

2018/02/28
寿退社をスムーズに!正しい報告手順や必要書類をまとめて解説
結婚が決まり、寿退社を決心したなら、スムーズに退社準備を進めていきたいもの。トラブルなく、円満に寿退社するためにはどのような手順を踏めばいいのでしょうか?
今回は、結婚で仕事を辞める際に押さえておきたいポイントをまとめてみました。
退職報告をするタイミングの他にも、各種書類の受け渡しなど、退社後の生活にも影響する重要な準備はたくさんあります。
一つひとつチェックして、スマートな寿退社のために備えておいてくださいね。
職場へ報告するタイミングは?
寿退社をするためには、まずは職場への報告が必要です。結婚に限らずどんな場合でも、退職の意思を伝えるタイミングは重要。「仕事を辞める!」と自分の中で決まっていても、あまりに急な報告になってしまうと、職場の人も困ってしまいます。
寿退社をする場合は、自分の後任となる人材についても考えなければならないので、少なくとも3~4カ月前までには結婚報告を行うべきだと言われています。ただし、職場によってさまざまな事情があるので、就業規則を事前に確認した上で、早めの報告を心がけましょう。職場側が、ある程度ゆとりをもって、後々の体制作りなどに取り組めるようにするためにも大切なことです。
このように報告するタイミングをきちんと考えておくことで、職場に迷惑をかけずに、スムーズな寿退社につながるでしょう。
職場に返却するものは?
職場に退職の意思を伝えたら、返却するものを確認しておきましょう。退社時にきちんと渡せるよう準備しておきたいものです。
・社員証などの身分証明書
職場によっては社員証やネームプレートなどが渡されている場合があります。その場合は、すべて退社時に返却しましょう。
・制服などの貸与物
会社から支給されているものもすべて返却の対象になります。例えば、職場の経費で購入もしくは職場から支給された文房具などの事務用品、備品、書籍などです。また、制服も洗濯して返しましょう。通勤定期券も、支給されている場合は退職時に返却しなければいけません。
・健康保険被保険者証
退職した時点で健康保険を脱退するシステムになっているため、健康保険被保険者証も返却対象になります。任意継続被保険者になる場合はコピーをとって返却すると良いでしょう。
会社からもらっておくべきものは?
結婚を機に仕事を辞める際、職場から受け取らなければならない書類もあります。
・離職票
離職票は、退職したことを証明するための書類で、失業給付の手続きを行うときにハローワークへ提出する必要があります。退職日ではなく、退職後10日ほど経ってから受け取るものなので、10日間を過ぎてもまだ受け取っていない場合は、職場へ問い合わせましょう。
・雇用保険被保険者証
雇用保険に加入していることを証明する書類です。雇用保険の手続きをする際に必要です。
・源泉徴収票
源泉徴収票は、退社した年の確定申告を行うときに必要な書類です。確定申告は、翌年の3月15日までに税務署へ行って手続きをしなければいけません。
・健康保険被保険者資格喪失証明書
加入していた健康保険から、脱退したという証明書です。退社後に国民健康保険へ加入するときに必要な書類です。
・退職証明書
寿退社後、家族が加入している健康保険の被扶養者になる方は必要な書類です。受け取る場合は、事前に職場へ依頼しておくと良いでしょう。
・年金手帳
年金手帳は通常入社時に職場へ提出し、手続きが終わったらすぐ返却されます。ですが場合によっては退職まで返却されていないことも。確認の上未返却であれば、必ず受け取りましょう。
結婚が決まり、スムーズに寿退社するために知っておくべきポイントについてご紹介してきました。まず大事なのは、職場への報告のタイミングを間違わないようにすること。そして会社へ渡すもの、逆に会社から受け取っておくべき書類などを事前に確認しておきましょう。結婚が決まり、仕事を辞める目処が立ったなら、後々のトラブルを防ぐためにもあらかじめ大事な点をチェックしておきましょう。お世話になった職場だからこそ、迷惑をかけずにスマートな対応を心がけたいものですね。