もしも働けなくなったときに備えて…。今すぐやっておきたい、「固定費」見直しのコツ
もしも働けなくなったときに備えて…。今すぐやっておきたい、「固定費」見直しのコツ

2017/12/11

もしも働けなくなったときに備えて…。今すぐやっておきたい、「固定費」見直しのコツ

病気やケガで働けなくなってしまったら、絶体絶命のピンチ!
万が一のときのリスクを最小限にとどめるためにも、
日々の暮らしのなかで出ていく出費を抑え、できるだけ貯蓄しておいたほうがいいでしょう。

そこで、大きな節約効果が期待できる固定費の見直しのコツを紹介します。

取材・文:佐野勝大、監修:山口京子(ファイナンシャルプランナー)

一番大きな節約効果が期待できるのは、固定費の見直し!

  • 病気やケガで、長期にわたって入院や療養をしなくてはいけなくなると、安定的な収入が途絶えてしまいます。お給料のように毎月一定額がもらえる「就業不能保険」という心強い保険に頼る方法もあるものの、万が一に備えて日頃からお金の使い方をあらためておくことも大事。では、具体的にどうすればいいのでしょう。

  • 「一番大きな節約効果が期待できるのは、固定費の見直しです。固定費というのは、毎月決まって出ていくお金のこと。その代表的なものは、『住宅費』『通信費』『水道光熱費』『保険代』『車の維持費』などです。これらを上手に削減できれば毎月の支出を確実に減らすことができ、働けなくなったときのリスクも最小限に抑えられるでしょう」(山口京子さん・以下同)

  • 家計簿をつけるのは苦手で、固定費がいくらかかっているかを把握していないという人もいるかもしれません。けれども、固定費の多くは自動引き落としになっているはず。銀行の引き落としやクレジットカードの明細表を見れば、大まかに把握することができるでしょう。

今すぐできる、固定費の見直しのコツがいっぱい!

  • では、ここからは「住宅費」「通信費」「水道光熱費」「車の維持費」「保険代」、それぞれの見直しをするときのポイントを紹介しましょう。

  • ●「住宅費」の見直しのコツ

    賃貸物件に住んでいる人は、契約更新のタイミングで家賃の安いお部屋に引っ越すことを検討しましょう。不要なものを処分してモノを減らせば、狭くても快適な暮らしができるはずです。すでに住まいを購入し、住宅ローンを組んでいる人も、今は低金利なので借り換えで得する可能性が。ぜひ金融機関で、シミュレーションをしてもらってください。

  • ●「通信費」の見直しのコツ

    手っ取り早くできるのが、スマホや携帯電話の料金プランの見直し。契約しているプランに無駄がないかをチェックしてみてください。また、格安スマホや格安SIMの活用も通信費削減に効果的。人によっては、通信費を今の3分の1ほどに抑えることができるかもしれません。そのほか、インターネット回線とスマホのセット割引を活用する方法もあります。

  • ●「水道光熱費」の見直しのコツ

    確実に電気代を抑えたいなら、契約アンペアを見直すこと。使える電力量が少なくなりますが、基本料金が安くなるでしょう。また、最近の家電製品は省エネ性が高いので、買い換えるだけで節電できるケースも。電気・ガスの自由化によって誕生したセット割引なども、上手に活用すればコストダウンにつながる可能性が高いです。

  • ●「保険代」の見直しのコツ

    万が一の際に、自分や家族にとって本当に必要な保障について考え直し、その保険の必要性を見極めましょう。ただ、貯蓄性の高い保険のなかには、解約しないで保険料を払わずに契約だけ続ける「払い済み保険」にした方がいいケースもあります。目先のことだけを考えて、解約してしまうのは危険。見直しの際は、ファイナンシャルプランナーや保険会社に相談してみましょう。

  • ●「車の維持費」の見直しのコツ

    通勤で使用しているなど日々車が手放せない人は別として、週末だけしか乗らない人は思いきって手放すという方法もあります。近年注目が高まりつつある、カーシェアリングの活用を検討してみましょう。車の購入費用や駐車場代、維持・メンテナンス、保険料、税金、車検代が不要に。しかも、月額基本料1000円前後+15分200円前後で借りられます。

固定費削減を実現し、収入の10%~25%を貯蓄へ!

  • 固定費を削減できると、食費・雑費・交際費・被服費といった日々の生活に必要なお金を引いた、自由に使えるお金が増えます。もしも働けなくなったときに備えて、それをしっかり貯蓄にまわしておくことが重要。では、毎月いくらくらいを貯蓄にまわすのがいいのでしょう。

  • 「働けなくなったときにいくら必要かは、個人の事情や環境によって異なるので、あくまでも理想的な家計の支出割合をご紹介します。一般的には、収入の10%~25%を貯蓄にまわせるとベスト。手取り20万円なら2万円~5万円、手取り25万円なら2万5000円~6万2500円、手取り30万円なら3万円~7万5000円です。実家暮らしなら家賃などの負担がないので、収入の40%を貯めるのも夢ではありません」

  • 万が一に備えて、固定費見直しと同時に家計全体を見直してみるのもいいかもしれません。しっかりとした蓄えさえあれば、もしも働けなくなった場合でも、お金の苦労から少しは解放されるはず。将来訪れるかもしれない絶体絶命のピンチを乗り越えるためにも、今すぐ自分のお金と真剣に向き合ってみましょう。

  • ファイナンシャルプランナー 山口京子さん

    お話を伺ったのはこの方 ファイナンシャルプランナー 山口京子さん
    フリーアナウンサーを経て、2000年にファイナンシャルプランナーの資格を取得。お金のプロとしての活動をスタートする。保険に精通しており、生命保険・損害保険・少額短期保険募集人資格も所持。セミナーやテレビ・ラジオ出演、執筆、個別相談など、幅広く活躍している。『お金に泣かされないための100の法則』(主婦と生活社)をはじめ、著書多数。

campaign注目のキャンペーン

related article関連記事