキツかったですね。

    その結果、気持ちの糸が切れてしまい、とうとう病院に行かなくなってしまいました。「本当に、この人の子どもが欲しいのかな?」とまで思い詰めたっけ……。趣味の山登りに出かけても、山でファミリーに会うと、複雑な気分になってしまうんです。友だちもどんどん妊娠・出産していくし。そのモヤモヤを突き詰めていったら、「私、ファミリーがうらやましいんだ。やっぱり、子どもが欲しいんだな」と気づきました。そこで、不妊治療を再開することを決意したんです。

    私たちは原因がわからなかったので、病院オススメのサプリメントを飲んだり、ホルモン薬を飲んだり吸入したりしながら、人工授精にトライすることになりました。1回、2回と回を重ねても、なかなか授からない。「人工授精は、できる人は5回以内にできる」と聞いていたので、3回チャンレジしても授からなかったときは、「もしかしたら、できないのかもしれないな」とあきらめモードになりました。

ついに長男を出産。心から、幸せを感じています

  • その後、体外受精にステップアップする選択肢も視野に入れ始めましたが、夫は「そこまでは、どうかな。できないなら、できないで仕方がない」という雰囲気。人工受精は1回5万円でしたが、それ以上のステップに進むと、お金の単位が変わってきちゃうんですよ。でも私は、トライしてみてもいいかな、と思い始めていたんです。それに、相変わらず病院に行くのは私ひとり。「人工授精に使う精子くらい、自分で持っていけよ!」と強く思いました。やはり治療中も、夫との間に温度差を感じることが何度もありましたね。

    4回目もダメだったときは、「とうとう、次で終わりだな」と思いました。半ばあきらめながらチャレンジした5回目で、「着床していますよ」と言われたときは、信じられない気持ちでした。夫に報告すると、「お~、おめでとう!」と他人事のようでしたが(笑)。それからお腹のなかで順調に育ち、ついに2016年5月に、無事出産しました。

    子どもは、とにかくカワイイですね。もう本当、宝物です。妊娠中も微妙に当事者意識がなかった夫ですが、生まれてきてからはいいパパに。土日はしっかり子育てに参加してくれています。そんな姿を見ると、「ああ、この人をパートナーに選んでよかったな」と幸せを実感。やっぱり、頑張ってよかったな、と思います。まだ産みたてですが、ぜひ第二子もチャレンジしたい。次は、できれば女の子が欲しいですね。

  • プロフィール Aさん
    Webディレクター、夫は会社員。現在Aさんは36歳、夫は37歳。人工授精の末に長男を授かり、2016年5月に出産。

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