もうすぐ消費税が10%に!今のうちにやっておくべきこと、気をつけるべきこと
もうすぐ消費税が10%に!今のうちにやっておくべきこと、気をつけるべきこと

2018/05/25

もうすぐ消費税が10%に!今のうちにやっておくべきこと、気をつけるべきこと

2019年10月に、消費税率が10%に引き上げられる予定です。2%のアップとはいえ、大きな買い物に影響が出そうな予感。
「今のうちに○○を買っておこう」と考えている人もいるでしょう。
そこで、増税前に気をつけておきたいことや、やっておくべきことをご紹介します!

監修:横山光昭(家計再生コンサルタント) 取材・文:佐野勝大

増税前のまとめ買いは、決して得とは言えない!

  • 2014年4月に、税率が5%から8%に引き上げられた消費税。そして延期されていましたが、いよいよ来年秋には税率が10%へと引き上げられることになりそうです。前回の増税前もそうだったように、今後あらゆるモノの駆け込み需要が加速しそうな予感。やはり、税率が10%に引き上げられる前に、いろいろ買い込んでおいたほうがお得なのでしょうか。

  • ところが、家計再生コンサルタントの横山光昭さんは、その考えは大きな間違いだと断言します。「結論から言って、税率が10%へと引き上げられる前に、買っておいたほうがいいものは特にない」のだとか。

  • 「増税前になると、マスコミが買いだめ報道をするので、あれこれ購入しておかないと損という気持ちにさせられます。けれども、消費税が8%から10%になった場合、月収30万円の人の負担増は肌感覚として月6000円程度。それくらいなら、ちょっと出費を抑えればカバーできるでしょう」(横山さん/以下同)

  • ニュース番組やワイドショーで、「増税なんてやってらんねーよ!」と居酒屋でお酒を飲み、タバコを吸いながらインタビューに答えているビジネスパーソンを目にすることがありますが、確かに飲み会の回数やタバコの本数を減らせばカバーできそう。横山さんの言うとおり、それほど騒ぐほどのことではないのかもしれません。

  • 「それに、日用品などをまとめ買いすると、『まだまだあるからいいや!』とつい無駄遣いしてしまいがち。結果的に、増税前のまとめ買いはあまりお得だとは言えないと思います」

消費税が8%に据え置かれるものもあり!

  • 2019年10月から、あらゆるものが消費税10%になると思っている人もいるかもしれません。けれども実はそうではなく、税率8%のまま据え置かれるものもあるといいます。

  • 「今回の増税では、低所得者対策として特定のものを買う場合のみ税率を軽くする軽減税率が導入されます。その対象品目のひとつが、『酒類』『外食』『ケータリング・出張料理等』を除く飲料食品。ただ、牛丼店やハンバーガー店、蕎麦屋などの場合、テイクアウト・出前の場合は外食にあたらないため税率は8%ですが、店内飲食の場合は外食にあたるため税率は10%になるようです。そのほか、週2回以上発行されており、定期購読の契約をしている新聞も、軽減税率の対象品目として挙げられています」

  • 税率8%据え置きが予定されている軽減税率の対象品目

    ◆『酒類』『外食』『ケータリング・出張料理等』を除く飲料食品

    ◆週2回以上発行されており、定期購読の契約をしている新聞

消費税率の引き上げは、節約ライフをスタートさせるいいキッカケに!?

  • 数百円、数千円程度の日用品ならまだしも、数千万円もする戸建てやマンションの場合は、税率2%の差は大きくなるはず。たとえば、3000万円の物件で建物部分が2000万円だとしたら、40万円も消費税が上乗せ(土地には消費税がかからない)される計算になります。それでも、増税前に購入したほうがいい、とは言えないのでしょうか?

  • 「確かに40万円の差額は、大きいかもしれません。けれども、人生最大の買い物とも言われる住まいの購入の決断を、それだけで急いでしまっていいのでしょうか。また、増税前は駆け込み需要でニーズが高まるため、そもそも販売価格が割高になる可能性もあります。逆に、増税後のほうが安くなるかもしれません」

  • この例からもわかるように、単純に消費税が上がるからといって、買い急ぐのは決して得策ではなさそう。つまり、「増税前に!」と焦って買うのではなく、今の自分にとって本当に必要なものかどうかという基準を大切にしたほうがいいということのようです。

  • 「それでも消費税アップによる負担増が気になる方は、ぜひこの機会に節約に挑戦してみてください。ランチをお弁当にしたり、毎週末の飲み会を1次会で切り上げたり、ペットボトル飲料を買わないよう心がけたりするだけで、増税分以上に節約できるかもしれません」

  • 消費税率10%引き上げは、すでに決まったこと。けれどもこれを機に、節約ライフをスタートさせて貯蓄体質にチェンジできれば、むしろプラスの効果が期待できるでしょう。

  • 家計再生コンサルタント 横山光昭さん

    お話を伺ったのはこの方 家計再生コンサルタント 横山光昭さん
    お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、1万人以上の家計を立て直した気鋭のファイナンシャルプランナー。個別相談やメディア出演のほか、『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)や『遊んでいても勝手に貯まる ほったらかし貯金術』(永岡書店)をはじめ、著作多数。その累計は276万部を超える。

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