初心者が失敗しない投資の始め方やおすすめの資産運用方法をFPが教えます!
初心者が失敗しない投資の始め方やおすすめの資産運用方法をFPが教えます!
公開日 2021/10/22
更新日 2021/10/22

初心者が失敗しない投資の始め方やおすすめの資産運用方法をFPが教えます!

将来の価値が増えることを期待して、有望と思われる株式や投資信託を購入する投資。投資に興味はありながら、難しそうとか、リスクが怖いなどといって踏み切れない人もいるでしょう。そこで本記事では、初心者でも始めやすいおすすめの資産運用方法や、株式投資などでリスクを抑える少額投資などについて説明していきます。

執筆:續 恵美子

投資をしている人はどれくらいいるの?

  • まずは投資をしている人がどのくらいいるのか見ていきましょう。

  • 金融広報中央委員会が毎年調査・公表している「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」より、金融商品のうち、現在、株式、投資信託、債券などの投資商品を保有している人の割合を、20代から40代まで、年代別に紹介します。

  • 株式投資信託債券その他
    投資商品
    20代夫婦世帯20%20%0%0%
    シングル13.8%15.6%2.2%2.9%
    20代計33.8%35.6%2.2%2.9%
    30代夫婦世帯27.3%21.2%3.5%2.6%
    シングル23.5%20.5%4.8%5.9%
    30代計50.8%41.7%8.3%8.5%
    40代夫婦世帯23.9%15.2%2.8%4.8%
    シングル25.9%21.6%4.3%6.8%
    40代計49.8%36.8%7.1%11.6%

    出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯] (2020年)」および「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](2020年)」より作表

  • 年代によって多少のバラツキはありますが、投資商品のなかでも代表的な株式や投資信託は3割以上~5割程度と、結構多くの人が投資をしていることがわかります。

  • ちなみに同調査は「複数回答可」ですから、株式も投資信託も……というように、いくつかの商品に投資をしている人もいそうです。

初めての投資におすすめの資産運用5選

  • 投資をしている人が結構いることが分かっても、初めての投資には何を選べば良いのか分からない人もいるのではないでしょうか。ここでは初めての投資としておすすめの投資方法を5つ紹介します。

  • 投資信託

    投資信託は、多くの投資家から集めたお金を1つにまとめ、資産運用の専門家が国内外の株式や投資信託などに分散投資する金融商品です。基本的には1万円程度から投資できますが、毎月一定額ずつ同じ投資信託を積み立てしていく方法もあります。

  • 投資商品のなかでも比較的リスクが低いため、初めての投資として挑戦しやすいです。ただし、アクティブ運用といって高い運用成果を期待している投資信託もあり、リスクが高めのものもありますので、投資信託がどのような運用目標を定めているか、どんなものに投資しているかなどを確認しておきましょう。

  • REIT(リート)

    REITはオフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産を投資対象とする投資信託の一つです。投資対象となっている不動産の賃貸収入や売買益が投資家に分配されます。

  • 投資対象が継続的な家賃収入を期待できるような良い物件であれば、安定継続的な分配金を得ることも期待できます。また、一般的な投資信託と同じように、値上がりした時に売却すれば値上がり益も期待できます。

  • 銘柄にもよりますが、数万円程度から投資できるものもあり、投資初心者でもトライしやすいです。一方で、賃貸収入や売却損益は経済状況などの影響も受けやすいことには注意が必要です。

  • 株式投資

    値上がり益や配当金、株主優待などが期待できる株式投資。100株単位で購入するのが基本で、名の知れた企業銘柄などでは100万円~数百万円の投資資金が必要となるものもありますが、2021年9月現在、100株未満でも購入できるようにしている証券会社も増えてきています。

  • 例えば1株だけ買ってみる、1000円分だけ買ってみるということもできるため、初めての投資方法としても良いです。ただし、このような単元未満株は証券会社によって購入できる銘柄が制限されている場合もあります。証券会社のホームページなどで確認してみましょう。

  • 個人向け国債

    価格変動リスクが心配という人におすすめなのが、個人向け国債です。個人だけを対象に国が発行する債券で、他の投資商品と違って値上がり益は期待できませんが、満期まで保有していれば元本割れの心配がありません。

  • 「変額10年」「固定5年」「固定3年」と金利タイプと期間が違う3種類があり、どれも最低0.05%(年)の最低金利保証があります。最低1万円から1万円単位で購入できます。証券会社や銀行などで購入できます。

  • NISA・つみたてNISA

    投資を始めるなら、利益が非課税になるNISAまたはつみたてNISAを利用するのがおすすめです。NISAでは、上記に記載したなかでは投資信託、株式、REITの投資が可能です。

  • つみたてNISAは金融庁が定める基準を満たした一部の投資信託に限られます。NISAとつみたてNISAは併用できないため、株式投資やREITにトライしてみたい人はNISAを選ぶと良いです。

  • NISAでは年間120万円までの投資から得られる利益が最長5年間、つみたてNISAは年間40万円まで、最長20年間非課税になります。

初心者が失敗しない投資の始め方

  • 値上がり益や配当金などによって、投資したお金が増えることが期待できる一方で、そのお金が減る可能性もあります。投資で失敗しないためのコツを知っておきましょう。

  • 最初は少額投資からはじめよう

    まずは少額から始めましょう。投資金額が小さければ、仮に値下がりしても損失も小さくなります。

  • 大切なのは使い道の決まっていない余裕資金、かつ仮に損をしても大丈夫と思える金額で始めることです。

  • 損をしても大丈夫な金額が具体的にいくらなのかは人によって異なりますが、たとえばランチを1回パスする代わりに1,000円で投資してみる、ボーナスが出たら数万円を投資に回すなどというのもおすすめです。

  • いくつかの商品に分散投資しよう

    投資の格言に「卵はひとつのカゴに盛るな」というのがあります。卵を複数のカゴに分けて盛っておくことで、いくつかのカゴを落として割れても、カゴを落とさず無事である卵もあるという意味です。

  • 価格変動リスクがある投資も同じで、特定の運用商品だけに投資するのではなく、複数の商品に分けてお金を費やせば、どれかが値下がりしても、他の商品は値下がりせずに済むかもしれません。

  • 投資資金に余裕があれば、例えば、個人向け国債と株式を少しずつというように、いくつかの商品で分散してもいいです。もともと運用の専門家がさまざまな投資商品に分散投資している投資信託なら、それだけでも分散投資できます。

  • 長期的に運用しよう

    投資は長期間運用することで価格変動リスクが小さくなる効果があります。加えて、生じた利益が利益をさらに生み出していく複利効果も期待できるため、効率的にお金を増やす効果があります。

  • 株式や投資信託を買ったあとは価格の変動が気になるものですが、日々の動きに一喜一憂せず、長期間でお金を育てる心づもりで運用していきましょう。

投資をはじめるのに不安があるときの対処法

  • 投資方法やリスク回避方法を知ってもやっぱり不安という人もいるかもしれません。不安を和らげるためには、知識と情報を得ることに努めてみましょう。

  • たとえば、

    ・家族や友人などの信頼できる人で、すでに投資をしている人に話を聞いてみる

    ・動画サイトで投資初心者用の動画を見る

    ・証券会社のサイトで投資コラムなどを読む

  • とはいえ、リスク許容度や投資してよい金額は人それぞれで異なるもの。自分にぴったり合いそうな投資アドバイスをもらうためにもFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるのもおすすめです。

  • 資産運用は自己責任が原則です。株式や投資信託等においては元本割れのリスクがあるほか、選ぶ商品によってリスクの大きさは異なります。各運用商品の特性やリスクを正しく理解した上で、よく考えて運用するようにしましょう。

  • ※本ページに記載されている情報は2021年9月7日時点のものです

  • 續 恵美子(女性のためのお金の総合クリニック認定ライター。ファイナンシャルプランナー〈CFP(R)〉)

    執筆者プロフィール 續 恵美子(女性のためのお金の総合クリニック認定ライター。ファイナンシャルプランナー〈CFP(R)〉)
    生命保険会社で15年働いた後、FPとしての独立を夢みて退職。その矢先に縁あり南フランスに住むことに――。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。生きるうえで大切な夢とお金のことを伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。
    エフピーウーマン(https://www.fpwoman.co.jp/

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