【明細開示編】お給料、どう使ってる?FPに公開相談!親の病気と借金で老後が不安に…30代後半の多趣味女子・改造計画
【明細開示編】お給料、どう使ってる?FPに公開相談!親の病気と借金で老後が不安に…30代後半の多趣味女子・改造計画

2019/05/22

【明細開示編】お給料、どう使ってる?FPに公開相談!親の病気と借金で老後が不安に…30代後半の多趣味女子・改造計画

今のお給料は平均以上だけど、あと2年半の有期契約なので今のうちに貯蓄を始めたい、という実家暮らしの戸山由紀さん(仮名)。自営業だった父親が昨年病気になったことで、家族を支え老後へ備えるためのお金をもっと貯めなければ!と一念発起。ファイナンシャルプランナーの加倉井 慎さんに真剣相談します。まずは前編、明細開示編から。貯め体質へのアドバイスの後編も、併せてご紹介!

監修:加倉井 慎(ファイナンシャルプランナー)、取材・文:江尻 亜由子

急な手術費100万円に、手元資金の必要性を実感

  • 戸山:37歳の契約社員、戸山です。普通口座とは別に貯蓄用口座を作って、お給料が入ったらまず5万円を貯蓄用口座に移しています。なのに月末になるとお金が足りなくなって、そこから戻して使ってしまうんです。だから、結局いくら貯められているのかが、全然わからなくて(笑)。効率的なお金の貯め方を知りたいと思って、ご相談に来ました。

  • 加倉井:なるほど。貯める目的はありますか?

  • 戸山:ひとつは、結婚の予定がないので自分の将来のために。テレビや雑誌で、「老後を過ごすためには、1000万円単位でお金が必要だ」みたいに言っているのを見てしまうと「全然足りてない」と思って。貯金が少ないんですよ。今、100万円弱くらい。

  • もうひとつは、両親を支えるためです。実家暮らしで家に6万円入れているんですけど、父親が去年病気をしまして。自営業だったんですけど、病気で事業をやめてしまって、その事業の借金もあるんです。

  • 加倉井:そうでしたか、大変でしたね…。その借金は今、どうなっているのでしょう。

  • 戸山:両親が別々の仕事をして返しています。私にははっきりした金額を教えてくれないんですけど、父が70歳ですし、正直いつ働けなくなるかわからない、という不安もあって。手術にも100万円くらいかかったので、いざという時のためにお金が必要だと実感したんです。それまでは、何も考えず趣味や雑貨に散財していたので…(笑)。

  • 加倉井:ご相談をまとめると、ご自身の老後資金を貯めながら、ご実家の借金返済が滞った際の備えも考えて、手元資金は少し多めに持っておきたい、ということですね。

  • 戸山:はい。また今の会社での契約があと2年半で、今くらいの収入をもらえるのはそれまでなので。貯められるうちに貯めておきたいです。

  • 加倉井:通常、数年以上の中・長期間の貯蓄をする場合は、ほとんど利息がつかない普通預金ではなく、金融商品を使って運用します。ただ金融商品のほとんどは解約しづらかったり、解約でマイナスになったりするので、まずは万が一のための手元資金を貯めることをおすすめしています。

  • その手元資金は、独身の方もご夫婦も、子供の有無にも関係なく、その方の「毎月の支出×6ヵ月分」が一般的です。戸山さんの場合、その手元資金をご両親の借金対策も兼ねたものと考えて、少しだけ多めに用意しておくといいと思いますよ。

  • 戸山:なるほど…!それだと、自分と親、両方に備えられますね。

  • 加倉井:手元資金を準備するには収支の把握から。ということで、収支を見てみましょう。

  • 急な手術費100万円に、手元資金の必要性を実感
  • 加倉井:戸山さんの場合、貯金が5万円できているなら、収入の28万円−5万円で月の支出は23万円。6ヵ月分は、23×6=約140万円です。ただご家庭の状況を考えて、手元資金は200万円としましょうか。

  • 戸山:それくらいあれば、安心かも…。

レジャー代や雑貨のちょこちょこ買い。無駄な支出が多い…!

  • 加倉井:今までは散財していたとのことですが、支出について、ご自身で「ここが多いな」という項目はどこでしょう。

  • 戸山:気になったのは、食費5万円。多いですよね?

  • 加倉井:この収入であれば、3〜4万円くらいが妥当だとは言われますね。食費は、外食が多いとかですか?

  • 戸山:外食はそれほどないです。ただお弁当を作らないので、毎日昼食を買っている上に、朝・夜もたまに買ってしまうので。家族の時間が合わなくて家にご飯がないから、コンビニで買って帰ったりしてお金を使ってしまうのが現状です。

  • 加倉井:使途不明の1万2000円は、何に使っているか心当たりあります?

  • 戸山:えっと…。毎月定額で出ていくわけではなくて、イベント代とか。少し前に料理教室に通い始めたんですけど、先払いで一気に出て行って。そのへんの管理ができていなくて、よくわからなくなっている、というのが正直なところです。

  • あとは、キャラクターグッズとかガチャガチャでくだらないものを買ってしまっていたり(笑)。某テーマパークが好きなので、そこで使っている額も大きいと思います。

  • 加倉井:でも、こんなに細かく把握されているだけでも、非常にいいと思いますよ。使途不明金というのが大半、という方も、結構多いですから(笑)。

  • レジャー代や雑貨のちょこちょこ買い。無駄な支出が多い…!
  • 戸山:ホントですか!?(笑)だけど、こんなに無駄遣いが多くて、これから万が一のための1000万円単位のお金なんて貯められるのか…。不安しかありません!(笑)

  • 加倉井:では次に、老後資金としてどれくらい用意すればいいのか、目標金額を考えて行きましょう。

  • 単純計算でいうと、1ヵ月の支出×老後の年数=老後資金として必要な金額です。戸山さんの場合、28万円の収入−5万円の貯蓄ができているとして、23万円を仮に1ヵ月の支出としましょう。ちなみに、女性の平均寿命はご存知ですか?

  • 戸山:えー。80代半ばくらいですか?

  • 加倉井:素晴らしい、86歳です。それが毎年のように伸びていて、90歳以上になっていくと言われているんですね。ちなみに現在、女性が最も多く亡くなる年齢は92歳です。

  • 戸山:92歳!?一番多いのがその年齢なんですか?

  • 加倉井:と言われています。年金の受け取りも現在の65歳から70歳以上になると言われていますが、65歳から老後が始まるとしても80歳、90歳と生活をしていかなければいけないわけです。

  • 戸山:な、長い!!(笑)

  • 加倉井:仮に戸山さんの支出が月に23万円だとして、年間276万円。それが25年だとしても、6900万円。これくらい、必要になります。65歳から90歳とか、70歳から95歳とか。今は人生100年時代とか言われてるので、30年で計算してもいいかもしれないですけど。

  • 戸山:(絶句)……!!今くらいの収入はあと2年半しかないし、親もどうなるかわからないし、老後暮らしていけるのか、不安しかないですね…。

  • 支出の作り方と効率的な貯蓄の方法を教えてもらいます
  • あまりに莫大な金額が必要だと知り、がっくりと肩を落とす戸山さん。でも、絶望するにはまだ早い。後編では、手元資金を用意しながら老後資金を増やして行くための、支出の削り方と効率的な貯蓄の方法を教えてもらいます!

  • フィナンシャルプランナー 加倉井 慎さん

    相談に乗ってくださったのはこの方 フィナンシャルプランナー 加倉井 慎さん
    医療業界の営業を経て、フィナンシャルプランナーに転身。家計の見直し、保険相談、不動産売買のアドバイス、住宅ローンなどの相談を受け、担当世帯400世帯以上。大手金融機関社内で年間表彰される。2019年MDRT会員。
    お客様に寄り添うアドバイスで、「一家に一人、加倉井を」という存在を目指して活動中。

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