【FP解説】初めての家計簿を簡単に続ける方法と便利な家計簿アプリ
【FP解説】初めての家計簿を簡単に続ける方法と便利な家計簿アプリ
公開日 2020/03/03
更新日 2020/07/27

【FP解説】初めての家計簿を簡単に続ける方法と便利な家計簿アプリ

今年こそ家計簿をつけようと思って頑張ってみたけれど、やっぱり続かない……。
そんな人もいるのではないでしょうか。

今回は、初めて家計簿をつける人でも楽に続けられ、家計の見直しができる方法をお伝えします!

執筆:安部 智香(ファイナンシャルプランナー)

家計簿が続かないワケ

  • 2020年に入って家計簿をつけ始めたという人も多いのではないでしょうか。

    「今年こそは家計簿をきちんとつけよう」と思って頑張っていたけれど、すでに挫折してしまった人もいるかと思います。

  • 挫折の理由については、

    「そもそも面倒だから」

    「1円単位でつけようと思っても数字が合わずイヤになった」

    「項目の分類の仕方がわからない」

    「クレジットカードや口座引き落としのつけ方がわからない」

    など、人それぞれだと思います。

    この中に、皆さんも思い当たる点があるのではないでしょうか。

  • そこで、思い出してほしいことは「なぜ家計簿をつけようと思ったのか」ということです。

家計簿をつける目的

  • 家計簿をつけること自体が、目的となっている人はいませんか?

    もし、そうであれば家計簿をつけられない日が1日あったとしたら、その時点で「家計簿をつける」という目的が達成できないことになりますね。「家計簿をつける」という目的が達成できないと、「もういいか」となって止めてしまいがちです。

  • 家計簿をつける目的は「家計の流れを把握するため」です。

    ですから、もし皆さんがすでに家計の流れを把握できているのであれば、家計簿をつける必要はないのです。

  • 家計を把握すること

    では、「家計を把握する」ということはどのようなことでしょうか。

    ここで皆さんに質問をしてみます。

  • □1カ月の収入はいくらですか?

    □毎月の水道光熱費はいくらですか?

    □毎月の固定費はいくらですか?

    □今月はクレジットカードでいくら買い物をしましたか?

    □○○payや交通系カードにいくらチャージしていくら残っていますか?

    □毎月いくら貯金をしていますか?

    □毎月いくらくらい黒字または赤字ですか?

    □1年間に特別支出はどれくらいありますか?

    □ボーナスはいくらですか?

    □ボーナスでいくら貯金をしていますか?

  • いかがでしたか?

    これらの質問にすぐに答えられたという人は家計を把握できているといえるでしょう。

    つまり、「家計を把握する」ということは「収入と支出を認識する」ということです。1円単位で収支を合わす必要はありませんし、細かい費目で悩む必要もありません。

レシートで家計簿の項目を管理

  • 「質問にほとんど答えられなかった……」という人も心配することはありません。

  • 家計を把握するためには、「何にどれくらいお金を使っているか」を知ることから始めましょう。

    でも、そもそも家計簿に費目ごとに細かく記入しなければならない、と思うと面倒……そして挫折しないように、簡単な方法をお伝えします。

  • 普段使いの手帳にメモするだけ

    「家計簿の細かい項目に分けるのがわからない」と言う人におススメしたいのが、手持ちの手帳を使ってお金の流れを知る方法です。

  • 皆さんの中にも、スケジュールを管理するために手帳を使っているという人がいるのではないでしょうか。最近では、ただスケジュールを管理するためだけではなく、幸せを引き寄せる手帳や、夢を叶えるための手帳などいろいろな種類の手帳が発売され、皆さんそれぞれお気に入りの手帳を使っていると思います。

    お金の流れを知るために、まずは毎晩手帳タイムを作りましょう。

  • 方法は簡単です。

  • 毎日すること

    まずは財布の中からコンビニやスーパーでもらった1日分のレシートを取り出し、手帳のデイリーのページにレシートの合計金額を書くだけでOK。もし、クレジットカードや○○payなどで支払ったものがあれば、それも「今日の支出」としてメモしておきましょう。そして、キャッシュレス決済で使ったお金は「今日使ったお金」として財布から出して封筒などで管理しておきます。

  • 毎週すること

    週末の夜は、少しゆっくり手帳タイムをとりましょう。

    週末に毎日メモした金額を合計して1週間分の支出を計算します。そして、その時に「今週ムダな支出はしなかったかな」ということを考えてみてください。

    例えば「今週はコンビニでお茶を買いすぎたな」ということに気が付いたら、次の週はちょっと意識するだけでムダな支出を抑えることができます。

  • 毎月すること

    給料日の前日に、毎週の支出を合計します。この合計した金額が、今月現金で管理した「変動費」になります。

    銀行口座から引き落とされている生命保険料、家賃や水道光熱費、通信費も手帳にメモしておきましょう。この金額は口座に残しておく「固定費」になります。

  • 現金で管理する変動費と口座から引き落とされる固定費の合計が1ヵ月の給与内で収まっているならまずは安心ですが、もし上回っていたら見直しが必要です。

  • このように、家計簿を使って細かく費目を分けなくても、数ヵ月続けてみると家計の流れが分かるようになります。

写真を撮るだけ!家計簿アプリ

  • 「手帳にメモしたり電卓で計算したりするのも面倒」

    「そもそもスケジュール管理はスマートフォンでしている」

    そのような人におススメなのが家計簿アプリを利用する方法です。

  • 家計簿アプリでできることは?

    家計簿アプリは機能によって、支出だけを記録できるものや、給与が振り込まれる銀行や利用しているクレジットカード、貯金や投資をしている銀行口座や証券会社を連携させることで、収入や支出、資産の管理までできるものもあります。

    様々に便利な機能を利用するためには有料になっているメニューもあります。家計簿アプリで何をしたいかという目的をはっきりさせることが大切です。まずは無料で利用できるメニューで管理をして、利用しやすさや管理のしやすさなどを体験してみるといいでしょう。

  • (1)レシートはカメラで撮影

    「レシートをメモするのも面倒」と言う人におススメなのが、レシートの読み取り機能がついた家計簿アプリです。

    スマートフォンのカメラでレシートを撮影するだけで金額をはじめ、店名や日付も自動で読み取ってくれます。また項目に自動で分類してくれる機能があるものもあります。

  • (2)グラフで分析

    家計簿アプリの中には収支を読み取ってグラフ化してくれる機能がついているものがあります。

    項目ごとに円グラフに表されたり、月毎、年毎に棒グラフで表されたりすると、数字だけでは把握しづらかった収支が視覚化され、家計の流れがより分かりやすくなります。

  • (3)外部連携機能でまとめて管理

    家計簿アプリに銀行口座やクレジットカード情報を登録することで、銀行口座の入出金の記録やクレジットカードの使用履歴を反映させることができます。

    また、電子マネーや各種ポイントカードに対応している家計簿アプリもあります。

  • 家計簿の目的は家計の流れを把握して家計管理をすることです。

    家計簿にきちんと記入しなくても、自分のやりやすい方法で家計の流れをつかむことができたらそれでOKです。

    ぜひ、楽しみながら家計管理を続けてくださいね。

  • ※ 本ページに記載されている情報は2020年2月7日時点のものです

  • 安部 智香(ファイナンシャルプランナー)

    執筆者プロフィール 安部 智香(ファイナンシャルプランナー)
    女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」認定ライター
    安部智香ファイナンシャルプランニングオフィス代表、
    ファイナンシャル・プランニング技能士2級、AFP(日本FP協会認定)、一種外務員資格
    短大卒業後、証券会社に勤務。在職中は資産運用のアドバイスを担当。結婚退職後は「もっとお金のこと、家計のこと、資産運用のことを伝えたい」という思いで個人事務所を立ち上げ、個別相談、執筆業務、マネーセミナー講師として活動中。著書は『幸せなお金持ちになるマネーレッスン♪』 (パブラボ)

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