若いうちから気をつけたい! 女性特有の病気トラブル&予防法
若いうちから気をつけたい! 女性特有の病気トラブル&予防法

若いうちから気をつけたい! 女性特有の病気トラブル&予防法

自覚症状があまりないまま進行してしまうことも多い、女性特有の病気トラブル。いずれも早期発見が大きなカギを握ります。人気婦人科医に、知っておくべきチェックポイントなどを伺いました。

監修 産婦人科クリニックさくら院長 桜井明弘先生

実にさまざま! 女性特有の病気トラブル

  • 子宮筋腫

    検査方法 血液検査/超音波検査/MRI検査/子宮鏡検査/子宮卵管造影検査
    発症年齢 20~40代、中心は30〜40代
    治療法 開腹手術・膣式手術・腹腔鏡手術などの手術療法/対症療法/ホルモン治療
    早期発見チェックポイント

    生理の量が多くなる

    頻尿になる

    腰痛や便秘になる

    お腹を触ると違和感がある etc…

    良性腫瘍のひとつで、30歳以上の女性の4人に1人は筋腫をもっているとされます。初期症状はほとんどなく、非常に発見されづらいのが特徴。筋腫が大きくなると、月経痛やおりもの、性交痛、しこりなどの自覚症状が。原因はいまだ解明されていないものの、初潮がきてから閉経までの間に起こるため、性ホルモンとの関係が深いとされています。

  • 子宮内膜症

    検査方法 血液検査/超音波検査/MRI検査/子宮鏡検査/子宮卵管造影検査
    発症年齢 20~40代、中心は20〜30代
    治療法 開腹手術・腹腔鏡手術などの手術療法/低用量ピルやディナゲストなどの薬物療法
    早期発見チェックポイント

    生理の量が多くなる

    重い生理痛がある

    骨盤周辺に痛みを感じる etc…

    本来、子宮の内側に存在する子宮内膜と似ている組織が、子宮以外の場所にある病気。原因は、月経ではがれ落ちた子宮内膜の一部が逆流して、卵巣や骨盤などの表面に正着することと考えられています。症状は、月経困難症、不妊症、骨盤痛、性交痛など。

  • 乳がん

    検査の受診率 43.4%(出典:厚生労働省『国民生活基礎調査』)
    検査方法 触診/超音波検査/マンモグラフィー
    発症年齢 20~60代で、中心は40~50代
    治療法 手術療法/ホルモン療法/放射線治療/抗がん剤治療
    早期発見チェックポイント

    乳房にしこりがある

    乳首から出血する etc…

    女性にもっとも多いがん。日本女性の15人に1人が、一度はかかるとされています。原因は解明されていませんが、遺伝的要因と食生活の欧米化との指摘も。肥満、喫煙などは乳がんのリスクを上げ、運動習慣はリスクを下げると言われています。早期発見できれば、5年生存率は90%以上。

  • 子宮頸がん

    検査の受診率 42.1%(出典:厚生労働省『国民生活基礎調査』)
    検査方法 内診/細胞診/超音波検査/MRI
    検査で病気と診断される割合 成人女性の10人中0.001人(出典:日本対がん協会『がん検診の実施状況』)
    発症年齢 20~70代
    治療法 手術による切除/抗がん剤治療/放射線治療
    早期発見チェックポイント

    生理の量が増える

    不正出血がある

    性交後出血がある etc…

    ウイルスによって引き起こされる、子宮の入り口にできるがん。性交渉の経験があれば、誰もが発病する危険性があります。ワクチンで予防できるほか、定期的な検診で早期発見すれば、切除するだけで完治する可能性が高いものの、進行して転移すると命にかかわります。

  • 卵巣がん

    検査方法 超音波検査/MRI検査/血液検査
    発症年齢 10代~70代。中心は40代
    治療法 手術による切除/放射線治療/抗がん剤治療
    早期発見チェックポイント

    膨満感など腹部の違和感 etc…

    女性ホルモンの分泌や排卵などを引き起こす、卵巣内にできた悪性腫瘍のことです。「サイレントキラー」と呼ばれるほど、初期症状がないのが特長。内膜症や遺伝が原因となってできるほか、良性の卵巣腫瘍ががん化するケースも存在します。転移すると命にかかわるので、早期発見がカギ。

早期発見することが、悪化を防ぐ最大の予防法!

  • 上記のような婦人科系の病気トラブルは、自覚症状がほとんどなく、発見しづらい傾向があります。「どの病気も、早期発見することが悪化を防ぐ最大の予防法。2年に一度は健診を受けるようにしましょう。また子宮頸がんは、ワクチンで予防できる唯一のがん。副作用が問題視されていますが、世界では『夢のワクチン』と言われ、約150ヵ国で積極的に打たれています」(桜井明弘先生)。自分と将来の赤ちゃんの命を守るためにも、婦人科検診は欠かせないようです。

  • 産婦人科クリニックさくら院長 桜井明弘先生

    お話を伺ったのはこの方産婦人科クリニックさくら院長 桜井明弘先生
    順天堂大学卒。同大学産婦人科学教室、賛育会病院の産婦人科管理医長などを経てクリニックを設立する。2015年、女性のQOL向上を目指し、一般社団法人美人化計画設立。著書は「あなたが33歳を過ぎても妊娠できない44の理由(幻冬舎)」など。
    http://www.cl-sacra.com/

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