【アドバイス編】お給料、どう使ってる?FPに公開相談!結婚資金を貯めたい! 20代後半マネー無頓着女子・改造計画
【アドバイス編】お給料、どう使ってる?FPに公開相談!結婚資金を貯めたい! 20代後半マネー無頓着女子・改造計画

2017/10/05

【アドバイス編】お給料、どう使ってる?FPに公開相談!結婚資金を貯めたい! 20代後半マネー無頓着女子・改造計画

前編では、結婚資金を貯めたい20代1人暮らし・山口えりさん(仮名)の月収と、その使い途詳細を教えてもらいました。そして、結婚資金として貯めなければいけない金額が、1年で300万円だと判明。この後編では、家計の無駄をスリム化し、しっかり貯め体質になるためのアドバイス編。ファイナンシャルプランナー加倉井 慎さんに、指導してもらいます!

取材・文:江尻亜由子、監修:加倉井 慎

月に11万5000円の支出削減が目標。その方法とは!?

  • 加倉井:山口さんは、結婚資金として月10万円を貯めるという目標がはっきりしました。ここからは、それを実現するための削減案を考えます。もう一度、収支の明細を見てみましょう。

    加倉井:まず、財形貯蓄で5万円を天引きしているのは、とてもいい仕組みだと思います。貯められる人と貯められない人の違いは、そこなんです。貯められるのは、先取り貯蓄をして、残ったお金で生活ができる人。貯められないのは、使った後に残ったお金を貯金に回そうと考える人、といわれています。

  • 山口:でも私の場合、収支がマイナスになっているので、財形分の5万円がまるまる貯金できているわけではないんですけど(笑)。ボーナスで補填していたりしますし。

  • 加倉井:そこは、マイナスにならないようチェックしていきましょう。まず山口さんは手取りに対して約15000円の赤字です。また、転職されるとのことですが、お給料は同じくらいですか?

  • 山口:大体同じだと思います。

  • 加倉井:では、現在の支出金額を11万5000円削減することを考えて行きましょう。その場合、細かい節約も大切ですが、大きな支出から削減して行くほうが効率的です。ご結婚を考えていらっしゃるなら、彼氏さんと一緒に住むことにしたほうが家賃を下げることができるのでコストカットできますが、いかがですか? もしくは、それぞれのご実家に住んで1年間お金を貯めるとか。

  • 山口:彼は都内ですけど、私の実家は地方なので、実家に住む案は難しいです。ただ家賃を削減できるのは大きいなと思っていて、実はもう、一緒に住む相談をしていまして。今考えている物件でいうと、私の負担は7万円くらいで、1万1000円減らせます。

  • 加倉井:同居する場合は、光熱費も減らせますね。ただ、部屋が大きくなるなら6割くらいで6000円くらい、ー4000円でしょうか。

結婚前提だからこそ、2人暮らしで固定費の削減が可能に

  • 加倉井:あとは、金額の大きい食費を見直して行きましょう。ご結婚に向けて二人でがんばるなら、週末の外食を自炊にするとか。

  • 山口:そうですね。それを半分にするだけでもー1万円。一緒に住むなら夕食も自炊を増やしたいと思います。ランチについては、転職先には社員食堂があって、1回500円くらいにできそうなんです。なので、今の半分でー1万円。あとは、自宅で淹れたコーヒーをマグに入れて持って行ったり、ティーバッグでお湯を入れるだけにすれば、材料費が1500円だとしてもー7000円にできて…。

  • 加倉井:固定費でいうと、今は格安スマホもあるので、携帯の費用は月2000〜3000円にすることもできますね。通話は高めに設定されているので通話が多い方は別ですが、LINEやメールが主で通話もLINE電話にできるなら、そこでも5000円削減できます。

  • 山口:そんなに安くなるんですね…。通話はそれほど使わないし、すぐに変えます!

  • 加倉井:今見直した項目を合計すると、削減できる金額が4万7000円になりますね。

  • 山口:転職先では財形のシステムがなくなるので、その5万円も結婚資金に回せます。合計で9万7000円だから…。

  • 加倉井:あと1万8000円。見えてきましたね。

  • 山口:すごく楽しくなってきました(笑)。あとは、使途不明の雑費で買っていたフィギュアや時間外のATM使用をやめることで、2万円以内に収めて、-2万5000円に。

  • 加倉井:赤字を解消して、10万円貯金できる形になりました!おめでとうございます。

    山口:やったー! 10万円達成!(笑)

  • 加倉井:まだ達成はしていませんから、落ち着いて(笑)。

貯金額を最初に確保し、使うのはデビットカードの限度内で!

  • 山口:この貯金を実行するために大事なことって、ありますか?

  • 加倉井:まずは、先ほどもお伝えしたように先に貯めたいお金を天引きなどにしてしまうことですね。財形がなくなるなら、強制的にお給料日に引き落とされる自動積立定期預金にするとか。定期口座を作るとATM手数料が1回無料、のような銀行もありますから、そういう意味でもおすすめです。

  • 山口:では、30万円弱から10万円を先に引いて、あとの20万円弱で生活をすると。

  • 加倉井:その20万円を、まず「家賃」「光熱費」「食費」と分けておいて、現金やデビットカードで使える枠としてしっかり管理するのがオススメです。ないお金は使えませんから。

  • 山口:ただ、現金にすると私は使途不明金になりがちで…(笑)。でも、お給料をもらったら20万円全部下ろして、封筒にそれぞれ分ける、くらいのことをしないといけないってことですね。

    加倉井:そうですね。300万円貯めるっていうのは、相当なことですから!

  • 山口:あっ(笑)。確かに! ただ私は明細が残るほうが安心なので、なるべくデビットカード(※)を使う方向にします。

    ※預金口座に紐づけられた決済用カード。使用した金額が即座に口座から引き落とされるため、口座に入っている金額が使用限度額に。

  • 加倉井:それは人それぞれなので、使いやすいほうで大丈夫です。クレジットカードも、使い過ぎないでいられる人なら明細も残るしポイントもつくし、いいと思います。ただ、手数料がかかるリボ払いはNGですけどね。

「10万円を貯金」を携帯待ち受けにして、無駄使いを防ぐ!?

  • 山口:そもそも使い過ぎを防ぐ方法って、何かあるんでしょうか?

  • 加倉井:人間の脳は忘れっぽいので、今これだけ貯めようと心に誓っても、明日あさってになったら忘れちゃいますよね。だから、携帯の待ち受け画面に目標額を入れて常に見えるようにしておくとか、家に張り紙をしておくとか。私自身も目標数値があるので、それは常に掲げていますよ。携帯は、絶対に見るじゃないですか。

  • 山口:スマホの待ち受けに「月10万円!」と(笑)。見るたびに「無駄使いしちゃいかん」って思い出しますね。やってみます! 

  • 加倉井:あとは、今の計算だとボーナスは手つかずなので、そこは余裕があります。ただ一緒に貯めておけば、新婚旅行や結婚後の生活のために使う資金にもなると思います。

  • 山口:私は旅行が趣味なので、ボーナスはその資金にしてるんですけど、この1年は我慢します! ヨガ教室も、やめて貯金にまわしたほうがいいですか?

  • 加倉井:結婚式の美容のためには、大事ではないですか? 僕も運動が好きなので大事だなと思いますし、あまりストレスをかけて削減するのは個人的にあまり好きではないんです。ストレスをかけずに、お金を貯めていくほうが長続きしますし。削りすぎると、何のために生活してるのかよくわからなくなりますからね。

  • 山口:そうですよね! では10万円の天引き分について、少しでも利率がいい預け先というと、何かありますか?

  • 加倉井:今はメガバンクの普通預金だと0.001%くらいですが、ネット銀行だと0.1%〜0.15%の利息がつきます。地方銀行も、メガバンクより利率が高いところが多いですよ。

  • 山口:なるほど、調べてみます。

  • 加倉井:目標をしっかりさせて、それを達成した先の楽しい状況を想像しておけば、そこに向けてがんばれると思います。素敵な結婚式のために、がんばってくださいね。

  • 山口:数字がはっきりすると、できる気がしてきました。ありがとうございました!

  • ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん

    相談に乗ってくださったのはこの方 ファイナンシャルプランナー 加倉井 慎さん
    医療業界の営業を経て、ファイナンシャルプランナーに転身。家計の見直し、保険相談、不動産売買のアドバイス、住宅ローンなどの相談を受け、担当世帯400世帯以上。大手金融機関の年間表彰式に、3年連続入賞中。
    お客様に寄り添うアドバイスで、「一家に一人、加倉井を」という存在を目指して活動中。

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