FPがやっている節約術付き!一人暮らしの平均的な固定費はいくら?
FPがやっている節約術付き!一人暮らしの平均的な固定費はいくら?
公開日 2020/03/31
更新日 2020/03/31

FPがやっている節約術付き!一人暮らしの平均的な固定費はいくら?

この春から、一人暮らしをスタートさせた人も多いはず。新生活に慣れるまでは、日々の生活費のやりくりに戸惑うでしょう。しかも、実家暮らしと違って一人暮らしは何かとお金がかかるもの。なかでも、月々の支出で大きなウエイトを占めるのが固定費です。
そこで、一人暮らしの平均的な固定費(34歳以下・一人暮らしの独身女性の場合)と、プロ直伝の節約術をご紹介!ぜひ参考にして、快適な一人暮らしを楽しみましょう。

監修:横山光昭(家計再生コンサルタント) 取材・文:佐野勝大  イラスト:村澤綾香

家賃を除く、一人暮らしの平均的な固定費は月14,160円!

  • まずは、「そもそも固定費とは?」というところから確認しておきましょう。家計における固定費とは、毎月確実に支払わなければいけないお金のこと。代表的なところでは、家賃や電気代・水道代・ガス代といった水道光熱費、スマホ代やインターネット代の通信費などがあげられます。ちなみに、月々の使用状況によって金額が変わる支出を変動費と言います。食費や日用品代、被服費、娯楽費、交際費などが、これにあたります。

  • 一人暮らしの毎月の出費で、特に多くを占めるのが家賃です。けれども実は、それ以外の固定費も積もり積もればバカになりません。では一人暮らしの人は、家賃以外にどれくらいの固定費がかかっているのでしょう。

  • 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」によると、一人暮らしの独身女性(34歳以下の場合)の電気代は月3,468円、水道代は月1,573円、ガス代は月2,365円、通信費は月6,754円。それらを合計すると、月14,160円という結果になりました。

  • 【一人暮らしの平均的な固定費】(34歳以下の一人暮らしの独身女性の場合)

    電気代月3,468円
    水道代月1,573円
    ガス代月2,365円
    通信費月6,754円

    ※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」

水道光熱費は収入の6%、通信費は収入の5%に抑えるのがベスト

  • 調査結果の平均的な固定費が目安として高いか低いかは、数字を見ただけではわかりづらいもの。そこで、一人暮らしの理想の固定費について、家計再生コンサルタントの横山光昭さんに聞いてみました。

  • 「あくまで目安ですが、一人暮らしの方の場合、水道光熱費は収入の6%、通信費は収入の5%に抑えたいところ。たとえば月の手取りが20万円の場合、水道光熱費は月12,000円、通信費は自宅のWi-Fi込みで10,000円ほどで抑えるのが理想です」(横山光昭さん・以下同)

  • 月収によって異なるので一概には言えませんが、平均的な固定費を見てみると、34歳以下の一人暮らしの独身女性は、プロが理想とする範囲内に固定費を収めている模様です。みんな、意外と優秀!

プロが実践している、水道光熱費の節約テクニックを紹介!

  • 一人暮らしは、何かとお金がかかるものです。「1円でも生活費を浮かせたい!」と思っている人も多いでしょう。家計の負担を減らすうえで大きな効果が期待できるのが、固定費の節約です。

  • 「時と場合によって変わることが多い『変動費』を減らそうと思っても、目先だけのちょっとした節約になってしまいがち。いっぽう、無駄な『固定費』を見直せば、毎月一定額の支出を確実にカットすることができるのです」

  • まず気軽に取りかかれるのが、普段何気なく使用している電気代・水道代・ガス代の節約。ここからは、横山さんが実践している節約テクニックやオススメの技を紹介していきましょう。

  • 【電気代編】

    「電気代の多くを占めている、エアコンの使い方には気を配っています。夏は28度、冬は20度を目安に温度を設定。扇風機やサーキュレーターと併用するのも効果的です」

  • 「照明を蛍光灯からLED照明に替えるだけで、電気代を節約できます。リビングの照明を蛍光灯からLED照明に替えた場合、ひと月で約700円、年間で約8,400円安くなるというデータが。ちなみに、LED照明は安い物なら2,000~3,000円で購入できます」

  • 「同時に使用できる電気の量を決める、契約アンペアの見直しも有効。たとえば東京電力の場合、40アンペアから20アンペアに変更すれば、基本料金は半額前後になるでしょう。ちなみに契約アンペアは、分電盤のなかにあるブレーカーもしくは電力会社から届く検針票などで確認できます」

  • 「電力会社を変更するか、ガスとまとめることで節約できるケースがあります。各社のシミュレーションサイトで比較してみるといいでしょう」

  • 【水道代編】

    「家で一番水を使う場所が、お風呂です。節水シャワーヘッドを活用し、水道の使用量を抑えるのがオススメ。なかには、最大約30%の水量を抑えるタイプもあり、4人家族の場合で年間約1.2万円安くなるというメーカーのデータがあります」

  • 「お風呂に次いで、水をたくさん使用するのがトイレ。いつも『大』で流しているなら、『小』のときは『小』で流すようにしましょう。水量を抑えるトイレの節水グッズも効果が期待できます」

  • 水道代 節約
  • 「洗面所やキッチンでは、水を流しっぱなしにするのをやめましょう。洗顔や食器洗いは、ためた水で行うと節水につながります」

  • 【ガス代編】

    「水道同様に、ガス代が一番かかるのがお風呂。水道代のところで紹介したように、節水シャワーヘッドに変更すると湯量が減り、ガス代も節約できます。4人家族の場合ですが、年間約2.4万円下がったというメーカーのデータも。また、湯船に張るお湯の量を減らしたり、追い炊きをやめたりすることも効果的です」

  • 「キッチンもガス代がかかる場所です。料理の際は、ガスが鍋底からはみ出さないよう火力を調整しましょう。自宅で調理することが多い人は、圧力鍋や保温鍋などで、調理時間を短縮するのもポイントです」

  • 「電気と同様、ガス会社を変更するか、電気とまとめることで安くなる場合があります」

格安SIMへの乗り換えで、通信費を年間6万円も削減できる!?

  • 多くの人にとって、もはやスマホは命の次に大事な存在。固定費のなかでもっとも高く、スマホのせいで消費にブレーキがかかっているという声があるほど、通信費はかなり大きな出費。それでも横山さんによると、工夫次第で毎月のスマホ代を節約することができるのだとか。それではさっそく、その方法を教えてもらいましょう。

  • 【通信費編】

    「節約には、まず契約プランの見直しが効果的。なかでも、大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、1台あたり月5,000円、年間6万円安くなるケースもあります」

  • 「契約時のオプション契約を今一度チェックしてみるのも有効。利用していないオプションがあれば、解約するようにしましょう」

  • 「外出先でオンラインゲームや動画視聴が多い人は、Wi-Fi環境での利用を意識しましょう。その際に、フリーWi-Fi自動接続アプリを使うことで、使用ギガ数を1~3割ほど減らし、結果スマホ代を削減できたという声もあります」

  • このように、一人暮らしの固定費を節約する方法はたくさん存在します。さっそく日々の暮らしに採り入れて賢く出費を抑え、節約で浮いたお金で新生活を楽しみましょう。

  • 家計再生コンサルタント 横山光昭さん

    お話を伺ったのはこの方 家計再生コンサルタント 横山光昭さん
    お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、これまでの相談件数は23,000件を突破。個別相談やマスコミ出演のほか、『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)や『お金が自然と貯まる 超シンプル・ルール』 (だいわ文庫)をはじめ、123冊の著作をリリース。その累計は330万部を超える。

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