

2019/01/30
倹約家とはどういう意味? 節約家との違いは?
同じ職場の○○さんはなぜあんなに贅沢ができるんだろうと他人をうらやましく思ったことはありませんか?
その人が生まれながらのお金持ちの家庭であれば話は別ですが、ごく普通の人であるなら理由はその人が「倹約家」だからかもしれません。
人間は欲があるのでついつい無駄なことにお金を使ってしまいがち。
ですが、倹約家になれば無駄な出費を減らして自分の好きなことにもっとお金を使えるようになります。
今回は倹約と節約の違いや、倹約家の特徴など、「倹約家」について詳しくご紹介していきます。
倹約家とは?
倹約とは「無駄を省いて出費をできるだけ少なくすること。また、そうするさま」を言います。倹約の倹という漢字には「無駄や贅沢をしない」という意味があり、主にお金の無駄を省くことを指し、お金に関すること以外では用いられません。ただ、お金を切り詰めて生活するという点で、度が過ぎると「ケチな人」とマイナスに評価されてしまうこともあります。
倹約家は、節約すべきところはきっちりと節約し、使うべきところでは出し惜しみをしません。そのお金の使い分け方が倹約家とケチの違いと言えるでしょう。
節約家との違い
倹約家の類義語に「節約家」が挙げられます。節約家とは無駄づかいをやめて切り詰める人のこと。倹約がお金に関することのみに用いられるのに対して、節約は電気や時間などお金以外を切り詰める際にも使われます。節約の節には「区切り」という意味があり、制限のもとで切り詰めるということから、お金以外の広い意味で用いられています。
倹約の類義語・対義語
倹約の類義語には以下のものがあります。
「節約する行為、原価低減、コスト削減の意」
節用・節減・節倹・経済的
「無駄を避けるの意」
節約・質素・つつましい
「金や財産の消費における倹約の意」
節約・省・緊縮・安上がり・経済・節減・エコノミー・節倹
そして、倹約の対義語は「贅沢・奢侈・浪費」です。お金を身の丈以上に派手に使ってしまうという意味の言葉です。
類義語・対義語からも分かるように、「倹約」はケチというよりはつつましく謙虚で、浪費をせずに賢くお金を使う人という印象が強くなりませんか?
お金を節約するという意味でのみ使われるため、一般的には倹約家=ケチというイメージになりがちですが、本来は無駄を好まずお金を上手に使う人のことを指します。
倹約家ってどんな人?
ここまで説明した倹約の意味を踏まえると、倹約家とは「無駄を省いて上手にお金を使う人」のことです。そのため、お金持ちには倹約家が多いなんてこともよく言われます。
倹約家は、貯金もきちんとできるし、本当に必要なものを我慢することもないでしょう。また、お金をきちんと管理できる人はとても頼りになる存在となるため、相手からの印象もアップします。結婚を考えている場合、パートナーが倹約家かどうかを結婚前に見極めておきたいものです。
倹約家の特徴
倹約家の特徴をいくつかご紹介しましょう。
1)1カ月に使う金額を決めてある
計画的にお金を使える人が倹約家です。1カ月に使う金額をきちんと決めていれば衝動買いもなくなります。
2)料理上手である
倹約家はついついコンビニでお弁当を買ってしまうなんてことはしません。できるだけ自炊をすることが多いため自然と料理上手になります。
3)物を大切にする
物を大切に長く使うことは次々と新品に買い替える必要がないということ。それを分かっているので倹約家は物を大切にします。
4)情報収集能力が高い
クレジットカードを使うべきか現金で支払うべきか、ポイントカードの還元率はどうか、どこのお店でいつ安売りをするかなど、多くのお得情報を収集する能力が高いことも倹約家の特徴です。
倹約家な彼氏・彼女はどう判断する?
先ほど述べた「倹約家の特徴」を見極めることで彼氏や彼女が倹約家かどうかを判断することが可能です。
・いつもお弁当を持参している
・ポイントカードを数枚持っている
・次々と新品を買い揃えることはない
・物持ちが良く、同じものを長く愛用している
・お店のキャンペーン情報などに詳しい
これらを判断材料にして、倹約家かどうか特徴をしっかり見極めましょう。
倹約家とは、お金を無駄に使うことなく必要なときに必要な分だけ出費するという堅実な人のこと。ケチと違って「出すときには出す!」ため、倹約はしているものの、人付き合いも上手という特徴があります。
歳を重ねると急に思いがけない病気になったり、子育てをしている場合は想像以上にお金が必要となったりすることも。日頃から倹約してそんなときのために貯金していると焦らずに対処することができます。つまり、倹約するということは現在の自分の暮らしのためだけでなく、将来的にもメリットがあると言えるのです。