結婚式のお金はいくらかかる?FPが新生活マネーをアドバイス!
結婚式のお金はいくらかかる?FPが新生活マネーをアドバイス!
公開日 2018/07/31
更新日 2018/07/31

結婚式のお金はいくらかかる?FPが新生活マネーをアドバイス!

結婚情報サイトゼクシィの調査の結果によると、結婚式にかかった費用総額の相場は300~350万円ほど。しかし結婚式の費用は、会場や人数、挙式内容によって大きく異なります。まずは自分たちがどのような結婚式を望んでいるのかを話し合うといいでしょう。また、それぞれの両親から費用を援助してもらえるのかも確認しておくと安心ですね。
新しい家計をしっかりとスタートさせるためにも、結婚にかかる費用や家計管理を考えてみましょう。

鈴木暁子(ファイナンシャル・プランナー)

結婚式のスタイル別平均費用

  • 結婚式・披露宴にかかる費用は、どこで行うか、規模はどれくらいかなど、そのスタイルによって大きく異なります。では、それぞれスタイル別の費用を見ていきましょう。

  • 一般的なホテルウエディング 平均357万円※

    大人数への対応が可能で、費用の平均額は約360万円。ゲストの人数やオプション(演出、衣装や料理のアップグレードなど)により費用が上がる可能性があります。

  • 国内リゾートウエディング 平均147万円※

    沖縄、北海道、軽井沢など国内リゾート地でのウエディングです。親族のみ、あるいは親族と少人数のゲストで挙式とパーティーを行うスタイルで、費用の平均は約150万円。ゲストが少ないため、費用は比較的抑えられます。

  • 海外ウエディング 平均203万円※

    ハワイ、オーストラリア、ヨーロッパなどで行うため、ゲストは親族のみ、または親族とごく少数の友人というケースが一般的です。費用の平均は約200万円。こちらもゲストが少ない分費用を抑えられます。

  • ※出典:ゼクシィWEBMAGAZINE

  • 二人だけの結婚式ということであれば、いわゆるパーティーがなく、新婚旅行代+挙式費用で済むため、大幅に予算を抑えられます。

  • 国内リゾートや海外ウエディングは、一見高額なイメージがありますが、ゲストが少ないことに加え、新婚旅行込みの金額ですので、地元のホテルウエディングに比べ、意外とリーズナブルと言えそうです。

  • 一方でゲストの旅費(交通費、滞在費など)について、全額負担、半額負担、一律何万円負担など、どのようにするかで費用は変わります。

  • 費用をかけないウエディング

    最近は両家の親族の食事会や、会費制のパーティーにするなど結婚式に費用をかけないスタイルも増えてきました。室料や食事など実費程度の支出で済みます。

  • このように、まずはどこで挙式するのかを決めることで、目安となる金額が見えてきますね。なお細かいことを言うと、会場に支払う金額以外に、遠方からのゲストへのお車代、挨拶や受付をしてくれる方への謝礼なども必要になる場合があります。

結婚にかかる費用

  • 結婚にかかる費用というと、結婚式にかかる費用をイメージする方が多いのですが、実はそれだけではありません。

    婚約(結納)、結婚式・披露宴、新婚旅行というように、前後も含めてかなりの費用がかかるので、その分も考慮する必要があります。

  • 結婚式にかかる費用はどのような項目がある?

    スタイル別の平均費用については先に述べたとおりですが、主に

    ・会場費

    ・料理・飲み物

    ・引き出物、引き菓子、プチギフト

    ・ペーパーアイテム(招待状、席次表、席札など)

    ・テーブル装花

    ・新郎新婦衣装

    ・ブーケ

    ・着付け、ヘアセット、メイク

    ・撮影(当日のスナップ・ビデオ)、別撮り

    ・演出

    などの項目で構成されます。その中で費用を左右する項目を確認しておきましょう。

  • 結婚式の費用を左右するもの

    結婚式の費用を左右するものとして大きいのはゲストの数です。料理・飲み物代、ギフト代、招待状や席札など、一人あたり平均2万円程度。料理やケーキをアップグレードしたり、飲み物の種類を増やしたりするとその分費用もアップします。

  • また、衣装代もブランド物であったり、お色直しの回数などでアップします。

    さらに演出、撮影関連もどこまでやってもらうかで費用が大きく変わる可能性があります。

  • 一世一代のイベントですから、いろいろな希望があると思いますが、予算内に収めるためには、これらの項目を二人でよく相談して、優先順位をつけてコントロールしていくことがポイントと言えるでしょう。

  • 結婚式以外にかかる費用もある

    結婚にかかる費用には、式にかかる費用だけでなく、婚約(結納)や新婚旅行など結婚式以外の費用も含まれます。婚約(結納)にかかる費用は平均で約85万円、新婚旅行代は平均で約70万円ほどですので、約157万円。けっこうまとまった金額ですよね。これに結婚式にかかる費用を加えると、総額では約470万円程度かかることになりますが、そのうちの3分の1は結婚式以外にかかる費用ですので、しっかり見積もっておきましょう。

  • (結婚式以外にかかる費用)

    婚約・指輪結納式17万9,000円84万7,000円
    婚約食事会5万9,000円
    結婚指輪36万5,000円
    結婚指輪(2人分)24万4,000円

  • 新婚旅行旅費(2人分)61万2,000円71万7,000円
    お土産代10万5,000円

    (結婚式にかかる費用)

    結婚式挙式・披露宴・披露パーティー357万5,000円

    総額466万6,000円

    出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」を基に筆者作成

もらえるお金もある

  • ここまで結婚にかかる費用を見てきました。高額であることに不安になる方もいらっしゃるでしょう。ただ、実際はこれをすべて貯金でまかなわなければならないということではありません。結婚式では「ご祝儀」があります。みなさんも渡した経験があると思いますが、今度はご自身がもらえる番です。

  • ご祝儀は新郎新婦との関係性によって相場が違ってきますが、「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、平均推計額で232万8,000円となっています。したがって先ほどの費用と比べると、ゲストの飲食代とギフト代はほぼご祝儀でまかなえる計算になりますよね。

  • また、結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティー、二次会、新婚旅行)に対する親・親族からの援助を受けた人の割合は76.5%で、その推計額は二人合わせて195万1,000円だそうです。

  • このように見ていくと、

    「結婚にかかる費用」-「ご祝儀、親・親族からの援助」=「自分たちで準備する金額」ということになりますが、同調べによると、挙式、披露宴・披露パーティーにおけるカップルの自己負担額の平均推計額は約142万8,000円。お互いに71万4,000円ずつということになります。少しは安心されたでしょうか。

  • ただし、費用については金額だけでなく、支払いのタイミングにも目を向けましょう。挙式・披露宴など当日の費用は、申込時に予約金を、挙式数週間前に残金を支払い、当日は飲み物などの増減を最終的に精算し、後日請求書が送られてくるのが一般的です。

  • また、婚約(結納)に関する費用は結婚式前のイベントです。さらに、新婚旅行も申込時に一部予約金を支払い、旅行の数週間前には残金支払いとなります。つまりこれらの費用は、ほぼ結婚式前に支払いが発生することになります。

  • 一方、ご祝儀をいただけるのは結婚式当日ですから、もし事前に支払える余力がなければ、親からの援助を早めてもらう、あるいはご祝儀をもらうまで、援助以外に立替えを依頼するなどの対応を検討しましょう。

  • ちなみに、同調べによると、結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティー、二次会、新婚旅行)として貯金していた人は88.4%、二人の総額で平均317万2,000円となっています。みなさん、しっかり準備されていますね。

  • いただけるものもあり、最終的にはそれほど自己負担額がかからずに済むかもしれませんが、最初からそれをあてにするのではなく、やはり自分たちのためのお金はできるかぎり自分たちで貯めるという姿勢が大切です。

新生活スタートにかかる費用も忘れずに

  • 結婚式、進行旅行も無事終えて、いよいよ名実ともに親から独立することになります。新居を構えるわけですが、敷金、礼金、家賃2か月分、引っ越し費用、新たな家具・家電、インテリア購入費用なども必要となるでしょう。これらの費用が50万円以上になることも珍しくはありませんので、忘れずに見積もっておきましょう。

結婚資金準備のポイント

  • 結婚資金を確実に準備するには、二人が協力しあうことが重要です。予算の目安を立て、それを目標額として二人で貯金していきます。その際「貯まるしくみ」づくりをすることがポイントです。

  • 貯まるしくみというのは、天引き貯金のしくみを作るということ。金融機関で給与口座から自動積立してくれる口座を作ります。これにより、あとは自分でわざわざ振替する必要なく勝手に貯まっていきます。引き出す前に先に天引きされるので、先取り貯蓄とも言います。会社に財形貯蓄制度があれば、それを使うのもいいですね。そして定期的に貯金の進捗を共有していきましょう。結婚前から「自分たちの家計だ」という意識をもつことが、今後の家計管理につながります。

  • 今回示した金額はあくまで平均値です。目安にはなりますが、予算のコントロールは優先順位をつけて検討しましょう。そして自分たちがどのような結婚式にしたいのか、どこにこだわりたいのかを明確にすることで、納得のいく費用のかけかたにしましょう。

  • その際、結婚式以外にも費用がかかることを忘れずに。親からの援助やもらえるお金の概算なども確認し、自分たちで準備しなければならない金額を早くつかむようにしましょう。

    貯まるしくみづくりで、お互いしっかり貯金をしていきましょう。

                 

    ※ 本ページに記載されている情報は2019年7月23日時点のものです

  • 鈴木 暁子(ファイナンシャルプランナー、キャリアコンサルタント)

    監修者プロフィール 鈴木 暁子(ファイナンシャルプランナー、キャリアコンサルタント)
    コンピューターメーカーのSEを経てFPへ。現在は企業、自治体、オープンカレッジでのライフプランやマネーセミナー講師、コラム執筆などを通じて情報発信するほか、高齢期の住まいとお金に関する相談、相続などの実行支援にも注力している。
    監修:株式会社プラチナ・コンシェルジュ

campaign注目のキャンペーン

related article関連記事