【FP監修】「手取り20万」でみんなどうやって暮らしてる?
【FP監修】「手取り20万」でみんなどうやって暮らしてる?
公開日 2020/02/27
更新日 2020/02/27

【FP監修】「手取り20万」でみんなどうやって暮らしてる?

あなたの収入は現在、どのくらいですか?今回は「手取り20万円」で理想の暮らしを手に入れるコツをご紹介します。そもそも「手取り20万円」ってどういう数字なの?全体平均に比べてこの手取りは低いの?高いの?月にどのくらい貯金できるの?どんなものにいくら使えるの?など、「手取り20万円」で楽しく充実した暮らしを手に入れている女性たちのデータを参考にしながら、理想の生活費や家計管理のコツを、分かりやすくお伝えします。

執筆:高野由佳 (ファイナンシャルプランナー)

【手取り20万円】って、低いの?高いの?

  • そもそも「手取り20万円」とは、どういった数字なのでしょうか?

    手取りとは、実際に受け取るお金のこと。会社勤務している人なら、会社から受け取るお金(給料)のこと。ほとんどの会社は、月1回、社員の銀行口座に振り込みます。その金額が20万円である場合を「手取り20万円」と言います。

    ここで知っておいて欲しいのは手取り月収は違うということ。月収は、納めるべき税金(所得税や住民税)や社会保険料(健康保険料や厚生年金保険料)を含めた金額のこと。税金や社会保険料を差し引いた後、実際に受け取る金額が手取りです。手取りの金額は、月収の80%位の金額になります。

    では次に、「手取り20万円」は、全体平均から見て低いのでしょうか?高いのでしょうか?

    国税庁の「2018年分民間給与実態統計調査」によると、働く女性の年間平均給与は、293万円との結果が出ています。これを月収にすると、

    293万円÷12=24万4,166… 約24.5万円 

    これを手取りにすると、

    24万4,166…×80%=19万5,332.8 約19.5万円 

    この統計調査からも分かるように、「手取り20万円」は、女性の平均的な手取り額と言えますね。

【手取り20万円】で、どんな暮らしをしているの?

  • 筆者が、ファイナンシャルプランナーとしてお会いしてきた方々の暮らしを元に、一例をご紹介します。

  • Mさん(20代独身女性)の場合

    収入:

    毎月の手取り 約18万円(ボーナス年2回 手取りで約30万円)

    支出:

    家賃6万5,000円
    水道光熱費1万円
    食費2万5,000円
    日用品費5,000円
    通信費1万5,000円
    保険費5,000円
    交通費5,000円
    美容・被服費5,000円
    趣味・娯楽費3万5,000円
    交際費1万円
    貯金0円

  • Mさんは、通信系の会社に勤めて約5年。都内の賃貸マンションで一人暮らしをしています。朝が弱いMさんは、通勤に時間をかけたくないので、会社に近い賃貸マンションを選びました。家賃の割に部屋はさほど広くないのですが、最寄り駅から近く、通勤に便利なので気に入って住んでいるそうです。

    家計管理の工夫としては、「使いどころ」と「節約どころ」のメリハリをつけていること。

    「使いどころ」は「通信費」と「趣味・娯楽費」。「通信費」は、興味があり、仕事にも役立つので、新しい機器やサービスをできるだけ試しているのだそうです。「趣味・娯楽費」は、旅行と写真が好きなので、休日の旅行計画を立てては、カメラ持参であちこち出かけるのだそうです。

    「節約どころ」は「食費」と「美容・被服費」。「食費」は、出勤には必ず弁当と水筒持参、手の込んだ料理はしないけど自炊を心がけているそうです。「美容・被服費」は、エステなどには行かず、自宅で最小限のケアをし、洋服も数を増やさず、自分が着て心地いい定番服だけを中心に着回しているそうです。

    Mさんの家計で1つ気になったのは、貯金が無いこと。聞いてみると、ボーナスをほぼ貯金しているそうです。毎月の家計範囲内で、充実した日々を過ごせているので、ボーナスは使うことより、貯めることを、自分へのご褒美にしているのだそうです。

  • Kさん(30代既婚女性)の場合

    収入:

    毎月の手取り 約20万円

    支出:

    家賃5万円
    水道光熱費1万円
    食費4万円
    日用品費1万円
    通信費1万円
    保険費1万円
    夫のおこづかい3万円
    Kさんのおこづかい1万円
    レジャー費1万円
    貯金2万円

  • Kさんは、夫と子ども(1歳)と暮らす専業主婦。出産前は仕事もしていたけれど、仕事・家事・育児の両立が自分には難しいと感じ、今は家事と育児に専念中。夫は、製造業の非正規社員。ボーナスは業績によりけりなので当てにはできないそうです。

    家計の工夫を聞いたところ、「夫婦仲良く話し合い、効率よく協力し合うこと」とのこと。

    例えば、食材や日用品の買い物は、仕事帰りの夫が担当。Kさんは1歳の子どもを連れて買い物に行く手間が省けるおかげで、自炊を頑張れるのだそうです。夫の弁当作りも続けられるし、外食に行く回数も少なくて済むそうです。

    また、夫とKさんそれぞれにおこづかいを設けています。交際費・趣味娯楽費・被服費などは、おこづかいの範囲内でそれぞれが管理して自由に使うそうで、この使い方には、お互い一切口出ししないと決めているそうです。その代わり、レジャー費は家族共通のご褒美。「今月は何をして遊ぼうか、どこに出かけようか」と二人で話し合う時間がとても楽しいとのこと。仲良しの秘訣は、この時間にあると言っても過言ではないのかも。

    今はまだ子どもが小さいので、できるレジャーも出かける場所も限られていますが、今後はこの予算も増やしたいんだとか。そのために、子どもがもう少し大きくなったら保育園に預けて、Kさんも仕事復帰したいそう。夫も、今は非正規社員ですが、資格取得にも励んでおり、正社員を目指して収入アップの道も考えているとのことです。

    家族3人で「手取り20万円」は、決して余裕ある家計とは言えませんが、貯金もできていますし、仲良く充実した暮らしぶりが素敵ですよね。

【手取り20万円】理想の生活費は?貯金額は?

  • 「家計の黄金比率」というものを知っていますか?家計における理想の支出割合のことです。この比率を知っておけば、「手取り20万円」の理想の生活費や貯金額はもちろん、今後、手取り額に増減があった場合でも、理想値を知る目安になります。

    家賃30%(6万円)
    水道光熱費5%(1万円)
    食費15%(3万円)
    日用品費5%(1万円)
    通信費5%(1万円)
    保険費5%(1万円)
    おこづかい20%(4万円)
    貯金15%(3万円)

    *( )内は「手取り20万円」の場合の内訳金額

  • 以上が「家計の黄金比率」です。あなたの家計と比べてみていかがですか?

    この比率は、あくまで一つの目安です。あなたの家計を、この比率に当てはめなければならないというものではありません。一つの理想値と比べてみて、自分はどの支出費目の金額が高いのか低いのか、それは自覚しているか否か、修正したいと思っているか否かを確認できる目安になれば良いですね。

理想に近づくために今日からできる5つのコツ

  • 1 現状を把握する

    手取りはいくらあるか?どんなものに、いくら使っているか?貯金できているか?自分の現状を正確に把握することがまず大切です。

  • 2 問題点を見つける

    気が進まない飲み会、用もなく立ち寄るコンビニ通い、バーゲンでのまとめ買い、そろそろやめませんか?

  • 3 自分の黄金比率を作る

    自分なりの「使いどころ」と「節約どころ」を考えて、自分専用の黄金比率を作ってみましょう。

  • 4 予算を立てる

    自分の黄金比率に当てはめて、支出費目ごとの予算を立てましょう。その数字を3で割って、10日間ごとに確認するのもオススメです。

  • 5 幸せ満足度と照らし合わせる

    自分の黄金比率が、節約や貯金のためだけでは長続きしません。日々楽しく充実した暮らしができていることが何より大切です。

  • いかがでしたか?「理想に近づくために今日からできる5つのコツ」は、その内の1つから始めてみてもOKです。【手取り20万円】で、あなたらしく充実した暮らしを手に入れてくださいね。

  • ※ 本ページに記載されている情報は2020年2月14日時点のものです

  • 髙野由佳

    執筆者プロフィール 髙野由佳
    2級ファイナンシャル・プランニング技能士
    “あなたは、あなたのままでいい”
    「今」を丁寧に穏やかに、自由で幸せな日々を実感できる女性たちを応援しています。女性たちの【お悩み総合窓口】で在りたい思いから、
    おしゃべりカフェやミニセミナー、個人セッション等で活動中の独立系FPです。
    監修:株式会社 エフピーウーマン

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