【明細開示編】お給料、どう使ってる? FPに公開相談!もしもの失業に備えたい、めんどくさがり30歳契約社員・改造計画
【明細開示編】お給料、どう使ってる? FPに公開相談!もしもの失業に備えたい、めんどくさがり30歳契約社員・改造計画

2017/12/07

【明細開示編】お給料、どう使ってる? FPに公開相談!もしもの失業に備えたい、めんどくさがり30歳契約社員・改造計画

女子たちの様々なお金の悩みを、現役ファイナンシャルプランナー加倉井慎さんがズバリ診断&解決する連載企画。
第2回目の今回は、約1年半後に契約満了を控えた30歳の契約社員、内山美香さん(仮名)のご相談。

失業や就業不能などの事態も考えて貯金しなければいけないのに、毎月お金がどこかへ消えていく…というお悩みを考えます。
まずは前編、明細開示編から。貯め体質へのアドバイス後編も、併せて紹介します。

取材・文:江尻亜由子、監修:加倉井慎(ファイナンシャルプランナー)

記帳を全然しないから、自分の貯蓄額を把握できていない…

  • 内山:30歳の契約社員、内山です。現在の勤務先は平均以上のお給料だと思うのですが、お金の管理が苦手で全然貯まりません。正社員ではないので何かあっても保障がなく将来の備えも必要だし、保険の見直しも含めて何をどうすれば良いのか全然わからないので、ご相談をお願いします!

  • 加倉井:契約社員とのことですが、契約はいつまでですか?

  • 内山:2019年半ばまでなので、あと1年半です。更新はない契約なので、必ずそこで転職することになります。その時に次が見つからないと収入が途絶えてしまうので、まずはそこで余裕を持って転職活動ができるくらいの備えをしておきたいなと思って。

  • 加倉井:確かに、それは大切ですね。

  • 内山:ただ、その場合にいくらくらいあればいいのかも、よくわからないんです。

  • 加倉井:契約満了での失業は自己都合扱いになりますので、失業してから3ヶ月間は失業保険が受給できません。4ヶ月目からは受け取れますが、その空白期間に備えることを考えて、まずは現在の月収の3ヶ月分を目標貯蓄額にすると良いと思います。

  • 内山:なるほど…! ただ、その後も正社員になれるかはわからないので、働けなくなるような事態への備えや老後資金の準備も始めたいと思っています。そういう場合に今入っている保険はどうなんだろう? と思って、その見直しもしたいんです。

  • 加倉井:わかりました。保険の話はひとまず置いておいて、まず現在のお給料明細と、支出内容から見て行きましょう。

    加倉井:定期預金は、どのくらい貯まっていますか? ボーナス時に金額を増やしたりしているのでしょうか。

  • 内山:いえ、単純に毎月2万5000円×12ヶ月です。始めてから2年半くらいだから…1年で30万円、2年半で75万円ですね。えー、もう100万円はいってると思ってたのに!

  • 加倉井:(笑)。通帳やネットなどで金額の確認はされていないんですか?

  • 内山:そういえば、定期預金の記帳は全然してなかったです。1年半に1回くらい。

  • 加倉井:転職のための月収3ヶ月分というと約90万円として、もう少しですね。他に貯蓄はありますか?

  • 内山:普通預金の口座残高は、15万円以上をキープするようにはしています。急なお金が必要なときに、それくらいあれば対応できるかなと思って。

  • 加倉井:そうすると、定期預金の75万円+15万円で、転職対策として貯めておきたい資金90万円は用意ができていますね。

  • 内山:あっ、確かに。でもそれって、貯まっているといわれても全然安心できない金額ですね(笑)。せめて200万円くらいあると安心かな…。

  • 加倉井:そうですね。それでは、支出の内容について見てみましょう。

リボ払いは避けているのに、ローンや分割払いで手数料が…!

  • 加倉井:奨学金の返済というのは、利子のつくタイプの奨学金ですか?

  • 内山:どうだろう…。ついてるかもしれません。40歳くらいまで返済が続く予定なので、そういうものだと思って気にしてませんでした。

  • 加倉井:利子がつくタイプなのでしたら、ボーナス時に多く払って繰り上げ返済していくと、かなり支払い総額に差がつくと思いますよ。ボーナスは何に使ってますか?

  • 内山:旅行ですね。普段仕事をがんばっている分、旅行はちょっと贅沢な宿にして、ケチケチせずにぱーっと使いたいんです。

  • 加倉井:夏冬どちらかのボーナスだけでも、返済に当てませんか?

  • 内山:うーん。でも、旅行行きたい…(笑)。

  • 加倉井:(笑)わかりました。ではこの、ローンというのは?

    内山:脱毛のためのローンですね。これはもうすぐ終わりますけど、美容や衣類での高い買い物をする場合は、分割にするように心がけていて。

  • 加倉井:それはなぜですか?

  • 内山:キャッシングとリボ払いは絶対にしない、って決めてるんです。周りの友人に、リボ払いの支払いに追われている人が多くて。見ていると毎月借金が溜まっていってる感じがするので、リボ払いは怖いなと思っていて。

  • 加倉井:リボ払いと違って分割払いは1つの商品やサービスに対しての支払いなので、決められた回数を支払えば返済が終わります。そこは、どんどん借金が積み重なるリボ払いとは違いますが、分割払いもリボ払いも、13%とか17%という高い手数料がかかります。

  • 内山:えっ!! そんなにかかってるんですか!?

  • 加倉井:はい。15%だとすると、本来は20万円のものに対して、3万円分の手数料を支払っていることになります。現在の預金金利が0.001%〜0.1%程度だと考えると、とんでもない無駄だと思いませんか? 分割払いをするくらいなら、定期預金を解約してでも先払いしたほうがいいです。

  • 内山:そうですね…。分割よりは、クレジットカードの1回払いにするほうがいいですか?

  • 加倉井:もちろんです。ほとんどのクレジットカードは、2回払いまでは手数料はかかりませんから。ポイントが貯まるなどの利点もありますし。

  • 内山:分割払いの手数料なんて、気にしたこともありませんでした。そんなに支払っていたなんて、ショック…!

  • 加倉井:家賃については、ご自身でどう思われてますか?

  • 内山:都内にしては、家賃の高いエリアではないんですよね。ここは、無駄はないと思います。

  • 加倉井:携帯料金は、あまり通話をしないなら格安SIMなどを使うと3000円くらいになったりもしますけど…。

  • 内山:それって、今の機種のまま使えるんですか?

  • 加倉井:SIMカードを変えるだけで今の機種を使うこともできますね。ただその場合、タイミングによっては現在の携帯会社に対して解約金がかかります。またメールアドレスなどは変わりますね。

  • 内山:うーん、それは抵抗ありますね…。手続きも面倒で私には無理そう。そう考えると、削れるところがないんですよね。

    加倉井:逆にご自身で現在の収支を見直してみて、気になる出費はありますか?

  • 内山:相談させていただくと決まってから、家計簿アプリで自分が何にお金を使っているのか、記録してみたんです。そうしたら食費に1日3000円近く使っていて、結構多いなと思いました。週末は出かけない日もあるので、使わないこともあるんですけど。

  • 加倉井:一人暮らしの女性だと食費は3万〜4万円という方が多いので、5万円は少し多いですね。自炊はされてますか?

  • 内山:仕事が忙しくて帰宅が深夜になることも多いので、自炊は全くできてないです。ランチも夕食も、外食かコンビニ。特に夕食は、「今日はがんばったからスイーツも」ってコンビニでフルに買ってしまうんです。でも、今の仕事状況で自炊は絶対に無理!

  • 加倉井:食費を減らす方法というと自炊をしたり、ランチにお弁当を作ったりということになりますけど、お仕事がそこまでお忙しいと、難しそうですね。飲み物は、会社内では無料ですか? もし飲み物代もかかっているなら、マイボトルを持参するとか。

  • 内山:飲み物代、毎日かかってますね。ただ、マイボトル…。毎回洗わなきゃいけないんですよね…。

  • 加倉井:内山さん…、出費を削減する気がないですね?(笑)

  • 内山:えっ!(笑) そんなことないです。削減方法、一緒に考えてください!

  • 仕事の忙しさからか、出費削減案に対して「めんどくさい」が先に立ってしまう様子の内山さん。貯め体質への道は遠い!? アドバイス編の後編に続きます!

  • ファイナンシャルプランナー 加倉井慎さん

    相談に乗ってくださったのはこの方 ファイナンシャルプランナー 加倉井慎さん
    医療用医薬品商社での営業職を経て、外資系金融機関へ転職しファイナンシャルプランナーに転身。家計の見直し、保険相談、不動産売買のアドバイス、住宅ローンなどの相談を受け、年間400世帯以上、累計2000世帯以上にアドバイス。大手金融機関の年間表彰式に、3年連続入賞中。
    お客様に寄り添うアドバイスで、「一家に一人、加倉井を」という存在を目指して活動中。

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