結婚祝いのお返しに「のし」は必要?種類やマナーなど基礎知識
結婚祝いのお返しに「のし」は必要?種類やマナーなど基礎知識

2018/12/28

結婚祝いのお返しに「のし」は必要?種類やマナーなど基礎知識

結婚祝いのお返しをしたいけど、のしの種類や書き方が分からないとどうやって贈っていいのか不安になってしまいますよね。
のしにはそれぞれ意味があり、マナーを知らずに贈ってしまうとせっかくの感謝の気持ちが失礼にあたることも。
そうならないために、きちんとのしのマナーを知っておきましょう。

今回は、結婚祝いのお返しののしの種類や意味について詳しくご紹介します。

どうして「のし」をつける必要があるのか?

  • 祝儀袋の右上に書かれている飾りのことを「熨斗(のし)」といい、のしの中に入っている細長い棒のようなものを「熨斗鮑(のしあわび)」といいます。

  • 熨斗鮑(のしあわび)は、もともと鮑(あわび)を熨(の)して乾燥させた保存食のことです。昔から鮑は不老長寿の薬と呼ばれ、縁起物としてお祝いに欠かせないもの。神仏へのお供え物として奉納されていました。それがだんだん簡略化され黄色い紙で作られたものになったのが現代の「のし」です。

  • 熨斗と水引が印刷された紙のことは「熨斗紙(のしがみ)」といい、袋のことは「熨斗袋(のしぶくろ)」といいます。熨斗紙は贈答品やその箱などにつけて使い、熨斗袋には現金や商品券などを入れて使います。最近では熨斗紙を使用することが多いです。

  • 熨斗だけではなく、水引(みずひき)の色や形、本数にもきちんと意味があります。

  • ちょうちょ結びのようなデザインの水引は「花結び」といい、簡単に解けて何度も結びなおすことができるという意味から、何度あってもいいお祝い事やご挨拶、記念行事などで使われます。

  • 逆さになったリボンのようなデザインの水引は「結切り(または固結び)」。固く結ばれて解けない(離れない)という意を込めて婚礼関係に使います。また、二度と繰り返さないという意味から弔事、傷病のお見舞い、災害見舞いなどで使われることも多いです。

  • 複雑に結ばれた豪華なデザインの水切りは「あわじ結び(または鮑結び)」。互いの輪が互いに結びあっていつまでも良きお付き合いをという意味から慶事と弔事のどちらに使ってもOK。

  • 梅の形をしたデザインの「梅結び」は、結切りやあわじ結びと同様簡単に解けないので、固く結ばれますようにという意味から婚礼によく使われます。また、魔よけの意味もあるため新築祝いなどに用いられることも。

  • 慶事の場合は「赤白」「金銀」「赤金」を、弔事の場合は「白黒」「黄白」「青白」「銀」「黒」の水引を使います。

  • 水引の本数は5本に束ねたものが基本の結びです。3本は簡略化したもの、7本はより丁寧にしたもので、婚礼関係は夫婦や両家を表した10本のものを使います。

  • このように、のしにはそれぞれ意味があるため間違えないように注意しましょう。

結婚祝いのお返しの「のし」の種類や書き方って?

  • 結婚祝いのお返しは慶事なので、のしと水引が必要になり、のしの基本は以下の通りです。

  • 色・・・紅白、金、赤

    本数・・・10本

    結び方・・・結切り

  • 昔は贈答品に目録をつけて贈るという風習がありましたが、のしと同じように簡略化されて表書きとなりました。

  • 表書きには「内祝い」「結婚内祝い」または「寿」と書きます。お祝いをもらったお礼なので「御礼」と書きそうになりますが、結婚の喜びを一緒に分かち合うための贈り物なので注意しましょう。

  • 差出人の名前は「結婚後の新姓」もしくは「新姓の下に2人の名前」を書きます。仕事で結婚後も旧姓を使う場合も同じです。旧姓は通称なので正式な本名を書くようにしましょう。

  • のしのかけ方には「内のし」と「外のし」があります。品物に直接のしをかけてから包装紙で包むことを「内のし」、包装紙の上からのしをかけることを「外のし」といいます。結婚祝いのお返しは喜びをおすそ分けするという意味があるため、控えめな「内のし」の方が無難です。

  • しかし、厳密に決まっているわけではないので、直接渡す場合は「外のし」、配送するなら「内のし」といったように使い分ける方法もあります。

手紙やメッセージを一緒に贈りたい場合は?

  • 結婚祝いのお返しのお礼状は、感謝の気持ちを伝えるためのものです。結婚式の出欠席に関わらず、結婚祝いをいただいた全ての人に書くのが基本です。

  • お返しを配送する場合は、品物と一緒にお礼状を添えて送るか、品物よりもお礼状が先に届くように送ります。入籍前に結婚祝をいただいた場合は、入籍後に結婚の報告もかねてお礼状を書きましょう。ハガキは略式なので、お礼状はハガキではなく手書きの封書を選んで。

  • また、慶事に関する文章には句読点を使いません。「句読点は子どもが読みやすくするためのもので、相手を子ども扱いしている」「句読点が「切れる」「終わる」ということを表す」、これらの理由から、句読点を使わないのがマナーです。

  • 文章を書くときは、「別れる」「切れる」「離れる」「終わる」「飽きる」「冷える」「壊れる」といった忌み言葉や、何度も繰り返すことを連想させる「再び」「次々」「いろいろ」といった重ね言葉も使わないように注意しましょう。

  • お礼状に入れたい内容は以下となります。

    ・お礼の言葉

    ・新生活への抱負

    ・品物を新生活で活用している様子

    ・今後のお付き合いをお願いする挨拶

    ・新郎新婦の名前(旧姓も)

    ・新居の住所や連絡先

  • 以下で例文を2パターン、紹介いたします。

  • 例文1)※フォーマルな文例

    拝啓 晩秋の候 皆様方におかれましては お健やかにお過ごしのことと存じます

    この度は私どもの結婚に際しまして 過分なお心遣いをいただき 誠に ありがとうございました

    頂戴しましたコーヒーメーカーで 毎朝 美味しいコーヒーを楽しんでおります

    ささやかではございますが 内祝いのしるしに心ばかりの品をお贈りいたします

    ご笑納いただけましたら幸いに存じます

    今後は笑いの絶えない温かい家庭を築いていく所存でございます

    未熟な二人ゆえ至らぬこともございますが 今後ともどうぞよろしくお願いいたします

  • 例文2)※カジュアルな文例

    この前は素敵なお祝いをありがとう

    すごく嬉しかったです

    ささやかですが お礼の品を贈るので 喜んでもらえると嬉しいです

    新しい家にも遊びに来てください 待ってるね!

    これからもよろしくお願いします

  • 結婚祝いのお返しには、感謝の気持ちを伝えるというだけではなく「幸せを一緒に分かち合う」という素敵な意味も込められています。しかし、きちんとマナーを守った「のし」をかけていないと相手を不快な気持ちにさせてしまうことにもなりかねません。のしの意味をしっかり理解して、正しいマナーでお返しを贈ることが大切です。一緒にそえる手紙やメッセージも相手が読んでいて嬉しくなるような丁寧な内容にしましょう。

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