【FP監修】タイプ別にチェック!20代30代女性がしっかりお金を貯める方法とは?
【FP監修】タイプ別にチェック!20代30代女性がしっかりお金を貯める方法とは?
公開日 2020/03/12
更新日 2020/03/12

【FP監修】タイプ別にチェック!20代30代女性がしっかりお金を貯める方法とは?

20代~30代の若い世代の女性は、これから様々な人生の転機が訪れる可能性があります。結婚、妊娠・出産、育児、復職などの大きなイベントに備えて、今からお金を貯金しておきたいと考えている女性は多いのではないでしょうか。しかし、漠然と「貯金しなきゃいけない気がする」と感じていても、どのくらい貯めたらいいのか、どうやって貯めたらいいのか、具体的に行動に移すのは難しいものです。今回は、20代~30代の女性が、実際のところ、どのくらい貯金をしているのかを確認し、これから上手にお金を貯めるポイントをご紹介します。今までなかなか貯金ができなかった若い世代の女性は、是非チェックしてみて下さい。

執筆:下中英恵(ファイナンシャルプランナー)

若い世代が抱えるお金の不安

  • 2019年に、「老後資金2000万円問題」が大きな話題となりました。20代~30代など若い世代の方にとって、老後の生活はまだまだ先の話です。しかし、実際のところ、「貯金はどのくらいしたら良いのか」「資産運用の方法が分からない」など、お金や将来の生活について、何らかの不安を抱えている方は多いようです。金融広報中央委員会が行った調査結果(*1)によると、20代~30代の若い世代が考える「老後の生活」は、以下の通りとなっています。

  • 老後の生活について

    20代30代
    それほど心配していない14.6%9.5%
    多少心配である52.1%37.8%
    非常に心配である 33.3%52.4%

  • 出典:金融広報中央委員会

    「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」(*1)

  • この調査から、20代~30代の若い世代のうち、約9割の人が、老後について漠然とした不安を抱えていることが分かりました。また、同調査(*1)によると、老後の生活が心配な主な理由は、「十分な金融資産がないから」という回答がトップとなっています。

20代~30代女性の平均貯金額はどのくらい?

  • 次に、実際みなさんがどのくらい貯金ができているのか、平均の貯蓄額を確認していきましょう。女性の貯蓄現在高(単身世帯)は、以下の通りとなっています(*2)

  • 女性の貯蓄現在高

    全世代平均16,395,000円
    30歳未満2,592,000円
    30~39歳5,493,000円
    40~49歳12,142,000円
    50~59歳19,973,000円
    60歳以上19,426,000円

    出典:政府統計の総合窓口 「全国単身世帯収支実態調査(平成26年)」

    単身世帯 ストック編第15表男女,年齢階級別1世帯当たり貯蓄・負債の現在高と保有率

  • この調査では、50代までは、年齢が上がるにつれて、貯蓄残高も増える傾向が見られます。また、30代の若い世代の方でも、平均貯蓄残高は約550万円あり、着実にお金を増やしている方が多い傾向が分かります。

タイプ別 お金が貯まる方法

  • 今ご紹介した、全国の平均貯蓄残高の調査結果を見ると、自分と同世代の人が、どのくらい貯蓄ができているのか比較することができますね。「自分も順調にお金が貯められている」と安心する方がいる一方で、平均貯蓄額と比べて、思ったように貯金ができておらず、少し焦っている方もいるかもしれません。

  • しかし、現在の貯蓄額が少なくても、実は、ちょっとした工夫で、上手に貯金ができるようになります。足りない貯蓄額を補うために、具体的にどのようにお金を貯めていったらいいのか、チェックしていきましょう。ここでは、お金が貯められないパターン別に、3つに分けてご紹介します。

  • 1.収入が少なくて貯められない人

    まずは、毎月の収入が少なくて、「生活するだけで精一杯」「貯金まで手が回らない」という方のケースです。このような方は、「収入を大幅に増やす方法」と、「支出を大幅に減らす方法」を実践することがポイントとなります。

  • 収入を大幅に増やすためには、社内で収入アップを目指すか、収入が高い仕事に転職する必要があります。20代~30代女性は、まだ若いので、社内で経験を積むことで、収入がアップする可能性があります。しかし、一方で、派遣社員として働いていたり、事務職などで働いている場合は、勤務年数が増えたとしても、大幅な収入アップを見込めないケースもあります。

  • 社内で大きな収入アップが期待できない場合は、思い切って、転職を検討することも一つの方法です。特に、20代など、若い世代の場合、転職市場では有利になる可能性が高く、仕事の選択肢も多いでしょう。転職サイトなどをチェックし、自分の経験を活かせる仕事はないかと常にアンテナをはるようにしましょう。そして、条件が良い募集が出たら、いつでも転職活動に踏み切れるように、履歴書や職務経歴書を作成しておくこともポイントです。

  • 転職活動を視野に入れつつも、すぐに収入アップが見込めない方の場合は、「支出を大幅に減らす方法」を実践して、毎月貯金をしていくように、生活を改善しなければなりません。まずは、1ヶ月間家計簿をつけて、どのようなことに、いくらくらいお金を使っているかを確認しましょう。

  • 一般的には、支出の大部分を占めている可能性がある「家賃」について、大幅なカットをすることが効果的です。例えば、現在、一人暮らしをしている方は、実家から通うことや、兄弟姉妹などと一緒に住むことを検討してみてはいかがでしょうか。住んでいる物件の更新タイミングで、少しでも家賃が安い物件への引っ越しを検討することも大切です。

  • 女性の場合、バス・トイレ別の物件や、オートロックがついている物件など、こだわりがある方は多いかもしれません。しかし、家賃は、毎月の手取り収入のうち、25%くらいまでにおさまるようにしましょう。例えば、手取りが25万円の方は、6万円くらいにするのが理想的です。

  • 2.節約が苦手で貯められない人

    次に、毎日それなりに快適に暮らすことができているけれど、なぜかお金が貯められないパターンについてです。このような方は、実は節約が苦手な場合が多く見られます。

  • ・毎日なんとなくコンビニに寄ってしまう人

    ・ランチの後は、必ずコーヒーを買ってしまう人

    ・友達からの飲みの誘いは断れない人

    ・プチプラだからと言って、洋服やコスメをすぐネット通販で買ってしまう人

    ・SNSで、ランチやスイーツなど流行りのお店をチェックするのが好きな人

  • 心当たりはありませんか。このような生活習慣を送っている場合、知らず知らずのうちにお金を使ってしまい、お金を貯めることができません。

  • まずは、1ヶ月間家計簿をつけて、どのようなことに、いくらくらいお金を使っているかを確認します。そして、支出のうち、「本当に必要だった支出」と、「なんとなく使ってしまった支出」を分類してみましょう。この「なんとなく使ってしまった支出」は、実は貯金に回せるはずのお金です。

  • キツイ節約が苦手という方でも、「コンビニに寄るのをやめる」「コーヒーはマイボトルで持参する」「夜はスマホを見ない(ネットショッピングをやめる)」など、ちょっとした生活習慣を変えるだけで、支出を減らすことができる可能性があります。全ては無理でも、まずは1つ、節約に向けてぜひ今日から実践してみましょう。

  • 3.目標がなくて貯められない人

    最後にご紹介するのは、具体的な貯金目標がなくて、なかなかお金が貯められない人についてです。このような20代~30代女性は、具体的な将来像や理想像を描きながら、楽しく目標を立ててみましょう。例えば、20代の女性は、「5年後に素敵な彼を見つけて、ハワイで挙式をする」という目標を立ててみるのはいかがでしょうか。30代女性で今後も一人で自由に生活したいと考えている方は、「40歳でマンション購入を目指す」というのもいいでしょう。もちろん、目標通りに行かなくてもいいのですが、自分の理想の生活をイメージすると、貯金への意欲が高まります。

  • そして、確実に貯金をしていくためには、先取り貯金がオススメです。これは、毎月の収入から、決められた金額を別口座に移してしまい、そのお金はなかったものとして生活をします。大体、手取り金額の20%くらいを先取りすることができれば良いでしょう。自動的にお金が貯まっているので、ズボラさんでも実践することが可能です。また、会社に、財形貯蓄の制度がある場合は、利用することを検討してみましょう。

  • いかがだったでしょうか。「将来のお金がなんとなく不安」と感じている方は、まず何かしら行動を起こすことがポイントです。スマホで家計簿をつける、先取り貯金をするなど、思い切って行動を起こせば、お金の不安から開放されますよ。今回ご紹介した方法をぜひ参考にしてみて下さい。

  • 本ページに記載されている情報は2020年3月5日時点のものです

  • 下中英恵(1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者)

    執筆者プロフィール 下中英恵(1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者)
    東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。 富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。

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