婚姻届受理証明書とは? 使い道、必要書類と申請方法
婚姻届受理証明書とは? 使い道、必要書類と申請方法
公開日 2018/12/28
更新日 2018/12/28

婚姻届受理証明書とは? 使い道、必要書類と申請方法

婚姻届を提出した際にもらえる“婚姻届受理証明書”をご存知でしょうか?
基本的にこちらから申請しなければもらえないため、意外と知られていないこの証明書。
実は、人によっては取得しておかないとその後の手続きで困ってしまうこともある大切な文書です。

婚姻後の手続きをスムーズに済ませるために、申請の方法や使える・使えない手続きについて事前に知っておきましょう。
また、入籍の記念に飾りたくなる、賞状のような“特別婚姻届受理証明書”についても併せてご紹介します。
近々入籍を予定しているのであればぜひチェックしておいてくださいね。

婚姻届受理証明書とは

  • 婚姻届の提出時に発行してもらうことができる“婚姻届受理証明書”は通称“婚姻証明書”と呼ばれていて、その名の通り「婚姻届を確かに受理しました」ということを証明をする公文書です。

  • 証明書の意味・書いてあること

    法的には婚姻届を提出した時点で夫婦と認められるのですが、書類上は新しい戸籍謄本がないと証明することができません。しかし戸籍謄本の作成には婚姻届の提出から数日かかる場合がほとんど。そこで、新しい戸籍謄本が出来上がる前に夫婦である証明が必要な手続きを取りたい場合に備え、この婚姻証明書が用意されています。ただし証明書には普通紙タイプと上質紙タイプの2種類が存在し、上質紙タイプは発行に時間がかかるため、注意が必要です。

  • 婚姻証明書は各自治体が発行するものなので様式はそれぞれ違いますが、下記のようなことが書かれています。

    ・婚姻届を受理した旨

    ・婚姻の年月日

    ・夫の氏名、生年月日、本籍地と戸籍筆頭主

    ・妻の氏名、生年月日、本籍地と戸籍筆頭主

  • 上質紙タイプの場合はさらに証人の氏名も記載されます。

  • 婚姻証明書のもらい方

    婚姻証明書を受け取れるのは、婚姻届を提出した市町村役場です。普通紙タイプは350円、上質紙タイプは1,400円の手数料で取得できます。発行までの期間は自治体によってさまざまですが、普通紙タイプなら即日~1日程度で発行してもらえるでしょう。上質紙タイプの場合は1週間以上かかると思っておいてください。所要日数を事前に知りたい方は、申請する自治体に前もって問い合わせておくことをオススメします。

  • 婚姻届の提出時に併せて窓口で申請する場合、婚姻届の提出に必要なものさえ揃っていれば他に準備するものはありません。

    ・婚姻届

    ・2人の旧姓の印鑑

    ・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)

    ・3カ月以内に発行した戸籍謄本(本籍地以外で届け出る場合のみ)

    ・未成年の場合は保護者の同意書

    これらを揃えておきましょう。ただし、届出人(夫婦になる2人)以外の代理人が申請する場合は、委任状と代理人の本人確認書類が別途必要となりますので注意してください。

  • 郵送で婚姻証明書を取得する場合は、下記が必要となります。

    ・受理証明書請求書

    ・手数料分の定額小為替

    ・本人確認書類のコピー

    ・返信用封筒(住所氏名を記入し切手を貼ったもの)

  • 普通紙タイプの婚姻証明書は、婚姻届が受理された後であれば申請期間に原則定めはありません。ただし上質紙タイプの場合は、証人の氏名を記載する関係で一定の期間が経つと発行できなくなることがあります。婚姻届を提出する自治体に確認しておきましょう。

婚姻届受理証明書の使い道

  • 婚姻届受理証明書は公文書とは言え、新しい戸籍謄本が発行されるまでの仮の証明書ですし、あくまでも夫婦関係を証明するもので本人確認書類にはなりません。そのため証明書として使える手続きと使えない手続きが存在します。使用できるのは主に下記の3つです。

  • ・会社への届け出

    通常、会社勤めの場合は結婚して姓や住所が変わった場合に届け出が必要です。提出期間は会社ごとに定められていますが、妻が夫の扶養になる場合や、年末調整の時期などは事務手続きの関係で届け出を急いでほしいと言われることもあるかもしれません。その際は戸籍謄本が出来上がるのを待たずに、婚姻証明書で手続きをしましょう。

  • ・海外での挙式

    海外で挙式するスタイルの中に「ブレッシングウェディング」という、“キリスト教のもと牧師が結婚した2人に祝福を与える”というセレモニースタイルがあります。正式な教会や式場で挙式を行う場合、2人が戸籍上夫婦であることを証明しなければなりません。日本での婚姻手続き後、戸籍謄本が出来上がる前に挙式を予定しているのであれば、婚姻証明書を使いましょう。

  • ・住民票の名義変更

    入籍後に住所が変わる場合、引っ越しから14日以内に住民票の変更届が必要です。しかし新しい戸籍が出来上がる前に住所変更をすると、住民票には旧姓が登録されてしまいます。入籍後に住所変更がなかったとしても、名義変更の手続きを行うまでは新しい姓は登録されません。住民票はさまざまな場面で提出が求められるため、旧姓のままでは困ることも多いでしょう。入籍後に挙式や新婚旅行の予定があってバタバタしそうなら、婚姻証明書を使って早めに住民票の名義変更を行いましょう。

婚姻届受理証明書が使えないとき

  • 先ほど説明した通り、婚姻届受理証明書が使えない手続きも存在します。次のような場合は使用できませんので注意してください。

  • ・銀行口座の名義変更をするとき

    銀行口座の名義変更は“戸籍謄本”または“名義変更済みの免許証”の提出が必須です。婚姻証明書だけでは手続きができません。

  • ・運転免許証の名義変更をするとき

    運転免許証の名義変更の場合、本籍が記載された住民票を提出する必要があります。婚姻証明書だけでは手続きができないので、住民票の名義変更を終わらせてから手続きをしましょう。

  • ・生命保険、損害保険の名義変更をするとき

    保険関係では手続きの際に“本人確認書類”の提出を求められるため、夫婦関係を証明する婚姻証明書では名義変更ができません。事前に変更した運転免許証などで手続きしてください。

  • これらのことを踏まえると、婚姻届の提出後になるべく早く全ての名義変更を済ませたい場合は以下の手順で行うと良いでしょう。

    1、婚姻証明書で住民票の名義を変更

    2、その住民票を使って運転免許証の変更

    3、その他の手続きへ

特別な婚姻届受理証明書があるってホント?

  • 最初に説明したとおり、婚姻証明書には2つの種類が存在します。上質紙タイプは「特別受理証明書」といい、賞状のようなデザインで入籍の記念品にぴったりです。入籍の際に取得しておいて、結婚式のウェルカムアイテムとして活用することも可能です。基本的に自治体側から案内されることはないために知らない人が多く、発行数が少ないのも特別感がありますよね。各自治体によってその土地の風景やご当地キャラクターをあしらったものなど、デザインはさまざま。婚姻届はどこの自治体でも提出できるため、ハネムーンの旅先で提出してその地ならではの婚姻証明書を思い出の品にすることもできるのです。

  • ただしこの上質紙タイプについては記載内容の関係で申請期間が限られているので注意が必要です。またご説明したとおり、発行には1週間以上必要で、手数料も1400円かかります。希望する自治体があれば事前に問い合わせておくと安心でしょう。

  • 東京都国分市の婚姻証明書は地域性が表れているデザイン。写真と一緒に飾ることができる台紙も付いています。

    http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/smp/kurashi/1010836/1010855/1017916.html

  • 大阪府寝屋川市では、夫婦を結ぶ赤い糸と市の木である”桜”が全面にあしらわれた、華やかなデザインの婚姻証明書が用意されています。

    http://www.city.neyagawa.osaka.jp/organization_list/shimin_seikatu/siminka/koseki/1482294000433.html

  • 福岡県嘉麻市は、ご当地キャラクターである”かまししちゃん”のイラストがついた可愛らしい婚姻証明書を発行しています。

    http://www.city.kama.lg.jp/info/prev.asp?fol_id=10217

  • 意外と知られていない婚姻届受理証明書ですが、新しい戸籍謄本が出来上がるまでの間、仮の証明書として使える場面が多々あります。特に、入籍後になるべく早く住民票や会社の書類上で名義変更の手続きを済ませたい場合はとても便利です。また、海外挙式でも必要な場合があるのでチェックしておきましょう。ただしあくまでも夫婦関係を証明するものであり、銀行口座や運転免許証、保険関係の名義変更には使えませんので注意が必要です。入籍の記念には賞状のようなデザインの上質紙タイプもオススメ。これから入籍する予定の方は提出する自治体に前もって問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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