働き方はどう違うの?派遣と直接雇用のメリット・デメリット
働き方はどう違うの?派遣と直接雇用のメリット・デメリット

2018/08/23

働き方はどう違うの?派遣と直接雇用のメリット・デメリット

今は、非正規雇用の人が4割を占める時代。
なかでも、「2018年問題」が話題になるなど、注目を集めているのが派遣という働き方です。
そこで、派遣と正社員や契約社員といった直接雇用のメリット・デメリットをご紹介。
自身の今後の働き方を見直す参考にしてください。

文:佐野勝大

派遣と直接雇用の大きな違いは、どこに「雇用」されているかどうか

  • 派遣と直接雇用のメリット・デメリットを紹介する前に、まずは「派遣」という働き方についておさらいしておきましょう。正社員や契約社員との大きな違いは、就業先に直接雇用されているかどうか。派遣社員は派遣元の会社に雇われ、そこから派遣社員を必要としている別の会社で働くことになります。

  • お給料は、働いている会社ではなく派遣会社から支払われ、社会保険などの手続きも派遣会社が担当。働いている会社の契約が終了したら、また別の会社に「派遣」されるのが基本です。

  • ちなみに、派遣社員はどのような仕事に就いている人が多いのでしょう。2016年の総務省『労働力調査』によると、一番多かったのが「事務職(32.3%)」。続いて、「製造関連職(25.6%)」「運搬・清掃・包装関連職」(14.3%)「販売職(6.8%)」「サービス職(6.8%)」という順番になっています。

理想のキャリアパスを描きやすい反面、雇用が不安定な「派遣」

  • それではここからは、派遣のメリットについて見ていきましょう。まず、勤務地や勤務時間、期間などの条件が選べること。自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのが、大きな魅力です。いろいろな企業や職場を経験できるのも、派遣だからこそのメリット。人気企業で働けるチャンスも多いでしょう。

  • これまでの経験を活かせる仕事を選ぶことができ、自分が思い描くキャリアを築いていきやすいのも特徴。派遣会社のコーディネーターから、キャリアプランのアドバイスを受けることもできます。また、派遣会社が間に入っているため、職場や仕事について困ったことがあれば、気軽に何でも相談できるのも心強いでしょう。サービス残業がなく、プライベートも大切にしながら働けるのもメリットです。

  • ただ直接雇用と比べると、給与面や立場での不安定さが目立ちます。時給制で賞与がなく、交通費も出ないのがデメリット。重要なポストに就くチャンスが少なく、一定期間以上同じ会社で働けないため、物足りなさを感じることがあるかもしれません。

  • 〈派遣社員のメリット〉

    ・勤務地や勤務時間、期間などの条件が選べる

    ・これまでのキャリアが活かせる

    ・トラブル時などに派遣会社のサポートが得られる

    ・サービス残業がない

  • 〈派遣社員のデメリット〉

    ・基本的に時給換算のため、祝祭日が多い月は収入が減る

    ・賞与や交通費の支給がない

    ・3年以上同じ会社で働けないなど、雇用が不安定

    ・重要な業務を任されることが少ない

高い安定性があるいっぽうで、働き方の自由度が低い「正社員」

  • 直接雇用のなかでも、基本的に定年まで働き続けることができるのが「正社員」。よほどの理由がなければ解雇されることはありません。高い安心感のなか働けるだけでなく、高いポストに就けたり、昇給の機会が多かったりするのも大きなメリットです。福利厚生が充実しているのも魅力でしょう。

  • けれどもいっぽうで、正社員ならではのデメリットも存在します。部署の異動や転勤など、会社の意向に沿う局面が多いよう。休日出勤や残業を課せられるケースもあるでしょう。さらには責任も重く、経験を重ねれば組織の一員としてマネジメントの責任も生じてきます。

  • 〈正社員のメリット〉

    ・基本的に、定年まで働き続けられる

    ・賞与や退職金が得られる

    ・昇給・昇格の機会が多い

    ・各種保険や交通費の支給など、福利厚生が充実している

  • 〈正社員のデメリット〉

    ・異動や転勤がある

    ・やりたい仕事ができない可能性がある

    ・休日出勤や残業を課せられるケースも

    ・重い責任がのしかかる

  • 正社員と同じ直接雇用でも、雇用期間が決まっているのが「契約社員」という働き方。正社員のような転勤や異動がないので、自分が望む環境で腰を据えて働くことができます。社会保険や有給休暇など、正社員と変わらない条件で働ける部分が大きいのも特徴。それでいて、「副業・兼業OK」というケースが多く、正社員と比較して自由度が高いのもメリットです。ただ、正社員と違って昇進や昇給がなく、賞与ももらえないケースが多いよう。また期間限定の雇用のため、退職金も期待できないでしょう。

  • 結婚や出産をはじめ、これからライフステージが変化する人も多いはず。そうなったときに慌てなくてすむよう、それぞれの働き方のメリットやデメリットを知っておきましょう。そして、今の働き方が難しくなった際は、別の働き方にも目を向けるなどし、自分にとってベターな選択をしてください。

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