【基本編】つみたてNISAもiDeCoも、これを知らなきゃ始まらない!投資信託ってどんなもの?
【基本編】つみたてNISAもiDeCoも、これを知らなきゃ始まらない!投資信託ってどんなもの?
公開日 2019/09/10
更新日 2019/09/10

【基本編】つみたてNISAもiDeCoも、これを知らなきゃ始まらない!投資信託ってどんなもの?

家計相談でも貯蓄法でも、お金との賢い付き合い方を考える場面で必ずといっていいほど出てくるのが「投資信託」。つみたてNISAやiDeCoなどの税制優遇制度を使う場合にも、選択肢の基本になるのは投資信託です。ちょっと難しそうだけど、知っておいて損はない、最も身近な金融商品。初心者におすすめな投資信託について、【基本編】【選び方編】の2回に分けて、利点と選び方のチェックポイントをファイナンシャルプランナーの加倉井慎さんに教えてもらいます。

監修:加倉井慎、取材・文:江尻亜由子

私のお小遣いで、世界中の株式に投資ができる!?

  • POINT1 100円単位から購入できる

    投資信託(投信とも呼びます)とは、投資家から集めたお金をまとめ、投資先を決めて運用し、運用成果を投資家それぞれの投資額に応じて分配する仕組みの金融商品です。お金をまとめて運用するため、100円単位の少額から購入できるのが第一の特長。

  • 購入最小単位一口の価格を「基準価格」といい、それは毎日変動します。購入時より売却時に基準価格が上昇していれば、利益が出ることに。

  • 図1 投資信託のしくみ

    投資信託のしくみ
  • 日本には、約6000本の投信があります。投資先は、投資信託によって様々。

    「株式」「債券」「商品(金、原油など)」「REIT(不動産投資信託)」などの様々な金融商品から、株式だけを組み合わせたタイプ、株式と債券を組み合わせたタイプ、株式と債券とREITを組み合わせたものなど、様々なタイプの分散投資になっているのが基本です。

  • 「『株式』は民間の会社が資金調達のために発行するもので、その会社が利益を上げるほど価格が上がるもの。

  • 債券』は同様に資金調達のために発行されますが、満期日や利率が購入時に決まっているもので、国債は日本国が、外国債券は外国が、社債は会社が発行するもの。

  • また原油不動産などの価格も日々変動しているため、金融商品として加工され、投資の対象になります」(加倉井慎さん・以下同)

  • これらの金融商品は、基本的に1口の購入単位が大きく、10万円、100万円単位に。しかし投資信託であれば、少額からそれら様々な金融商品を組み合わせた形で購入できるのです。

  • POINT2 分散投資ができる

    投資の基本として、資産は様々な種類のものに分散することが大切だといわれます。

  • 株式だけの場合を考えても、A社株式だけを購入した場合、倒産したら資産はゼロに。しかし100社分の株式を購入した場合、1社が倒産しても99社が利益を上げていれば利益が出る可能性が高くなります。

    分散投資
  • 「たとえば環境に配慮した会社の株式に投資したいと考えた際、投資信託には環境配慮企業だけを集めたものもあるので、1社の株を購入するより安全性が高くなります」

  • 株式だけでなく、株式と債券、商品など値動きの違うジャンルの金融商品を組み合わせるほうが安全だという説も。そのように、様々な株式に投資したり、様々なジャンルに投資したりすることを「分散投資」といいますが、投資信託であれば、最初から分散投資されているのです。

  • 投資信託には「インデックス投信」というタイプもあり、これは株価や商品価格の平均値「インデックス(指数)」に連動して基準価格が決まります。

  • インデックスの例

    日経平均株価…日本の主要225銘柄の株価平均

    東証株価指数TOPIX…日本の東証一部に上場している全銘柄(約1800銘柄)の時価総額平均

    ダウ平均…アメリカ市場に上場している主要30銘柄から算出。米国最古の株価指数

    S&P500…アメリカ主要取引所に上場している500銘柄から算出した平均指数

    MSCIコクサイ・インデックス…日本以外の先進国22カ国の株式主要銘柄の平均指数

    MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス…日本を含む先進国と新興国、合計45カ国の主要銘柄の平均指数

    S&P GSCI商品指数…エネルギー、貴金属、産業金属、農作物など24種の商品先物価格平均指数

  • このインデックス投信は、指数が示すグループ全体の株や商品に分散投資したのと同じ効果に。そのため、グループが広くなると安全性が高くなるといえます。

  • 「どのような株式に分散されているのか、株式以外のどんなジャンルまでに分散されているのかは、投資信託ごとに大きく違います。購入する際には、その投資信託の「目論見書」という説明書にどのような投資先を組み込んだ投信なのかが書いてあるので、きちんと目を通して、納得したものを購入しましょう」

  • ただ、初心者が6000本の中から投信を選ぶのは大変。【選び方編】では、投信を買う際のチェックポイントを教えてもらいます!

  • ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん

    教えてくれたのはこの方 ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん
    医療業界の営業を経て、フィナンシャルプランナーに転身。家計の見直し、保険相談、不動産売買のアドバイス、住宅ローンなどの相談を受け、担当世帯400世帯以上。大手金融機関社内で表彰される。2019年MDRT会員。
    お客様に寄り添うアドバイスで、「一家に一人、加倉井を」という存在を目指して活動中。

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